テレビ出演
今日はテレビの収録のため、NHK神戸放送局まで行ってきました。
リハーサルから本番まで1時間ほど。でも実際に流れるのは5分ほどです。ナマではないのでそれほど
緊張はしなかったけれど、相変わらずたどたどしい話し方で、我ながら情けない。
番組名は「ニュースKOBE発」。この中の「この人に聞く」というコーナーに出演します。放送日時は4月
10日(水)午後6時10分から7時まで。ローカル番組なので、放送されるのは兵庫県内だけ。兵庫県にお住
まいの方で、興味のある方はご覧ください。三好達治賞贈呈式の模様も少しだけ流れる予定です。
明日は大学の最初の出講日で、終わってから「びーぐる」の編集会議。明後日には大学の同窓生によ
るお祝いの会(という名目の飲み会)があり、週末には池田順子さんの日本詩人クラブ新人賞贈呈式出
席のために上京します。これが済んだらやっと一段落。少しのんびりとできそうです。
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三好達治賞授賞式
昨日は大阪市公館で三好達治賞の授賞式が行われました。晴天で、外は初夏のような暑さでした。時
間より早く着いたので、隣にある藤田邸跡公園を散策しました。桃の花も桜も満開。多くの人が花見を楽
しんでいました。
2時から授賞式。緊張した受賞の挨拶も朗読も無事に済み、ホッとしました。
東京や群馬、広島、岡山、三重など、遠方から参列してくださった方々もいて、ありがたいことでした。特
に藤富保男さんは体調がすぐれない中、東京から来てくださり、拙作について20分ほど話をしてくださいま
した。古い僕のエッセイ「ロリータの右手」などを例に出しながら、「そびれる」(言いそびれる、聞きそびれ
る)というのが高階杞一の詩法であるというお話は、示唆に富み、大いに納得させられました。
懇親会では多くの方とお話ができましたが、何しろ100人ほどの参列者がいて、ゆっくりと話を交わす間
がなかったのは申し訳ないことでした。
式の後は会場近くの居酒屋で2次会。こちらの参加者は20数名で、ここでやっと落ち着いてお酒を飲む
ことができました。ここでも大いに盛り上がり、気がつくと5時間ほどが過ぎ、最終間際の電車に乗って帰
ってきました。
少々疲れたけれど、とても楽しい会でした。皆さん、ありがとうございました!
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藤田邸跡公園 |
授賞式後の記念撮影 |
懇親会で藤富保男さんと |
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花束の贈り物
今日は立派な花束が届きました。遠く離れた町に住む詩人のHさん(女性)からの贈り物。この前職場
の元同僚たちからもらった花束や、レモンの木と共に、殺風景だった我が家が急に華やいできました。あ
りがたいことです。
明日はいよいよ授賞式。天気予報も晴天だし、桜も見頃。何だかいい授賞式になるような気がします。2
次会も楽しみ!
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元同僚たちからの花束 |
Hさんからの花束 |
Hさんの花束を花瓶に挿して |
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抜歯とレモンの木
今日は歯医者さんで歯を抜いてもらってきました。1ヶ月ほど前に別の歯医者で、歯の根元が割れてい
るとのことで抜かれたのですが、完全には抜けきれず、またその後の治療方針にも疑問を感じて、歯医
者を変えたのでした。
前回は1時間以上もかかって抜けなかったのが、今日は15分ほどで抜けました。やはり技量の違いでし
ょうか? これからしばらくは歯医者通いになりそうです。それはまあ我慢するとして、今日はお酒が飲め
ないのがつらい(涙)。
先日、知人女性二人から、受賞のお祝いにレモンの木をいただきました。
なんでレモンなんだろう? 梶井基次郎賞と勘違いしたのかな(こんな賞は
ありませんが)、と思ったりもしましたが、二人にはそれなりの理由(育つも
の、詩につながるものがいい)があったようです。「なによりレモンの爽やか
さが先生のイメージにぴったりでしょ(^^)」とも書かれていたので、素直に納
得しました(笑)。
授賞式まであと3日。苦手な朗読の練習に励んでいます。
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三好達治50回忌
昨日は三好達治の50回忌法要に参列してきました。場所は大阪府高槻市にある本澄寺。日蓮宗のこ
の寺は、達治の弟三好紳介(僧侶名・龍紳)が第41世住職となり、それが縁でここに達治の墓が建てられ
ました。また境内には土蔵を改装したような三好達治記念館も設けられています。
現在の住職は紳介さんの長男(達治の甥)孝(僧侶名・龍孝)さんがされています。この孝さんとは20代
半ば頃からの付き合いで、最初に作った「パンゲア」という同人誌によく英米詩の翻訳などを寄稿してもら
ったりしてました。
そういう縁のあるお寺なのですが、訪れたのはたぶん20年ぶりぐらいではないかと思います。法要には
60名ほどの方が参列されていて、以倉紘平さんや鈴木貘さんなど旧知の詩人も何人かいました。また親
類縁者の方も多く、ほとんどが兄弟の子供や孫の方々ですが、中で驚いたのは、達治の長女である松子
さんが参列されていたことでした。伝記や年譜でお名前は知っていたけれど、まさかこんなところでお会い
できるとは思いもしないことでした。法要後の偲ぶ会の後、少しばかり話をさせていただき、最後には握手
までさせていただきました。握った手を通して、達治が目の前に甦ってくるようでした。
三好達治50回忌。こういう節目の年に、その名を冠した賞を授かったというのも何か縁のようなものを感
じます。
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お祝いの会とテレビ出演
昨日は50歳まで勤めていた職場の同僚たちが三好達治賞受賞のお祝いの会を開いてくれました。場所
は梅田の高級な中華料理店で、参加者は13名。数年ぶりに会う者もいれば、10年ぶりくらいに会う者もい
て、なつかしい話に花が咲きました。参加者には受賞詩集も差し上げて、詩の話を少しばかりしたりもしま
した。
1次会だけではもの足りず、2次会にも行って、さらに盛り上がりました。辞めてから11年にもなるのに、
こんなお祝いの会をしてもらえてありがたいことです。最後には大きな花束ももらいました。皆さん、ありが
とう!
