「ガーネット」の編集、奮闘中
目下、「ガーネット」次号(69号)の編集に集中しています。同人へ校正を送り、その返ってくる間に自分
の原稿を書いたり、全体のレイアウトをしたりしています。自分の原稿はあと詩が2つ。これは毎度のよう
にミューズの降臨次第です。何とか発行予定の3月1日に出せればいいのですが。
このあと、びーぐるの原稿や他誌への寄稿、空とぶキリン社から出す詩集のレイアウトなどが控えてい
ます。当分忙しさは続きそうです。
朝から降っていた雨が、雪に変わりました。積もるだろうか…。
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寒い朝
朝起きたら雪がうっすらと積もっていました。外は風がびゅんびゅんうなっています。とても寒い朝です。
吉永小百合の「寒い朝」がふっと口について出てきます。「北風吹き抜く寒い朝も、心ひとつで暖かくなる
…」というような歌でした。今なら、そんなんで暖かくなるかいな、とツッコミたくなりますが、昔の人は、そう
だね、そんな暖かくなるような人がそばにいたらいいな、なんて思いながら聴いていたんでしょうね、きっ
と。
寒さの中(と言っても部屋は暖かですが)、ガーネットの編集に打ち込んでいます。「詩集から」のために
たくさんの複雑な現代詩を読んで、頭はかなり疲れ気味です。こんな時は、シンプルでぬくもる詩が読み
たいなと思えてきます。
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立春
昨日は節分。慣習に従って恵方巻きを食べ、あわせてイワシ(の天ぷら)もいただきました。この慣習、
関西だけかと思っていたら、昨日の全国ニュースで関東でも販売されている様子が映っていたので、今や
全国に広まっているのだと知りました。
節分の日にヒイラギの枝にイワシの頭を刺して戸口に飾るという風習は、昔から(江戸時代頃からか)あ
り、邪気を払うものとして分かるのですが、巻き寿司を丸かじりするというのは邪気払いとは何の関係もな
いように思えます。
こんな慣習がなぜ生まれ、いつごろから定着したのか、と思って少し調べてみました。起源については
諸説あってはっきりとしませんが、昭和の初め頃、「大阪鮓商組合や海苔協会が海苔などの販売促進の
目的で<節分の丸かぶり寿司>に関するチラシを配布し宣伝を行った」(ウィキペディア)と書かれたもの
があり、どうもこのあたりが普及するきっかけとなったようです。いわばバレンタインにチョコレートを贈ると
いうのと同じで、商売人の戦略がまんまと成功したようです。
ところで恵方巻きという名称、これは、「1998年にセブンイレブンが全国発売にあたり、商品名に採用し
たことによる」と書かれていて、これはちょっと意外でした。そう言えば、それまでは単に巻き寿司の丸か
ぶりと言っていたような。このコンビニの全国発売によって、関西だけであった習慣が一気に全国に広ま
ったようです。
恵方に向かって無言で願い事を思い浮かべながら丸かじりするのがよいとされていますが、こんなのも
何の根拠もなく、誰かが言い出したのが口伝えで広まったのでしょうね、きっと。女房は律儀にそれを信じ
て黙々と食べています。僕は何とかしゃべらせてやろうと毎年あれこれと話しかけたりしますが、未だ成功
したことはありません。
何はともあれ節分が過ぎ、今日は立春。まだまだ寒い日が続きますが、立春という言葉を聞いただけ
で、春がすぐ近くまで来たように思えてきます。
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くじ運
先日、年賀状のお年玉くじを調べていたら、3等が当たっていました。20年か30年前に末等(切手シー
ト)のひとつ上(当時は5等まであって4等だったかも)のレターセットが当たったことがありますが、それ以
来のことです。概してくじ運はよくありません。宝くじなどもごくまれに買ったりしますが、末等さえ当たった
ことなし。たまに当たるのは回転寿司(くら寿司)のガラガラポンぐらい。今回の年賀状も、300枚ぐらい来
ていたので、末等は6枚ぐらい当たっていてもいいはずなのに、当たりは3枚だけという率の悪さ。
