レモンの植え付け
このところ寒い日が続いています。一昨日の大学出講日は、暑くなるという天気予報を信じて薄着で行
ったら、寒くて寒くて、授業中に鼻水がズルズル。寒気もしだして、これは風邪を引いたかなと思っていた
けれど、お酒を飲んで一晩寝たら、何とか治りました。
元気も出たので、今日は前から気になっていた鉢植えのレモンを庭に植え付けました。時期的にはちょ
うどいい頃。枝にはもうピンク味を帯びた蕾がたくさん付いています。もうすぐ満開の白い花が見られそう
です。
この1ヶ月半ほど原稿らしい原稿は書いていませんでしたが、そろそろの次の締め切りに向かって机に
向かおうかなと思っています。
復刊『早く家へ帰りたい』の売れ行きも順調とのこと。先日は、書店でたまたま見かけて買ったという新
聞社の方から、この本のことを記事にしたいという電話がかかってきました。こうして多くの方の目に触
れ、ひとりでも多くの人に読んでもらえたらと思っています。そうして、雄介というひとりの子どもが、生き
て、この世にあったことを知ってもらえたら、と。
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空とぶキリン社の新詩集―原田亘子『忘れてきた風の街』刊行!
今年の初めから手がけていた空とぶキリン社の12冊目の詩集『忘れてきた風
の街』が出来上がってきました。作者は東京都八王子市在住の原田亘子(はら
だ・のぶこ)さん。20年ぶりとなる第2詩集です。
誰にでもきっとある遠い日に忘れてきた大切なもの。やさしさとほろ苦さに満ち
た28篇を収めています。
表紙画はシュールで繊細な世界を描くイラストレーター浜野史子さん。
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詳細を「空とぶキリン社」の当該詩集欄に記しています。作品も3編掲載していますので、ご覧の上、ご
購読いただければ幸いです。
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アンソロジー『いのちをみつめる詩』
新しいアンソロジーの本が出ました。タイトルは『子どもといっしょに読みたい いのちをみつめる詩』
(水内喜久夫編・たんぽぽ出版)。さくらももも、ビートたけし、桜井和寿など、漫画家や俳優、歌手の作
品も収められています。拙作は『桃の花』(砂子屋書房)に収めた「小さな質問」。この詩はメッセージを伝
えやすいのか、アンソロジーに収められるのはこれで3度目で、ほかにも雑誌などによく転載されていま
す。シンプルですが、自分でも好きな詩のひとつです。店頭で見かけたらご覧ください。
店頭と言えば、復刊『早く家へ帰りたい』が刊行から1週間ほど経ち、全国の書店に並び始めたようで
す。平積みにしてくれている店も多いようで、作者にとってはうれしい限りです。これも夏葉社・島田さんの
地道で熱意のある営業のおかげだと感謝しています。こちらもぜひご購読を!
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びーぐる詩祭、終了
昨日は第2回びーぐる詩祭でした。第1部は編集同人による「びーぐるがしてきた事、これからすべき
事」と題した座談会で、1時間半ほど(これは次号に掲載予定)。その後は懇親会。4時半頃から始まっ
て、延々9時半頃まで。ビールとサンドイッチだけの簡単な会食の予定が、次々とどこからか飲み物(日
本酒やワインなど)や食べ物(お寿司やハムやスナック菓子やたこ焼きまで!)が出てきて、まるで魔法
のテーブルのようでした。参加者は30人ほど。東京、三重、岡山、福岡など遠方からの参加者もありまし
た。
懇親会ではおきまりの朗読の他、バンジョーやギターによる演奏があり、最後の方はギターを手に古い
歌をみんなで合唱したりしました。酔っていたのでしたい放題。ちょっとやり過ぎたかなと、反省。
その後、まだ飲み足らないので、近くの居酒屋で1時間ほど飲みました。こちらの参加者は10人ほど。
実に楽しい会でした。
今朝起きて鏡を見たら、まだ顔が赤く、目がはれぼったくなっていました。うーん、かなり飲み過ぎたみ
たい。まあ、たまには(?)いいか。
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復刊『早く家へ帰りたい』、刊行!
