伊勢参り
12日の日曜日、講演のため1泊2日で伊勢へ行って来た。近在の鳥羽や志摩半島には修学旅行や観光で
何度も行ったことがあるが、伊勢を訪れたのは今回が初めて。大阪に生まれ育ちながら、伊勢参りをしたこと
がないというのも珍しいことであるかもしれない。
初日の講演や懇親会では主催者の方々の温かいもてなしを受け、楽しいひとときを持つことができた。翌朝
は6時に起床。お風呂に入り、朝食をとり、それから初めて訪れる伊勢神宮へ。参道の長い砂利道を歩い
て、やっと本殿(?)に着いたのはいいけれど、そこから古い建築物のある中へ入れなかったのは残念。国家
的施設であるのだから、特定の人だけではなく、誰もがそこに入れるようにすべきではないかと思われた。
伊勢神宮の由来については謎が多いと伝え聞いている。暇ができたら一度詳しく調べてみたいと思う。ま
た、伊勢神宮はひとつだと思っていたけれど、その内宮(ないくう)と外宮(げくう)が5キロも離れた場所にある
ということも、今回初めて知ったことだった。ここにも伊勢神宮の謎の一端があるような…。
神宮へ向かう裏通りには、旧街道の面影を残す商店が並び、これはその店の品々を眺めているだけで楽し
くなってくる。いつかまた機会があれば訪れたいと思う。
明日は地元の大阪での講演。大雑把な構想は練ったものの、詳細はまだ何も煮詰めていない。こんなこと
で大丈夫だろうか? まあ何とかなるだろう、たぶん…。
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あれこれ
先日、柳波賞(群馬県沼田市)の授賞式に行ってきた。上越新幹線の上毛高原駅を降りるとかなりの積雪。
主催者の方に話を聞くと、12月に近年にないくらいの雪が降ったとのこと。駅から市の中心部へは車でどん
どん上へのぼっていく。途中の展けた場所では、眼下に雪化粧された町が広がって、とても美しく見えた。
今月は講演が後3回。引き受けたときは演題を思いつくままに付けたけれど、日が近付いてくると、それに
合わせた内容を具体的に考えなければならない。うーん、と目下近付いてくる講演順に頭をひねっているとこ
ろです。
ガーネットの編集も並行して作業中。同人の原稿はみんな揃ったけれど、ただひとり締切を守らない不埒者
がいて…。本人の弁によると、「目下奮戦中」とのこと。発行日に間に合うよう、尻に鞭打ってでも書かせるよ
うにしたいと思っています。
「空とぶキリン社」で発行作業中だった2冊のうちの1冊が今日無事に出来上がりました。阿瀧康詩集
「imitation pearl」(イミテーション・パール)。著者がとことんまで装丁にこだわった8年ぶりの第4詩集。詳細
はまた後日「空とぶキリン社」の欄でお知らせします。定価は700円。どうぞご購読を。
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キングコング
先日、近くの映画館へ「キングコング」を観に行ってきた。平日の午後5時からの上映なので、空いているだ
ろうと予想して行ったが、まさか観客がたったの4人とは! 僕ら夫婦の他には初老の夫婦らしきカップルが1
組だけ。このカップルがいなければ完全に貸し切り状態。ちょっぴり残念(向こうでもそう思っていたかもしれな
いが)。それにしてもこんな入りで経営は大丈夫なんだろうか? 他人事ながら少し心配になった。
映画の方は特撮に迫力があってそこそこおもしろかった。ただストーリーが初代「キングコング」(1933年
版)とほとんど同じで、それを観ているものにとっては、前に観た映画をもう一度観ているようで物足りなさを感
じた。それでもラストはキングコングの哀れさに打たれて少し泣けた。どんなに愛しても、願いの叶わないこと
がこの世にはあるという暗喩のようで…。
今日、散歩の途中、ホッピーに突然強く引っぱられ、すってんころりん。両手両膝を強く打ち、しばらく立ち上
がれなかった。僕の手から放れたホッピーは近くにいたおじさんやおばさんにしっぽを振ってじゃれている。転
んで地面に伏せている僕のことは心配じゃないの? 僕はその時何だか、エンパイヤステートビルから今にも
落ちていこうとするキングコングみたいな気持になってきたよ、ホッピー。分かってる?
