几帳面な殺し屋
ゴールデンウイークも終わりました。と言ってもこちらはどこへ行くでもなく(2回ほど飲みに出かけまし
たが)、ほとんで家で読書をしたり録画していたドラマや映画を観たりして過ごしました。
ドラマではトヨタ自動車の創業時の様子を描いた「リーダーズ」が見応えがありました。あのトヨタが戦
前の創業時に倒産の危機に瀕していたとはびっくり。今ではちょっと考えられませんが。新しいものを生
み出そうとする人たちの熱意が伝わってくる作品でした。
映画ではなんと言っても「鍵泥棒のメソッド」がおもしろかった。堺雅人と香川照之のW主演。「半沢直
樹」以来、腹黒く権力志向の強いイメージが濃くなった香川照之ですが、この映画では几帳面な殺し屋の
役。反対にだらしない性格の役者の卵である堺雅人との掛け合いが笑わせてくれます。香川照之は「リ
ーダーズ」でも日銀の幹部役で出ていましたが、観るたびにうまい役者だなあと感心させられます。
こんなふうにして過ぎたゴールデンウイークですが、世間の人と同じようにそろそろ仕事にもかからなけ
ればと思っています。ガーネットにびーぐる、それとエッセイが2つほど。締め切りはいずれも5月末から
6月上旬。今週の土曜日(10日)には日本詩人クラブ関西大会の講演もあります。この準備もそろそろし
なければ。
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高階杞一って人がかわいそう?
先日、おもしろいブログを見つけました。
次のサイトの4月30日のところを見てください。
「高階杞一」って人がかわいそう、と書かれています。
「ドッグレーン我が家の日記」
これを見て思わず笑ってしまいました。
コメントでは、皆さん、ひとの顔をネタに大いに盛り上がっています。
この似顔絵、そんなに似てるかなあ? 2重丸をもらっているけれど。
「私だったらヤダ〜」ってお母さん自身書いているし(笑)。
学校の課題かなんかで、詩を写すように言われたのを、顔写真の部分まで写してしまったんでしょう
ね。ちなみに、掲載されている本は中学1年の国語の教科書(東京書籍)です。顔写真は30代の終わり
頃のもの。これを見た何人かの人からは、「詐欺や!」と言われました(笑)。
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雨上がり
拙著『千鶴さんの脚』が中日新聞・東京新聞の昨日の朝刊で紹介されました。1面下段のコラムで、「雨
上がり」が引用されています。
記事に書かれているように、このところ雨が続いています。一部の地域ではこの時期としては記録的な
大雨だったとのこと。困ったことですが、天候ばかりはどうしようもありません。
今日から5月。新緑の美しい季節です。雨上がりにはよりいっそう美しく目に映ります。まさに神さまの
洗濯と思えます。
さいわい連休後半は晴れるとの予報。どこへも出かける予定はないですが、連休が終わって静かにな
ってから、ワンコたちを連れて、どこか近くの行楽地へでも行けたらいいなと思っています。
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神の失言
昨日は梅田で『千鶴さんの脚』のミニミニ出版記念会(と言う名の飲み会)がありました。メンバーはガ
ーネット同人の神尾和寿とやまもとあつこ、それに購読会員の浜田裕子さんの3人。去年の暮れ、やまも
とさんの『ぐーらん ぐー』の出版を祝ったときと同じメンバーです。
『千鶴さんの脚』の感想をまずはそれぞれが披露。人によって好みの作品が違うのがおもしろく、特に3
人中ふたりが「魔法がとけて」がいいと言ったのは意外でした。
一通り詩集についての話が済むと、それからはいろんな話題に話は移りました。最初は静かに語り合
っていたのですが、途中から神尾さんの過去の秘密(?)に話題が及ぶに至り、少しずつヒートアップ。何
とかその秘密を探り出そうとする女性陣の執拗な追求に彼もたじたじとなり、ついには「君たちは判断力
が低いから」とか「勘違い女」などの失言が飛び出し、「え〜〜〜っ!」という女性たちの声が天井に響き
渡る頃には、宴も最高潮に達しました。
大阪文学学校時代、数々の失言で「失言大王」と生徒たちからあだ名された僕ですが、この日は神尾
さんにすっかりお株を奪われた形となりました。これは「神の失言だなあ」と茶々を入れたりしつつ、僕は
対岸の火事をおもしろおかしく眺めていたのでした。もちろん二人の女性も本気で怒っていたわけではな
く、話のやりとりを大いに楽しんでいたのは言うまでもありません。
7時過ぎから始めた宴会も気がつくと11時半前。あっという間に4時間以上の時が過ぎていました。『千
鶴さんの脚』からあらぬ方向へ話は流れたけれど、本当に楽しい会でした。皆さん、ありがとう。
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増刷、決定!
今年の初め頃から絶版状態になっていた『いつか別れの日のために』の増刷が決定しました。著者とし
ても発行から2年足らずで絶版というのは悲しいことなので、今回の増刷はありがたいことです。5月10日
(土)の日本詩人クラブ関西大会の講演時には拙著の販売もするので、そのときまでに刷り上がってくれ
ばいいのですが。
これで古書店での値上がりも元に戻るかな?