去年の夏頃から突然話題になり始めた『早く家(うち)へ帰りたい』がついに復刊されました。出版社は
愛すべき本を世に送り出し続けている夏葉社。偕成社版が出版されてから18年目の復刊です。
今回は装幀も一新。偕成社版が青みを帯びたグレーのハードカバーだったのに対し、夏葉社版は色味
を抑えたピンクのクロス貼になっています。そして、本の隅々から夏葉社代表である島田潤一郎さんの、
この本に対する愛情が伝わってきます。著者としては誠にありがたい限りです。本書には「復刊に際し
て」というあとがきも書き足しています。
新刊が出るたびに多くの方に寄贈してきましたが、今回は復刊であり、また既に持っている方も多くお
られると思いますので、寄贈はしません。申し訳ないですが、本書を入手したいという方は、書店で注文
するか、夏葉社に直接お申し込みください。
夏葉社のホームページにこの本の概要が紹介されています。本日発売ですが、書店に並ぶのは今日
から1週間以内とのこと。
多くの方に手にとっていただけることを願っています。
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偕成社版 |
夏葉社版 |
(画像をクリックすると、拡大してご覧いただけます)
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「びーぐる」19号、刊行!
「びーぐる」19号が出ました。今号の特集は「詩と笑い」。タイトル通り、詩における
笑いに焦点を当てたもの。5人の論考とアンソロジーで構成しています。
今号の拙作はアンソロジーに掲げた詩の解説と、フォトポエム、「詩歌の植物」の
3つ。
アンソロジーには岩本準「距離」黒瀬勝巳「夏の終りの唄」辻征夫「耳朶」藤富保
男「クイズ」松下育男「職場の私」神尾和寿「リボンを手渡す」山之口貘「鮪に鰯」寅
さんの俳句(渥美清・俳号風天)の8作品を取り上げました。
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フォトポエムの今回のタイトルは「春の雪」。三島由紀夫の「春の雪」と違って、暗い部屋に住む男の、
ちょっと変わった詩です。
「詩歌の植物」のタイトルは、「春にはなぜ白と黄色の花が多いのか?」。なぜだと思います? 分から
なければ、本誌をご覧ください!
「びーぐる」の入手方法は「情報」欄に記しています。
目次の詳細は山田兼士さんのホームページ(19号の目次)でご覧頂けます。
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第2回びーぐる詩祭
4月21日(日)に第2回びーぐる詩祭を開催します。場所は大阪文学学校。時間は午後2時半から。第1
部は編集同人による座談会で、どなたでも自由に参加いただけます。第2部は詩の朗読と懇親会で、こ
ちらは事前の申し込みが必要です。詳しくは山田兼士さんのホームページ内「第2回びーぐる詩祭」をご
覧ください。
三好達治賞受賞以来、怒濤のような1ヶ月半が過ぎ、やっと平穏な日常に戻りました。これからしばらく
は体を休め、英気を養って、次に向かいたいと思います。
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地震の朝に上京し…
昨日は池田順子さんの日本詩人クラブ新人賞贈呈式に参列するため上京しました。
が、その前に、予想だにしない地震に見舞われました。朝の5時半頃、突然の大きな揺れに目を覚ま
し、揺れの収まるのを待ってから、下に降り、テレビをつけました。淡路島で震度6。18年前の阪神・淡路
大震災が頭をかすめましたが、それほどの大きな被害はないようなので、ホッとして2階に上がり、もう一
度寝ました。
その後、黒い服を着たヤクザの集団に取り囲まれ、因縁をつけられる夢を見ました。駅へ急いでいた
ので、名刺を渡し、後でここへ連絡してと言うと、ヤクザも名刺をくれて、いついつここへ来いと言いまし
た。ヤクザと名刺交換をしたのはそれが初めてでしたが、こんな夢を見たのも、地震で贈呈式に行ける
かと、不安になっていたからかもしれません。
それはともかく、朝、交通機関の運行状況を確認して早めに家を出ました。車で最寄り駅に着くと、JR
はストップ。いつ動くか分からないとのことなので、駅で待たせていた家人の車に乗り、新大阪駅まで行く