今日は節分。豆をいっぱい撒いて邪気を追い払おう。でも、豆は買ってあるのかな? スーパーで今日、巻
き寿司は買ってきたけれど。
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テレビ漬け
正月気分のまま過ごしていたら、1月もあっという間に終わり。時間の過ぎていくのがどんどん早くなっていく
ような…。
ケーブルテレビに加入したら、観たい映画やドラマがたくさんやっていて、DVDに録画していくのはいいんだ
けれど、観るのが追いつかない。ほぼ毎日2時間ほどテレビに向かい、録画したものを消化していっている。
今月観た主な映画は、「ペイ・フォワード」(○ 「シックス・センス」や[A・I」の子役オスメント君主演)、「ターミ
ナル」(○ スピルバーグ監督作品。ハートフルでなかなか良かった。それにしてもあの空港がセットだとは驚
き)、「難波金融伝 ミナミの帝王」(△ 全5時間の長編版。たまにこういうものを観るのもおもしろい)、「ワイ
ルド・バンチ」(△ サム・ペキンパー監督作品。戦闘シーンはペキンパーらしい迫力あり)など。ドラマでは「忠
犬ハチ公物語」(△ 脚本はもう一つだったけど、ハチ公の哀れさにラストは泣けた)や戦後60周年記念ドラ
マ(タイトルは忘れた)など。それに再放送が始まった「ル−ツ」。これはやはりおもしろい。目下4話まで視聴
済み。
詩の方は、今月締切分の2本はほぼ完了。後はガーネット次号の作品が…。
空とぶキリン社発行の詩集1冊が2月初めに出る予定だったけど、緊急事態発生。先ほど印刷屋から電話
があり、表紙の紙が生産中止になっていたとのこと。困った。発行がちょっと延びるかも…。
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春休み
昨日で大学の講義も終わり。後は長い春休み。夏休みよりも長い。自分の学生の頃、こんなに長かったか
なあ…?
「空とぶキリン社」から発行する詩集の編集も8割方終了。1冊は2月の初めに、もう1冊は3月の初めに発
行できる予定です。お楽しみに。
2月に3つある講演会の詳細を「情報」欄に記載しました。お近くの方で、興味をもたれた方はぜひご参加く
ださい。
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本格始動
あっという間にお正月も過ぎ、今日はもう9日。明日から大学の授業も始まるし、いつまでも正月気分ではい
られない。というわけで今日から仕事を本格始動。
今月後半から来月末にかけて、かなり忙しくなりそう。詩の締切が2つ。ガーネット次号のための作品執筆
や編集。その他に、「空とぶキリン社」から近々他者の詩集を2冊出す予定もあって、その作業にも追われそ
う。さらに来月は講演が3つ集中して、その予習にも追われそうだし…。
講演の詳細についてはまた後日お知らせします。伊勢(2/12)、大阪(2/19)、姫路(2/25)。お近くの方はぜ
ひお越しください。講演の内容がご満足いただけるものになるかどうかの保証はしかねますが…。
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お正月
あけましておめでとうございます。皆様にはよい新年を迎えられたことと思います。
去年、父が亡くなったため、年賀状は欠礼しました。今年は戌年なので、ホッピーの写真を入れた年賀状を
作りたかったのですが…(と、こんなことを書くだけで不謹慎と言われそう)。
どうも僕は世間的な常識が欠けているようで、母親や家人からよく叱られる。でも、その度に、形より気持の
方が大事だと思ってしまう。喪中は喪中、新年は新年、故人を思う気持があれば、「新年あけましておめでとう
ございます」でもいいんじゃないかと。常識なんかに縛られていては詩なんか書けないんじゃないかと。
去年の暮れ、「喪中ハガキ」を手作りで作ろうと思って、ネットを検索しているとき、おもしろいサイトを見つけ
た。「創作喪中はがき展」。2枚目の「人間だもの」や25枚目の「急な出来事」など特に笑えます。こんなのを
送ったら、家族だけじゃなく、親戚一同から吊し上げにあいそうだけど。
お正月には凧あげてコマをまわして遊びましょう…。こんな風景も少しずつ見られなくなってきた。近頃の子
はコマ自体知っているんだろうか? コマもまわせない子供たちが大人になったとき、世の中はどんなふうに
なっているんだろう…。
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大晦日
今日は1ヶ月ほど前に近くにできたスーパー銭湯に行って来た。源泉の湯や電気風呂に浸かり、体も心もほ
っこり。1年の疲れも垢もすっかり洗い流せたようで、ほこほこしながら帰ってきた。
去年は天災の多い年だったが、今年は人災の多い年だった。JRの列車脱線事故や建築物の耐震強度偽
装事件等。また年末にかけて女児殺害事件も相次いだ。天災は人知の及ばないところがあるが、人災は人
知で防ぐことができるはず。モラルの低下をどう立て直すか。建築も人も基礎が大事だということを、今、社会
全体で真剣に考えなければいけない節目だと思う。
今年の僕の収穫は新しい詩集(『桃の花』)が出せたこと。来年はどんな年になるだろう。願わくば、心穏や
かな1年になりますように。
今年も後5時間ほどで終わる。よいお年を!
