山の上まで散歩
今日は天気が良かったので、近くの山までホッピーとコッコを連れて散歩に行ってきました。家から歩いて頂上ま
で20分ほどのところ。元々山の上に造られた別荘地ですから、頂上と言ってもたいしたことはありません。登り初
めて10分ほどで上まで着いてしまいます。
宮仕えを辞して今の家に移ってきた頃、ジョギングを兼ねてひとりでよく登っていました。山の上から遠くを見てい
ると、いろんな思いが湧いてきます。詩も一つ作りました。詩集『桃の花』に収めた「山にのぼって」という詩です。
ひとりで登っていると、そんなふうに詩のひとつも湧いてきたりしますが、ホッピーとコッコが一緒では詩どころで
はありません。2匹に引っ張られてフーフーハーハー。物思いに耽るひまなどありません。でも今日は、山の上で2
匹を放してやったので、少しはひとりで遠くを眺めることができました。詩はできなかったけど、少し心が伸びやかに
なりました。遠くに咲き始めたばかりのコブシの花が見えました。
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山の上から見た高原 |
山頂で走り回るホッピーとコッコ |
いちめんに咲き始めたコブシの花 |
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春を告げる魚
各地から桜の便りが聞こえてきました。東京ではもう満開のところもあるそうな。大阪や神戸ではまだ咲き始めた
ばかり。緯度的には同じくらいなのに、東京はどうしてこんなに開花が早いんだろう。やはりヒートアイランド現象の
影響だろうか? 局地的なことを別にすれば、桜の開花は年々早まってきているような気がします。こちらは地球
規模の温暖化の影響かも。
山の上にある我が家の周辺では下界より1週間ほど開花が遅れるので、満開は4月の12日前後になりそうで
す。桜が咲くと、やっと春が来たという感じがします。
連載している毎日新聞のエッセイは3月で終了。最終回のタイトルは「春を告げる魚」。散文の欄に掲載しました
のでご覧下さい。
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乳と卵
芥川賞受賞作・川上未映子氏の「乳と卵」を遅ればせながら読んだ。結論から言うと、最近の受賞作の中では
久々におもしろい作品だと思った。特に、地の文の中に会話文を挟み込み、それが途切れなく続いていくスタイル
に惹かれた。
ただ、日本語の文章としては、文法的におかしなところが多々あって、これがもし学生の作品だったらかなり手直
しをするだろうなと思ったりした。しかし、そうした手直しはこの作品の魅力をそぐことになるだろう。文法などお構い
なしに饒舌に語っていくところに文体のおもしろさがあり、そこにこそこの作者の個性があると思いながら読んだ。
「文藝春秋」の選評には賛否両論があった。特に石原慎太郎氏の選評は厳しく、「受賞と決まってしまった川上未
映子氏の『乳と卵』を私はまったく認めなかった。どこででもあり得る豊胸手術をわざわざ東京までうけにくる女にと
っての、乳房のメタファとしての意味が伝わってこない」と書かれていた。しかしこれは誤った批判だと思われた。乳
房にメタファなど最初から込められていない。乳房(豊胸手術)は単なる仕掛けであって、メタファなどではない。な
いものを求めても仕方がない。もしメタファがあるとしたら、登場人物3人の織りなす会話や、その会話から浮かび
上がってくる三者三様の姿の中にこそあると思われた。現代というメタファが。
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トキワ荘
世間は年度末の忙しい時期。でもこちらはヒマ。何だか世間の皆様に申し訳ないようですが、ヒマにあかせてDV
Dで映画を観たりしています。最近観たのは次の6本。「天然コケッコー」「ダイハード 4」「グロリア」「テルマ&ルイ
ーズ」「間宮兄弟」「わが青春のトキワ荘」(NHKのドキュメンタリー)。
「天然コケッコー」は昨年の邦画NO.1にランクされた映画で、かなり期待して観たのですが、ちょっと期待外れ。
田舎の少女と都会から転向してきた男の子という図式が類型的であるような…。でも映像はきれいでした。「ダイハ
ード 4」は1に次ぐおもしろさ。「グロリア」は女性を主役にしたアクション物。リメイク版と知らずに借りてちょっと失
敗。「テルマ&ルイーズ」は女友達二人のロードムービー。平凡な二人の中年女性がふとしたことがきっかけで警
察に追われる身に…。細部までよくできていて、今回観た中では一番良かった作品です。「間宮兄弟」は、これとい
った盛り上がりはないけれど、何となく心に残る映画でした。
最後の「わが青春のトキワ荘」(1981年製作)は、漫画家を志したことがある人なら誰でも知っている東京の安