昔、職場の同僚に宝くじで10万円当たった男がいます。黙っていればいいものを、しゃべったばっかり
に、周りの連中が「幸運はみんなに分け与えた方がいい」などと言って彼を誘い、10人数人で飲みに行
き、当たりの大半を散財させたことがあります。悪い奴らですね。まあ、僕もその中のひとりですが。彼も
よく承知してみんなにおごったものです。神様はこういういい人にこそ幸運(くじ運)を与えるのかもしれま
せん。としたら、くじ運の悪い僕は、やっぱり悪い人なんでしょうね、きっと。
今月締め切りの詩を何とか書き終えて出しました。
これからしばらくはガーネットの原稿に集中します。まずは「詩集から」。今回は100冊ぐらい本があり、
読むのが大変です。
明日から2月。あっという間に新年の1ヶ月も過ぎました。
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初積雪
この冬初めて雪が積もりました。といっても1センチほど。例年ならこの時期には2回や3回、5センチや
10センチの雪が積もったりしているものですが、今年はどういうわけか雪が少ない。全国的には豪雪な
のに、どういうわけだろう? 雪は少ないけれど、寒さは例年以上に厳しいような。
目下、今月末締め切りの詩に取り組んでいます。いつものようになかなか浮かんできません。ガーネット
の締め切りも今月末。このところ飲み会が続いてなかなか集中できずにいましたが、しばらくは飲み会も
なし。そろそろエンジンを全開にしなければ。雪が燃料になったらいいのになあ。
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不思議な話
先日、見知らぬ人から拙著『桃の花』を、「贈っていただきありがとうございます」という礼状が届きまし
た。それを読み、なんだか狐につままれたような気がしました。というのもその方に『桃の花』を贈った覚え
がないからです。誰かほかの人が送ったのを勘違いされているのだろうか? それとも昔買ったのを久し
振りに読み、最近著者(私)からもらったような気になったのだろうか? などなどいろいろと考えました
が、よく分かりません。住所が九州になっていたので、もしかして、九州在住の知人が「これいいですよ」と
いうような感じで知り合いのその方に送ったのかもと思い、その知人にメールで問い合わせましたが、送
っていないとの返事でした。
それじゃ、これはどういうことなんだろう? 礼状に電話番号が記されていたので、電話をかけて聞いて
みようかとも思いましたが、「僕は送っていません」とわざわざ言うのもなんだか変だし…、ということでや
めました。
それから数日後、藤富保男さんから手紙が来て、それを読み、疑問が一気に氷解しました。藤富さんの
お手紙は「びーぐる」最新号の感想だったのですが、最後の方に、砂子屋書房から自費出版の案内文と
一緒に貴兄の『桃の花』を頂きましたと書かれていて、思わずこれだったのかと膝を打ちました。これなら
1週間ほど前に我が家にも届いています。A4×厚さ2センチほどのしゃれた化粧箱で、中には自費出版
の案内パンフレットと詩集が1冊入っていました。詩集は『桃の花』ではなく、知らない人のものでした。奥
付を見ると3年ほど前の発行になっています。要するに、在庫処分もかねて、過去に出版したいろんな詩
集をPR用に同封していたようです。我が家に『桃の花』が届いていれば、最初の礼状にもぴんと来たので
すが、さすがに著者に送るのはためらわれたのでしょう。
礼状の一件はそれで謎が解けたのですが、なんだか釈然としない気持も残りました。出版社にすれば、
うちで出版すればこんなにいい本が作れますよという思いをこめて送っているのでしょうが、こちらにすれ
ば、上に書いたようになんだか在庫処分扱いされているような気がしないでもないし、自費出版ではない
のに自費出版の見本のようにされているのも少々引っかかります。しかしまあ、印税はきちんともらってい
るのだから、残りの本をどうしようと出版社の勝手ではありますが。
というわけで、ほかの方にも『桃の花』が届いているかもしれませんが、こちらが贈ったわけではないの