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ルーツ
今日やっと、我が家にケーブルテレビが開通した。3年前まで住んでいたところでは加入していたのだが、
現住地は陸の孤島のようなところなので、ケーブルテレビ局はあっても、ケーブルがここまで届いていない。そ
れが先月やっと開通するとの知らせがあり、早速加入。映画専門のチャンネルが6つほどあり、映画好きの
ぼくにはたまらない。
今月の初め、大学の授業でアメリカの黒人詩人ラングストン・ヒューズを取り上げた。その際、黒人差別の
問題を描いたアメリカのテレビドラマ「ルーツ」の話をしたのだが、学生の誰も知らなかった。それも無理はな
い。このドラマが日本で放映されたのは1978年、27年も前である。40代以上でないと記憶にないかもしれ
ない。現代を生きる黒人作家(アレックス・ヘイリー)が自分のルーツ(原点)を探し求め、18世紀半ばにアフリ
カから奴隷として連れてこられた(今で言えば拉致)先祖に辿り着く。そのノンフィクションをドラマ化したもの。
当時夢中になってこのドラマを見ていたことを今でも鮮明に覚えている。もう一度見たいと思い、レンタルビデ
オ店などで探すが、どこにも置いていない。そこでネットで探したら、何と、ケーブルテレビでやっていた! で
も11月で放送終了。ああ、もう2ヶ月開通が早ければ、と残念でならない。
2ヶ月ほど前の朝日新聞「天声人語」に、「黒人公民権運動の母」と呼ばれるローザ・パークスさんが92歳で
亡くなった、という記事が載っていた。
「1955年12月1日、バスに乗っていたひとりの黒人女性が逮捕された。バスには白人専用の席があった。
女性は、もちろん専用席ではなく、その後ろの席に座っていた。白人たちが乗り込んでくると、運転手が席を
譲るように告げた。それは当時の差別的な習わしだった。女性は『動くまい』と心を決めて座り続けた。運転手
が警察を呼んだ」(「天声人語」2005.10.27より)。
リンカーンの奴隷解放宣言(1863年)から100年近く経ったこの当時もまだ、このような黒人差別が続いて
いたのかと驚かされる。しかし、この秋、アメリカ南部を襲ったハリケーン「カトリーヌ」の報道を見ていると、ま
だ黒人差別のかけらがアメリカには根強く残っているのだと改めて思わされる。
ぼくもまた
ラングストン・ヒューズ ・ 木島 始 訳
ぼくもまた
アメリカをうたう。
ぼくは色のくろい兄弟だ。
お客がくると、
台所で食事をしろと
かれらはぼくを追いやるが、
ぼくは笑い、
よく飯をくい、
強くなるんだ。
明日は
お客がきても、
ぼくはテーブルに坐るんだ。
きっとだれも、
「おまえ台所で食事をしろ」と
そのときあえて、
言いうるものはいないだろう。
そのうえ、
かれらはどんなにぼくが立派かわかり、
恥しくさえおもうだろう、─
ぼくもまた、
アメリカなのだ。
今年も残り2日となった。社会的にはいいニュースより悪いニュースの方が圧倒的に多かった。来年もまた
たぶん似たようなものだろう…。1年があっという間に過ぎていく。
京都新聞・新刊詩集評(12月24日付)で取り上げた詩集は次の5冊。たかとう匡子『学校』(思潮社)/井
口幻太郎『アルカディアの食事』(摩耶出版社)/在間洋子『船着場』(湯川書房)/北原千代『ローカル列車を
待ちながら』(土曜美術社出版販売)/水口美乃里『冬枯れの道』(私家版)。
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ホワイト・クリスマス
先日初雪のことを書いたが、今日はそれを上回る大雪。去年の大晦日以来の大雪で、朝起きて、窓の向こ
うを見たときはびっくり。早速カメラを持って、ホッピーと散歩。高い場所から見ると、高原がまっ白な雪におお
われて、童話の世界のよう。道の途中には、3人の賢者の人形も立っていて、まさにホワイト・クリスマス。
この高原では、クリスマスのイルミネーションをしている家が多く、夜はとてもきれいです。
難渋していた詩もやっと完成。これで今年の仕事も終わり。雑用はまだまだいっぱいあるけれど、取り敢え
ず、ほっと一息といったところです。
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雪の高原 |
3人の賢者 |
雪の庭(積雪10センチ) |
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鼻の頭に雪をつけたホッピー |
ボールと遊ぶホッピー |
小さな雪だるま |
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