この会の前には某テレビ局の人とも会いました。ニュース番組への出演依頼で、その事前の打ち合わ
せでした。今回の受賞詩集のことや、これまでの詩作のことなどを1時間ほどお話ししました。収録と放送
は4月の第2週。その前には授賞式があり、その後には大学の同窓生によるお祝いの会などもあり、何
やかやと忙しくなってきました。
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カニ満腹旅行
1泊2日でカニ満腹旅行に行ってきました。行った先は丹後半島にあるいつもの「自給自足」という名の
ペンション。震災や母の心臓手術などがあり、3年ぶりのカニ旅行となりました。
カニの刺身、ゆでガニ、焼きガニ、鍋など、カニのフルコース。最後の鍋は食べきれず、翌朝の雑炊にし
てもらいました。また泊まっていた客の方から巨大な牡蠣をいただき、これも焼いて食べました。牡蠣を殻
のまま見たのはたぶん初めて。こんな岩のようなものの中に入っていたんですね。昔の人はよくこんなも
のを食べようと思ったなあと感心。
翌日は小京都として親しまれている出石(いずし)へ行き、城下町を散策した後、名物の皿蕎麦をいただ
きました。ソバつゆに生卵ととろろを入れるのが特徴のようです。これも美味。
城下町には、今、大河ドラマ「八重の桜」に出てくる新島八重の最初の夫、川崎尚之助の生家跡もあり
ました。いくら探しても分からないので、近くの店の人に聞いたら、そこの化粧品屋がそうだと教えられまし
た。店の扉に、「川崎尚之助生家跡」と書かれた小さな木製の札がかかっています。大河ドラマが始まっ
てから急遽生家跡を探して架けたんでしょうね。それまでは出石の人も川崎尚之助なんて人を知らなかっ
たのではないでしょうか。
出石の後は天空の城として脚光を浴びている竹田城へ行きました。午後からなのでさすがに雲海は出
ていなかったけれど、眺めは最高でした。よくこんな高いところに巨石を運び、城を築いたなあとこれにも
感心。平日にもかかわらず、たくさんの人が来てました。
最後は近くの日帰り温泉につかり、帰ってきました。2日目は天気もよく、楽しく、充実した旅行になりま
した。
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ペンション自給自足 |
くつろぐホッピーとコッコ |
巨大な牡蠣(右) |
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出石城 桜は3分咲き |
皿蕎麦 5皿で1人前 |
川崎尚之助の生家跡 |
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出石の辰鼓楼 |
竹田城(下から見上げて) |
竹田城(頂上) |
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空とぶキリン社 新刊、入稿
空とぶキリン社の新刊詩集の編集が終わり、印刷所に版下を入稿しました。これが空とぶキリン社とし
て12冊目の詩集。今回もなかなかいい表紙になったのではないかと自負しています。中身はもちろん高水
準。やさしさとほろ苦さに包まれた詩集です。
発行は5月1日の予定。まだ作者名は明かせませんが、お楽しみに!
東京では桜が満開になったとのことですが、こちらはまだ蕾のまま。満開まで後2週間ぐらいはかかりそ
うです。
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ガーネット69号、詳細
ガーネット69号の詳細(目次)を作成しました。「ガーネット最新号」の欄に記していますのでご覧下さい。
表紙の絵は毎回抽象画のようなものですが、それゆえいろんな形に見えるようです。今号の表紙では、
犬の頭のように見えるとか、妖怪の一反木綿のように見えるとか(僕にはどうしてもそう見えませんが)、い
くつかの感想が寄せられました。
皆さんにはどう見えるでしょうか? 自分では、赤ちゃんが母親のおっぱいを吸っているようなイメージで
その部分を切り取ったのですが…。
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「クウネル」に「早く家へ帰りたい」
本日発売の女性誌「クウネル」(マガジンハウス社)に「早く家へ帰りたい」が紹介されています。紹介者
はフォーク歌手で詩人の友部正人さん。ゲラで先にその紹介文を読みましたが、とても心のこもった文章
で、感激しました。
書店で見かけたらぜひ読んでみてください(できれば買って!)。友部さんのオフィシャルサイトにもこの
記事のことが少し触れられています(トップページの項目、上から2つめ「友部正人より」をクリックしてご覧
ください)。
それにしても不思議です。去年の夏頃から突然『早く家へ帰りたい』がいろんな場所で話題になり始めま
した。北海道新聞で取り上げられたり、詩誌で取り上げられたり、入手したいと言ってくる人がいたり、さら
には復刊の話が出てきたり……。どれもバラバラな出来事です。友部さんも復刊のことは全く知らずに紹
介されています。これはどういうことなんだろう? 刊行(1995年)から18年も経って、再び光があてられる
とは。何だか見えない力が働いているように思えてきます。
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