アパート「トキワ荘」を巡るドキュメンタリー。藤子不二雄や石森章太郎といった売れっ子になった漫画家たちとは対
照的に、光が当たることなく去って行った漫画家(森安なおや)のその後に焦点が当てられていて、心に沁みまし
た。どんな世界でもよくあることですが…。
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誤植
ガーネット54号にけっこう誤植がありました。全部で4箇所。このうち3箇所は散文で、文書の流れから元の字が
何か容易に察しがつくので、まあ問題はないのですが、1箇所、詩の中に誤植がありました。これは察しがつくつか
ないの問題ではないので、この場を借りて訂正しておきます。
19ページ上段7行目、「進行止め」は「通行止め」の誤りです。訂正のほどお願いします。
ガーネットではこうした誤植がないように、作者に版下を戻し、校正を行っています。でも、自分の原稿というのは
思い込みで読み進めるので、案外誤植に気付かないことが多いようです。自分の原稿の誤植は自分の責任なの
で、仕方がないとあきらめるより他にないのですが、引用の場合はそうはいきません。かなり気をつかいます。拙
稿の「詩集から」は大半が詩の引用なので、念には念を入れ、妻にも校正をしてもらっています。毎回多くの誤植を
指摘され、修正しています。やはり他人の目で見ると、ずいぶんと違うようです。
仕事の方は、毎日新聞のエッセイを書き終え、確定申告もなんとか終了。これで当分はヒマな状態になりました。
しばらくは充電期間。映画を観たり本を読んだりしたいと思っています。
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少しずつ春が…
ここ数日、空も穏やかに晴れ、少しずつ春が近付いてきているのを感じます。
先日、散歩の途中でマンサクの花が咲いているのを見つけました。黄色い縮れたような花。春に「まず咲く」が名
前の由来だと謂われています。
ガーネット発行から1週間が経ち、感想もぼつぼつ返ってきています。企画も含め、全体に好意的なお便りが多
く、ホッと胸をなでおろしています。
今月の締切はエッセイが一つだけ。これはもうすぐできそうです。この後は確定申告。たいした申告額でもないの
に、手間ばかりがかかり、いつも頭を悩ませています。
明日は名古屋女子マラソン。Qちゃんは優勝できるだろうか? 楽しみだけど、ちょっと心配。
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ガーネット54号、完成!
昨日、予定通りガーネット54号ができあがってきました。即日発送しましたので、購読会員等の皆様には4日
(火)までにお手元に届くかと思います。
詳細(目次)を「ガーネット最新号」の欄に記していますので、ご覧下さい。
今号は菜の花の黄色い表紙です。
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散歩手帖
漫画家の森雅之さんから新しい本が届きました。この人のマンガはどれも詩情にあふれているのですが、この新
刊には特に詩が濃厚です。たくさんの絵が添えられた詩集といった趣があります。
一篇、ご紹介します。
夕立ち。
雨やどり。
雨じゃなければ立たない場所。
そこから見る景色。
そこからじゃなければ
見ることのない景色。
(「夕立ち」より)
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この本の詳しい内容は、森さんの公式ホームページに載っています。興味をもたれた方はご覧下さい。
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殿様のその後
連載している毎日新聞のエッセイ(10回目)に、地元の殿様のことを書きました。「散文」の欄に掲載しましたので
ご覧下さい。
皆さんは地元の殿様をご存知ですか? そして、殿様たちのその後のことを?
殿様のその後といえば、今、NHKの大河ドラマ「篤姫」を気に入って観ています。主演の宮崎あおい、いいですね
え。目下のお気に入りです。
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編集、完了!
ガーネットの編集作業がやっと完了しました。今回は企画のページがあり、かなり難渋しましたが、何とか出来上
がりホッとしています。本の仕上がりは3月1日の予定。こちらも発行予定日にギリギリ間に合い、ホッとしていま
す。
企画は、以前にお知らせしましたとおり、「詩学社」代表であった故寺西幹仁(みきひろ)氏の追悼です。全12ペ
ージ。多くの方に読んでいただきたく思っています。
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