で、礼状など不要です。念のため。
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海外転居
ガーネット同人8人のうち2人が海外へ転居することになりました。
ひとりは高木敏次。転居先は台湾で、去年の11月頃から荷物の整理のため沖縄と台湾の間を行き来し
ていたのですが、今月半ばには完全に台湾に移りました。帰国予定は未定。早くても何年も先になるので
はないかと思います。
もうひとりの海外転居は神尾和寿。こちらは大学の研修(?)で3月末から9月中旬までドイツに移りま
す。
ガーネットの原稿に関しては、高木敏次の方はメールのやりとりで今まで通り掲載予定ですが、神尾和
寿の方はパソコンが苦手とのことで、次々号(70号)を休載する予定です。
同人の所在地はこれまでも沖縄から群馬までと広範にわたっていましたが、さらに海外にまで広がるこ
とになりました。それぞれの地から新たな作品が寄せられることを期待しています。
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「びーぐる」18号、刊行!
「びーぐる」18号が出ました。今号の特集は「名詩を発掘−埋もれた宝石に光を
あてる」。タイトル通り、優れた詩を発掘し、光をあてようというのが特集の目的
で、5篇の論考と25人のアンケートで構成しています。40年も詩を書き続けてき
て、初めて出会う詩人も少なからずいて、企画した自分にとっても多くの刺激を与
えられる特集になりました。ちなみに僕は論考でずいぶん前に出会った学生の詩
を紹介しています。本人は自分の書いたものなどとっくに忘れていたようですが。
拙作はほかにいつものフォトポエムと連載中の「詩歌の植物」、それに短い詩を
ひとつ。今回はたくさん書きました。
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フォトポエムの今回のタイトルは「ひさかたのひかりのなかで」。昔の恋を思い出すという趣向の詩です。
恋愛詩はちょっと恥ずかしいものがありますが、たまにはまあいいかなと。「詩歌の植物」は、今回、萩原
朔太郎の「小出新道」を取り上げました。自分で言うのも何ですが、なかなかの力作です!
今号では第2回「びーぐるの新人」の発表もしています。受賞者は草野理恵子さん。ご一読を。
「びーぐる」の入手方法は「情報」欄をご覧下さい。
目次の詳細は山田兼士さんのホームページ(18号の目次)でご覧頂けます。
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打ち上げ
昨日は山田兼士さんの4年ゼミ打ち上げ飲み会に誘われて参加しました。学生は男女3人ずつの計6
人。このうち4人は僕の授業を受けていたのでよく知っている人たちです。古市駅前の居酒屋で2時間ほ
ど楽しく飲みました。
2次会は山田宅でとのことでしたが、僕は失礼して帰宅。このところ飲み会が続いていたのと、家まで2
時間近くかかるため、ちょっと時間的に無理でした。
大学の授業も来週で終わり。後は長い春休みです。
でも仕事に休みはなく、今は空とぶキリン社の新しい詩集の編集にとりかかっています。今月末には詩
の締め切りがひとつと、ガーネットの締め切りもあります。そろそろ正月気分から抜け出して、仕事モード
にギアを切り替えなければ。
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熱い思い
昨日は某出版社の方と、打ち合わせ兼飲み会がありました。拙著を出したいとのこと。この出版不況の
時代にありがたいお話です。拙著との出会いや、本への熱い思いが語られ、今の時代には希有な出版
人だと思えました。
外は身を切るような寒さでしたが、お酒を飲みつつ、詩を中心にいろんな話を交わし、身も心もほこほこ
と温かくなりました。
話がうまく進めば年内に1冊か2冊、本が出るかと思います。その節はご購読をよろしくお願いします。
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