どうして苦痛になってきたんだろう?
目下、ガーネット次号の編集に追われている。同人の原稿はすべて揃ったが、まだ自分の原稿が書けてい
ない。毎回、原稿で苦しむのが「詩集から」の欄。1巻の詩集からこれはと思う1編を選び、さらにそこからポ
イントとなる部分を抜き出していく。量が少なければどうということもないが、積み上げた詩集が70冊、80冊
ともなると、いいかげん苦痛になってくる。詩を読むのが苦痛になってくる。
詩を書き始めた頃は、詩を読むのが好きだった。新しく出会う先達の詩を読みながら、目の前の世界がひ
らけていくような気がした。新鮮な感動が詩から与えられた。それが今、詩を読むのが楽しくなくなっている。
苦痛にさえなっている。その原因が自分にあるのか、それとも今現在書かれている詩に問題があるのか…。
ガーネット50号記念の特集名は「現在詩について思うこと」(仮)。この特集から今現在書かれている詩に
ついての問題点が炙り出されてくればいいなと思っています。乞う、ご期待。
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24時間
この夏は本をたくさん読んだ。「ものぐさ箸やすめ」(岸田秀)「空海」(稲垣真美)「なんじゃもんじゃ博士」(長
新太)「ユダヤ教の本」(学習研究社編)「いいかげんワールド」(眉村卓)「ダ・ヴィンチ・コード」(ダン・ブラウ
ン)の6冊。詩集等詩関係の本を除けば、普段はひと月に1冊も読めばいい方なので、この2ヶ月で6冊とい
うのは自分にとっては多い。
「ダ・ヴィンチ・コード」は大きな話題になった本なので読んだ方も多いと思う。僕は推理小説の類いはほと
んど読まないので(昔はアガサ・クリスティなどたくさん読んだが)、今回も家人の強い薦めがなければ手に取
っていなかったと思う。でも読んでみると、ベストセラーになるだけあって、結構おもしろかった。読んでみて分
かったのだが、この話、かなり長い(文庫版で3巻、合計800ページ強)のに、時間的にはまる1日(24時
間)しか経過していない。たった1日でこれだけ場所を移動し(最長はフランスからイギリスまで)、これだけい
ろんな事件が起こるのは無理やろ、とツッコミを入れたくなるが、そこは虚構の世界だからまあいいのだろ
う。
僕は本を読みながら、つい本筋とは関係のない端々のことが気になってしまう。それで気になる言葉や場
所や歴史的な事柄が出てくると、読むのを中断し、それを調べたりする。「そんな読み方をしていたら、前に
進まないんじゃない」と妻によく言われる。実際そのとおりで、この24時間の物語を読み終えるのに1週間近
くもかかってしまった。
24時間といえば、最近アメリカの人気テレビドラマシリーズ「24」を観ている。こちらは文字どおり24時間
の出来事を24話で描いたもの。週に5話しか放送していないので、どんなにがんばっても24時間のドラマを
観るのに1ヶ月以上はかかりそうである。
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スーパーマン・リターンズ
昨日は久し振りに映画を観てきた。「ス−パーマン・リターンズ」。前作から18年ぶりの復活となる今作が、
シリーズ中最も出来がいいように思われた。アクションや特撮もさることながら、単にそれだけではなく、この
最新作では、許されざる愛(?)や自分の居場所を求めて苦悩し、葛藤する姿が描かれていて、そこに今ま
での作品とは違う深みが感じられた。ただ、スーパーマンも○○○をするんだとラストで分かったら、映画館
を出てからちょっと笑えてきた。
大学の授業も始まり、いくつかの締切もそろそろ迫ってきた。秋の訪れとともに、少しずつ忙しくなってきそ
うな気配です。
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ニセメール
時たま、僕の名を騙ったメールが知人に送られることがある。内容が変だと思った知人から問い合わせが
来て初めて、それがニセメールであると判明する。今まで何回かそういうことがあったが、そのどれも件名が
英語になっていたという。僕は件名を英語で打ったりしないので、そういうメールが来たら、たとえ送信者が僕
の名前になっていたとしても開封しないようにしてください(特に添付のあるものなんか)。
それにしてもどうしてこういうことができるのだろう。僕のパソコンにはセキュリティソフトを入れてあるので、
ウイルスやスパイウエアに冒されることはまず考えられない。もし冒された結果のニセメールだとしたら、一
人や二人ではなく、名簿の中にあるアドレスに一斉に送信されるはずである。しかし、そういうことは今のとこ
ろない。としたら…。考えられるのは、ホームページにメールアドレスを載せていること。これをどういう仕組
かよく分からないけれど細工して、特定の誰かに送りつけているのかもしれない。
自分の知らないうちに自分になりすまし誰かにメールが送られる。英語の件名で、他愛のない内容だった
らまだいいが、まったく本人になりすまし、悪意をこめたメールが送られるとしたら…。考えるだけで、恐い。
インターネットができて何かと便利になったけれども、その便利さの裏側には、こうした危険が常に潜んで
いるのだと覚悟して使うしかないのかもしれない。
長い夏休みも終わり、来週から大学の授業。嗚呼。早く冬休みが来ないかな。
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空への質問
予定より1週間遅れで、毎日新聞夕刊(9月9日・土)に拙作「空への質問」が無事掲
載されました。「いのちの光景」と題された欄で、上空2500メートルから撮った雲海
の写真とともに掲載されています。まずはほっと一息。
9月に入って、ずいぶんと涼しくなってきました。最近は読書に耽っています。バック
にはブルーハーツやレイ・チャールズが流れています(傾向がバラバラ?)
