原稿に追われつつ…
5日までの締切原稿2本をなんとかクリアし、ほっと一息。この後はガーネットの編集に全力投球。その合間に
自分の原稿も並行して書かねばならず、毎度のことながら苦しい状況。
山村由紀詩集『風を刈る人』の詳細を「空とぶキリン社」のページにアップしました。表紙も原寸大で見られるよ
うにしています。
明日からワールドカップが開幕。サッカーの大ファンである藤富保男さんから昨日電話あり。とてもうれしそうな
ご様子でした。藤富さんはドイツが優勝と予想。僕はブラジル(ロナウジーニョのファンなので)。さて、どちらの予
想が当たるか(どちらも外れる可能性も大いにあるけれど…)。
呑気にテレビなど見ていていいのかという内なる声を無視しつつ、明日からテレビに釘付けになりそうです。
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空とぶキリン社 新詩集完成!
難渋していた空とぶキリン社の新詩集がやっと出来上がってきました。今回は表紙がう
まく仕上がらず、ずいぶんと苦労しましたが、最終的にはとても感じのいい本に仕上がり、
制作者としても満足しています。出来上がった本は、山村由紀詩集『風を刈る人』。後日、
空とぶキリン社のページに詳細を記す予定です。どうぞ御一読を。
僕の仕事の方は、今月5日までの締切が2本。こちらも難渋しそうな予感が…。
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ちょっと哀しい話
ホッピーは近所の家からもらってきたと以前書いたことがあるけれど、正確に言うと、その家で飼っている犬の
子供ではない。その家の人が世話をしている(餌をやったりしている)野良犬夫婦の子供である。
お母さんの方は人間を警戒していて、近寄るとすぐに逃げていくが、お父さんの方はおっとりとしていて、近寄
っても怖がる様子はない。しっぽを振ったりして、なかなか愛敬がある。ホッピーも自分のお父さんだと認識して
いるのかどうか分からないが、散歩の時にはいつもじゃれて遊んでいる。
そのお父さんの姿が2週間ほど前から見えなくなった。いつもは餌をもらっている家の横の空き地で夫婦仲良
く寝そべっていたりしたのに。どうしたんだろう? おっとりしているから野犬捕りにでもやられたんだろうか…。
気になっていたところ、先日、世話をしている家の人に会ったので聞いてみた。そうしたら、死んだという答えが
返ってきた。その家の裏手の畑で死んでいたという。
もう20年近く生きていたというから、老衰による死だろう。人間であれば大往生だと言える。でも、後に残され
たお母さんの方は…?
「あれが死んでから、数日泣いていましたよ。ワオーン、ワオーンって……」と、その人は話してくれた。それを
聞いて、ちょっと胸を突かれた。犬にもそんな悲しむ気持があるんだと思って。
お父さんの遺骸は、日頃からお父さんをかわいがっていた近所の人が手厚く葬ってくれたという。
お母さんは今もその家の近くにいる。近づくと、相変わらず怯えた目をして逃げていく。
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江戸の誘惑
先日、神戸市立博物館で開催されている浮世絵展「江戸の誘惑」に行って来た。平日だから空いているだろう
と思って行ったのに、人がいっぱいで驚いた。新聞社が主催し、毎日のように宣伝しているのでその効果もある
のだろうが、それ以上に浮世絵というものに関心を持つ人がこんなに多いということに認識を改めさせられた。
浮世絵といえば版画を思い浮かべるが、今回の展示はすべて肉筆画。大量消費のために描かれたものでは
なく、たったひとりの注文主のために描かれたもの。言はばオーダーメイドの作品。こんな浮世絵もあったのだと
今回初めて知った。
当日は人が多くて十分に鑑賞できない恨みもあったが、展示された絵からは、江戸時代の風俗や美意識がリ
アルに伝わってきて楽しむことができた。どれも200年から300年も前の作品なのに、色が鮮やかに残ってい
ることにも驚かされた。
今回の展覧会はアメリカのボストン美術館に所蔵されているものを借りて催されたもの。日本の美術品なの
に、外国から借りなければできないというのがちょっと情けない。江戸末期から明治の初めにかけて、芸術とし
ての評価がまったくなされず、バナナの叩き売りのように安値で外国へ流失していった結果だろう。
芸術の評価は往々にしてその当人が生きている時代より遅れてやって来る。これは芸術家の宿命と言うより
他にない。生前中、まったく評価されなかったゴッホの絵の中に浮世絵の模写が出てくることに、何かその象徴
的なものを感じたりする。
神戸での開催は28日まで。この後、名古屋、東京でも開かれるとのことなので、関心を持たれた方はぜひ行
ってみて下さい。数多くある絵のうちでも、やっぱり葛飾北斎の絵は絶品です!