ことにしました。JRが止まっているせいか、道は渋滞。間に合わないかもと焦りつつ車を走らせていまし
たが、何とか予定通りの新幹線に乗ることができ、無事に会場に着きました。
贈呈式では池田さんの詩について10分ほど話をし、その後の懇親会ではいろいろな方とお話をするこ
とができました。ガーネットからは嵯峨恵子、廿楽順治、それに元同人の阿瀧康(仕事の関係で懇親会
には参加せず)が参加。
会の終了後、渋谷で2次会をしました。参加者は同人の池田、廿楽の他、中本道代さん、江夏名枝さ
ん、浜江順子さん、渡辺めぐみさんの計7人。ここで4時間ほど過ごし、その日は終了。
翌日(今日)、2年前に亡くなった岸田衿子さんのお宅に伺いました。現在は長男の未知さんが住まわれ
ていて、未知さんには「びーぐる」で衿子さんの追悼特集をしたときにずいぶんとお世話になりました。ま
た、生前、東京に来たときはぜひ遊びにいらっしゃいと衿子さんから何度も言われていたのに、それが果
たせず、遅まきながらそのお詫びと、未知さんへのお礼をかねて伺ったという次第です。
池田さんも誘って、お昼前、日暮里のお宅に伺いました。お宅には未知さんの高校時代の友人で台湾
出身の陳さんも来ておられ、お昼をよばれながら(ビールまで出していただき!)、4人で衿子さんの思い
出や、台湾人と日本人の生活感の違いなど、愉快な話で盛り上がり、あっという間に3時間ほどの時が
過ぎました。
2時頃にお宅を辞去し、家に帰り着いたのは6時過ぎ。地震というアクシデントもありましたが、楽しい2
日間でした。
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贈呈式 会場風景
(東大駒場キャンパス)
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ガーネットの同人で記念撮影
左から高階、池田、嵯峨、廿楽
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大学同期生の受賞祝い
一昨日は大学同期生たちが三好達治賞の受賞を祝ってくれました。
農学部造園ゼミの(僕を含めて)7名+他ゼミ2名の総勢9名。みなさん、還暦を超えて、それぞれいい
オジサン、オバサンになっていました。
まずはそのうちの一人の家に集合したのですが、その家というのが閉業した眼科。広いリビングは元
診察室で、玄関には受付カウンターまで残っていてびっくり。
そこから歩いて5分ほどのところにあるカフェ・バー(?)に移動し、2時間ほど宴会。その後また眼科の
家に戻り、小さなコタツを囲んで宴会の続き。昔話に花を咲かせつつ、最後はアカペラで青春時代の歌
を合唱し、大いに盛り上がりました。みんな見かけは年相応に老けたけれど、歌っていると、学生時代に
戻ったようでした。
<受賞に乗じた飲み会>というのが今回の会の名称ですが、名前はどうあれ、実に楽しい会でした。
みなさん、ありがとう!
明日は池田順子さんの日本詩人クラブ新人賞贈呈式に参列するため上京します。これからスピーチの
内容を考えます。うーん、自分の受賞挨拶よりも難しそう。
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「びーぐる」と「文学界」
昨日は大学の新年度初出講日。2つの授業とも学生の姿はパラパラ。皆さん、まだ春休み中のようで
す。まばらな学生を相手に軽く話を流して、終了。授業の合間には小説家の中沢けいさんに会いました。
今年度から火曜日が出講日とのこと。これから毎週お会いすることになります。中沢さん18歳時のデビュ
ー作「海を感じる時」を読んだときのことを思い出しました。とても新鮮な小説でした。
授業後は山田兼士さん宅で細見和之さんも加わって「びーぐる」の編集会議。飲みつつ、美味しい料理
(スペイン料理!)をいただきつつ、次号以降の特集の話をしました。話しているうちに3号先の企画まで
固まってきました。びーぐる号、今年も順調に航海を続けていけそうです。
合間には懲りもせずピアノを弾いたりしました。酔うと、やっぱり指が動かずにぐちゃぐちゃ。次は酔う
前に弾かせてもらおうかな。
今発売中の「文学界」(5月号)に三好達治賞の発表記事が掲載されています。受賞の言葉、選考評、
作品抄など。ご一読頂ければ幸いです。
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