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京都新聞・新刊詩集評(9月9日付)で取り上げた詩集は次の4冊。
明楽四三(あけら・しぞう)『カジカの歌』(編集工房ノア)、蒔田耕一『遡行する魚』(白地社)、倉橋健一『化
身』(思潮社)、梶谷忠大(ただひろ)『わがたらちね抄』(編集工房ノア)。
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3つの訃報
今年に入ってから3つの訃報に接した。生前、多少なりとも縁のあった方々である。滝本明(たきもと・め
い)、福田万里子、高木東六の3氏。
○詩人で都市プランナーであった滝本明氏とは、10数年前、「楽市」という詩誌で座談会をやったとき初めて
知り合った。他者を気遣うように話すその様子から温厚な人柄が感じられた。その後、何度か何かの会合で
顔を合わせたような気もするが、ほとんど記憶に残っていない。互いに新刊が出れば贈り合ったりもしていた
が、それもこの10年ほどは途絶えていた。
去年の2月、氏から「現代詩人文庫 滝本明詩集」(砂子屋書房)が送られてきて、それが久し振りの再会
となった。その後、半年も経たないうちに「一行の夢を見た」(白地社)というエッセイ集が送られてきた。それ
を目にしたときには、滝本さん、復活だなあ、と思ったものだった。その矢先に訃報を聞くとは…。知人から
の聞き伝えなので詳しいことは分からないが、今年の春頃、病死したとのことであった。
先のエッセイ集のあとがきには、「90年代半ばから2004年まで、私は心臓と腎臓の病いから、入退院をく
り返し、書くことが物理的に困難になっていた」と記されている。1943年、大阪生まれ。享年63。早すぎる死
だと思う。
○詩人の福田万里子さんとも、「楽市」の座談会で初めて面識を得た。その後何回かいろんな会でお目にか
かっている。この方も優しい方だった。ガーネットの購読会員にもなってくださっていた。
「楽市」での詩の他、太宰府の広報誌に毎回エッセイを連載されていて、それを読むのを楽しみにしてもい
た。お手紙で、ここ2年ほど闘病中だとは聞いていたが、まさかこんなに突然亡くなられるとは思ってもいなか
った。8月12日逝去。享年73。
○作曲家の高木東六さんの死を知ったのは、新聞でのことだった。何気なく朝刊をめくっていて、その死を報
ずる記事が目に飛び込んできたときには驚いた。それは、まだ生きておられたんだという驚きだった。
今から40年ほど前、NHKのテレビ番組に「あなたのメロディ」というのがあった。素人が作詞作曲をした歌
をプロが歌うという番組で、かなりの人気を博した長寿番組でもあった。この中から北島三郎の歌う「与作」を
始めいくつかのヒット曲が出ている。
この番組に僕は高校2年生の時に出た。作詞作曲をした歌が運よく受かったのだった。そして、その時の
審査員のひとりが高木東六さんだった。舞台に緊張して立つ僕に向かって高木さんは、僕の歌を口ずさみな
がら、「ここ、いいメロディね」とおっしゃってくださった。その時の様子が今でもありありと目に浮かぶ。
その時高校生だったぼくの目には、高木さんはかなりのおじいさんに見えた。でもまだ60歳を少し越えたぐ
らいのお年だったのだ。享年102歳と新聞には報じられていた。
虹が
空に書かれた一行の言葉なら
地は消え去る人の祈りを
色の言葉にして見せたのだ
(滝本明「一行の虹」より)
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掲載日
前回、9月2日付毎日新聞夕刊に拙作が掲載される予定と書きましたが、当日の新聞には掲載されていま
せんでした。問い合わせると、社内の事情で延びたとのこと。新聞や雑誌ではこういうことがよくあるようで
す。ここ1年の間でも、延期になったのがこれで3回目(新聞2回、週刊誌1回)。こういうことが続くようであれ
ば、今回のように前もって告知できなくなってしまいます。というわけで、次回からは掲載後にお知らせするよ
うにしたいと思います。
もし、わざわざ当日の新聞を買い求めに行かれた方がおられたら、申し訳ありません。深くお詫びします。
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金魚の昼寝
漫画家の森雅之さんがガーネット49号の感想とともに、拙作「金魚の昼
寝」の絵を描いて送ってくださった。僕の詩は少し恐いところのあるものだ
けど、森さんの絵はかわいくて、温かみのあるもの。うーん、これは家宝