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雨の日の散歩
まるでもう梅雨が来たかのように、雨が降り続いている。空も暗く、肌寒い。
ホッピーは雨が嫌い(というか、水が嫌い。水溜まりなんかよけて通るほど)なので、雨の日はほとんど家の中
にいる。それはいいけれど、散歩が大変。散歩となると、どんなに土砂降りでも大喜びで外へ飛び出していく。ど
ういうことなんだろう? 大好きな散歩となれば、雨などどうでもよくなってしまうのだろうか?
こっちは合羽を着て、傘をさして、走ったり、藪の中に引っ張られていったりするから大変。それでも、ゆっくりと
歩いている時は、雨の日の散歩もいい。いつもの見慣れた散歩道がいつもと少し違って見える。
今日はコデマリの白い花を見つけた。雨にぬれて、とてもきれいに見えた。
仕事の方はガーネットの原稿の他に、今月末締切の詩が2つ。そろそろ
取りかからなければいけないのだけれど、まるで書く気が起こらない。うー
ん、困ったことだ。
空とぶキリン社から発行予定のYさんの詩集、表紙でつまずいて、発行
が大幅に延びてしまった。最終校正まで後少し。遅くても来月初めには出
る予定です。
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日本語上手
先日、「日本語上手」(名古屋大学日本語表現研究会・三弥井書店)という本が送られてきた。帯には、「日本
語をいかに効果的にそして芸術的に表現するかを、豊富な実例を用いながら分かりやすく説明した…」と記され
ている。一見、よくある文章表現入門書のようだが、内容はそうしたお堅い教科書的なものとはかなり違う。ラッ
プやキャッチコピー、さらには料理や不動産屋、振付師まで登場し、さまざまな角度から文章表現が上達する方
法を伝えようとしている。写真や図版も多く、楽しみながら読める。ちなみに僕の詩も2編(「雲」と「茫洋」)引用さ
れていますので、ご覧いただければ幸いです。
もう1冊、「秋野さち子全詩集」(砂子屋書房)が届いた。こちらは700ページ以上に及ぶ大部の書。2005年、
92歳で亡くなるまでの作品が収録されている。編集に当たっては、ガーネットの同人であり、故人と生前親しくし
ていた嵯峨恵子さんが尽力したという。こちらも御一読いただければ幸いです。
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鍵盤女
昨日、この「日々のあれこれ」で紹介した中ムラサトコさんの企画によるライブに行って来ました。ライブのタイ
トルは「鍵盤女」。個性豊かな3人の女性が、それぞれの鍵盤楽器を持ち寄っての競演。アコーディオンのオラ
ンさん、ピアノの鈴木亜紀さん、オルガンとパーカッションの中ムラサトコさん。3人とも独特な演奏と唱法で、迫
力があり、魅せられました。
「永遠のクラゲ」「蚊の歌」「みなとタクシーの歌」など、歌詞もおもしろく、また、こうしたライブでないと聞けない
ようなユニークな話もたくさんありました。
中ムラサトコさんは僕の詩「星」(「春’ing」所収)に曲を付けた歌を初披露。僕はまるで自分が舞台に立ってい
るように、ドキドキしながら聴いていました。この歌が受けなかったら、自分の詩のせいだといったような気持で
…。でも、転調したり、リフレインを入れたりしながら、僕の短い詩をうまく料理してくださっていました。中ムラさ
ん、ありがとう!
4月の東京から始まったこの「鍵盤女」は、5月5日の名古屋のライブで終了とのこと。これだけの魅力あふれ
るライブが短期間で終わるというのは、ちょっともったいないような…。名古屋近辺の方はぜひ足を運んでくださ
い。絶対、行って良かったと思うから!