もうすぐゴールデンウイーク。と言っても年中休みのようなこちらには関係ないことですが。明後日は
『千鶴さんの脚』の出版を祝って知人が宴を催してくれます。総勢4人のミニミニ出版記念会です。これは
楽しみ。おいしいお酒が飲めそうです。
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「びーぐる」23号刊行と毎日新聞。
「びーぐる」23号が出ました。今号の特集は「詩のなかの小説 小説のなかの詩」。詩と小説の関係及
びその境界を探ろうという試みです。論考、アンケート、アンソロジーの3本立てで、さまざまな意見が表
出されていて、おもしろい特集に仕上がっています。僕はアンケートとアンソロジーで参加。詩の無節操
な領域拡大には反対の立場なので、アンケートでは少々辛口のコメントをしています。これでまた敵を増
やしたかも…。まあいいか。
このほか、今号の拙作は「詩歌の植物」とまど・みちおさんの追悼文の2つ。
「詩歌の植物」のタイトルは、「バラが咲いた」。詩歌に登場するさまざまなバラについて考察していま
す。
「びーぐる」の入手方法は「情報」欄に記しています。
目次の詳細は山田兼士さんのホームページ(23号の目次)をご覧ください。
昨日、飲んで帰ってきたら、詩友のAさんとKさんから、毎日新聞夕刊の詩集評欄に『千鶴さんの脚』が
取り上げられていたとのお知らせメールが来ていました。評者は城戸朱理氏。添付されていた記事に
は、「写真とのコラボレーションから生まれた詩集なのだが、深い呼吸だけが可能にする詩と呼ぶべきだ
ろう」と記されています。ありがたい言葉です。
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とぶりんネット 奮闘中
空とぶキリン・ネット書店(略称:とぶりんネット)がオープンしてから1ヶ月近くが経ちました。笹野店長
は本の売り上げ増を目指して奮闘しています。買い物ごとにポイントを付けたり、クレジット決済ができる
ようにしたり…。来店者増を目指して、ブログにかわいいホッピー副店長やコッコ店員の写真を載せたり
もしています。
本も少しずつですが売れているようです。拙著の絶版になってしまった本も並んでいます。アマゾンなど
他のネット書店では高額な値段が付いている本も、ここなら定価で販売。これはお買い得! 在庫限りな
ので早い者勝ちですよ(笑)。
何はともあれ、ご来店を。買わなくても(買って欲しいけど)、ホッピー副店長やコッコ店員のかわいい写
真を見てやってください。癒されますよ(^^)。
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送付状、日付の謎
昨日、自筆送付状の正確な内容を記しましたが、ホームページをUPした後で、この内容におかしな点
があることに気がつきました。それは日付です。『夜にいっぱいやってくる』の発行は1999年4月1日です。
なのに、送付状には「1994.4.12」と記されています。これはどういうことだろう? 古書店の単純な転記ミ
スだろうか? それにしても99を94と間違うかなあ? 不思議です。
と書いていたら、「びーぐる」の最新号が発行所より届きました。この内容についてはまた後日記しま
す。
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神戸新聞−『千鶴さんの脚』書評
神戸新聞に敬愛する藤富保男さんが『千鶴さんの脚』の書評を書いてくださいました。今回の詩集の特
徴を実に明快に解説してくださっています。「四元の写真に高階はその説明、注釈をしていないのであ
る。四元が走る、高階も走っているが、2人は手をつないでいるようで、実は手をつないでいない。そこに
本作品集(詩集)の際立った特色がある。」(本文より)。全文を読んでいただければ幸いです。神戸新聞
−『千鶴さんの脚』書評。
この書評の左下にロバート・F・ヤング著「時が新しかったころ」という本の紹介が載っています。ロバー
ト・F・ヤングと言えば「たんぽぽ娘」。これはしみじみとした思いが残る童話のような作品でした。
先日、「ネット書店の値段の不思議」のところで、『星に唄おう』に自筆送付状がはさまれていたと書きま
したが、あれは『夜にいっぱいやってくる』の勘違いでした。送付状の内容も正確には、「川崎洋様 新し
い詩集ができました。お暇な折にでもご一読を。1994.4.12 高階杞一」でした。そして、これはまだ売れ残
っていました。値段は4,500円。送付状付きでこの値段ならお買い得かも(笑)。
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しんぶん赤旗に紹介
近代詩の伝道師 Pippo(ぴっぽ)さんが「しんぶん赤旗」(4月8日付)に拙作を紹介してくださいました。と
ても深く、愛情あふれる紹介で、拙作のことながら心にしみました。コピーを送ってくださったので、ここに
紹介します。「心に太陽を くちびるに詩を」というタイトルの連載13回目です。読んでいただければ幸い
です。
大学の授業が始まりました。昨日は新しい学生たちとの初顔合わせ。今年は(?)みんな熱心な感じで
す。途中脱落せず、1年間、最後まで授業に出てきてくれたらいいのですが。
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