にしよう(^^)。
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毎日新聞(大阪本社版)9月2日(土)夕刊に拙作「空への質問」が掲載される予定です。掲載依頼が新聞
社から直ではなく、日本文芸家協会を通してのものだったので、どんなふうな形での掲載になるのかまったく
不明。毎日新聞をとっておられる方はぜひご覧ください。
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信州旅行・恐怖の体験
毎夏恒例の信州旅行。今年は八ヶ岳山麓の原村に行って来ました。宿は犬もお泊まりのできるペンション
「のはら」。ご主人がとても気さくな方で、ホッピーも人間もゆっくりとくつろぐことができました。
●女の子の日
出発直前にホッピーが女の子の日になり、大慌て。急遽、ペットショップへパンツを買いに行くことに。使い
捨てのオムツと赤いスカートを購入。嫌がって履かないだろうと案じていたけれど、意外にも嫌がらずに履い
てくれ、何とか旅行を中止せずに済み、ほっと一息。それにしてもホッピーに赤いスカートは似合わないな
あ。なんか、おっさんが女装をしているみたい(笑)。
●「今、会いにゆきます」と買い物
ペンションの近くの八ヶ岳自然文化園は、映画「今、会いにゆきます」のロケ地になっていて、感激(竹内結
子のファンなので…)。同じくペンションの近くにある農業実践大学では、野菜や乳製品の直売をやってい
て、こちらは母や妹、女房など女性陣が感激。1時間以上もかけてあれこれとびっくりするくらい大量に買っ
ていた。女性ってどうしてこんなに買い物が好きなんだろう?
ここでは熱気球の体験もして、女性陣はみんな大満足のようでした(僕は乗らずに、下からカメラマンの
役)。
●恐怖の体験
体験といえば、今回、恐怖の体験を2つほどした。まず往きの中央自動車道を走っているときのこと。突然
の豪雨となり、すぐ前を走っている車の姿も見えなくなって、テールランプとガードレールの灯だけを頼りに運
転。これはほんとうに恐かったー。
もう一つは、ペンション内での出来事。トイレに入り、内鍵を閉めたのはいいけれど、出ようとしたら鍵があ
かない。どうやら壊れてしまったようだった。内側からドアを叩いたり、「すみませーん」と叫んだりして…(あ
あ、恥ずかしい)。やがてその音に気付いてペンションのご主人たちが来てくれて、あれこれとやっているうち
に何とか開いて外に出られたけれど、このままずっとトイレに閉じ込められたままだったらどうしよう、と一瞬
思ったりもした。これは恐怖プラス恥ずかしい体験(他人には笑えるかもしれないけれど…)。
こんなふうにいろいろとハプニングもあったけど、清里や八ヶ岳周辺の観光地を巡り、おいしいお蕎麦も食
べることができ、楽しく、思い出に残る旅となった。ホッピーも高原を気持ちよさそうに走り回っていた。元気
が出てよかった、よかった。
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赤いスカートのホッピー |
映画「今、会いにゆきます」
のために作られた墓
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八ヶ岳農業実践大学 |
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牛にこわごわ近づくホッピー |
熱気球体験 |
「おっこと亭」のきりだめ蕎麦。
2回目だけど、美味しい!
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夏バテ
山の上なので、さぞかし涼しいだろうと知人たちによく言われるが、朝晩が少し涼しいぐらいで昼間は下界
と変わらない。部屋の温度計は連日35度を指している。じっとしていても汗が噴き出してくる。頭も体もぼうっ
とする。食欲もない。完全な夏バテ状態。しかし、その割に体重が減らないのは、ビールやお酒で補っている
からか?
ホッピーもこのところ夏バテ状態。ほとんどご飯を食べない。
お尻の匂い袋(肛門のところにそういうのがあるらしい)に炎症
を起こして、目下治療中であるけれど、暑さと体調不良の両方
でよけいにまいっているのかな?
来週は毎夏恒例の信州旅行。涼しいところへ行って、大好き
なソフトクリームでも舐めたら元気が出るかも。もうすぐだよ、
ホッピー!
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