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淡河の十割蕎麦
大型連休初日の昨日、近場の観光地へ行って来ました。行き先は神戸市と三木市が隣接する辺りにある淡
河(おうご)という道の駅。家からだと車で40分ほどのところ。目的はお蕎麦。去年初めて行ってとてもおいしか
ったので、今年もその味に誘われての小旅行。
信州や出石(いずし)にまで行けば別だけど、近場ではなかなかこんなにおいしいお蕎麦には出会えない。
「十割蕎麦」と書かれた紙が壁に貼ってある。そば粉が十割ということ
だろうか?
近隣の農家の人たちが運営にあたっているらしく、店内は少々野暮っ
たいけれど、高級店のようなかしこまったところがなく好感が持てる。値
段も良心的。天ざるそばが800円。この味でこの値段なら、安い!
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お蕎麦を食べた後は、ホッピーをつれて、すぐ横にある淡河城址へ。城址といっても、天守閣も石壁もないほ
とんどただの丘。周りには田畑が広がっていて、人影もない。リードを外してやると、ホッピーは全速力で走りだ
す。ホッピーにとっても大満足の1日のようでした。
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ゴールデンウイーク
もうすぐゴールデンウイーク。まだ宮仕えをしていた頃は、この大型連休が待ち遠しくて、年末にカレンダーをも
らうと、まず「5月」を開いて、来年は何連休になるか確認し、一喜一憂していたものだった。
仕事を辞め、年中連休のような状態になってからは、そんなことをすることもなくなった。ただ、宮仕えをやめた
とはいえ、それなりに書くことを中心とした仕事はしているので、完全な「年中連休状態」とも言えない。逆に言え
ば、「年中無休状態」とも言える。土・日・祝関係なしに机に向かい、何らかの仕事をしている(大半は、直接収入
に結びつかないことであるけれど)。
年中連休か年中無休かは捉え方によるけれど、どちらにしても今の暮しは時間の流れにメリハリがない。だか
ら、せめてこのゴ−ルデンウイークぐらいは完全休業にして、好きな映画を観たり、本を読んだり、近場の観光
地に出かけたりしたい、と思っている。果たしてそのとおりにできるかどうかは疑問だが。連休のはざまには大
学の授業もあるし…。
大学も、大企業並に連休のはざまは休み、ということにしてくれたらいいのになあ。
京都新聞・新刊詩集評(4月22日付)で取り上げた本は次の4冊。
平田守純『フルーツバスケット』(ふたば工房)、國重游『彼方への閃光』(書肆山田)、北村真『穴のある風景』
(ジャンクション・ハーベスト)、岩井八重美『水のあるところ』(編集工房ノア)。
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若菜の天ぷら
数日前、我が家の春の恒例行事である若菜の天ぷらを楽しみました。ホッピーとの散歩の途中、食べられる
若菜を摘んで、晩ご飯は若菜の天ぷら料理。
摘んだ野草は、ハコベ、ヨモギ、タネツケバナ、タンポポ、ギシギシ、スイバ、カラスノエンドウの7種類。今年は
春の七草に名を見せるナズナ(ペンペングサ)が取れずに残念。どこにでもある野草なので、よく探せばあった
はずなのだけど、何しろホッピーに引っ張られながらの採取なので見つけられなかったのかも。
この他に、家に生えているユキノシタとドクダミも採取。ユキノシタは代表的な薬用植物で、痔やしもやけ、腫れ
物やテンカンに効くそうです。ドクダミは名前からして毒がありそうな感じがしますが、これも薬用植物のひとつ。
利尿、便通、高血圧予防などに効果があるそうです。ただ、さわっただけですごくくさい匂いがします。
野草の食べ方には、天ぷらの他、おひたし、油炒め、サラダ(生食)などいろいろとありますが、面倒なのです
べて天ぷら。天ぷらにすると、苦みや臭みのある野草も、それが消え、おいしく食べられます。僕の一番のお気
に入りはカラスノエンドウ。この天ぷらは絶品です。
ユキノシタ以外は、公園や河原などに行けば、どこにでもあるものばかりなので、皆さんも一度「若菜の天ぷ
ら」に挑戦されてはいかがでしょうか。
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左から、タネツケバナ、ハコベ、ヨモギ、
カラスノエンドウ、ギシギシ
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上:ユキノシタ、下:ドクダミ |
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