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ガーネット・クロニクル
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VOL.38                          (39号以下は「ガーネット最新号」のページをご覧下さい)

 (文中敬称略)   
90年8月1日 詩誌「ガーネット」創刊
 前年までの5年間、詩誌「スフィンクス考」を続けてきた高階杞一が同誌終刊後、同人だった神尾和寿を誘い、
二人でスタート。 
 版型・表紙のレイアウトなどは、ほぼ現在と同じ。  
 タイトルは、高階の好きなマンガ家「もりまさゆき(森雅之)」 の同名作品に由来する。高階はこのタイトルに
「読む人の心に深く届くいい詩を書きたい」「既成の詩にとらわれず、さまざまな 実験を試みていきたい」との思
いを籠めていた。 
  創刊号の企画は「同題異詩」。「柱」「穴」「健康」などの同一タイ トルで、同人二人が原稿用紙一枚程度の詩
を書くというもの。他に、ワープロを無茶苦茶に打っていって詩を作るという試み〈わしはワープロで自動記述を試
みた〉「雨」(高階)も掲載。 
  詩作品     
    高階「星に唄おう」 神尾「善悪超越男(ぜんあくちょうえつまん)」「はしごかけ」 
  神尾の詩論「詩を読む」始まる。ここで神尾は大橋政人詩集『ノ ノヒロ』『昼あそび』を取り上げた。 
  「ガーネットタイム」始まる。 
  「今、私の関心事」第1回の執筆者:中本道代 福間健二 和田七平 杉山平一  
  神尾『水銀109』刊(3月 白地社) 
   
90年12月1日 第2号          
 同人として嵯峨恵子大橋政人が加わる。嵯峨は同人公募に応じての参加、大橋は高階よりの依頼に応じて
の参加であった。 
  早くも特集「クリスマスの贈り物」を組む。 
  物語 藤富保男「当世聖夜気質」     
      福間恵子「星の贈り物」  
      神尾  「五つのヤマシタ」  
      田中紀子「あなたのみ手が昼も夜も私のうえに重たかったから」 
  詩   加藤健次「おくりもの」  
      柴田基孝「聖夜祭の坂道」  
      雨宮慶子「ホワイトムースを汝が髪に」  
      高階  「プレゼント」  
  エッセイ 舟山逸子「父の贈り物」 
      仲山 清「クリスマスの明かりも届かない」 
      嵯峨  「サンタ・クロースと東方の三博士」 
      大橋  「遠いクリスマス」 
  この他に、「クリスマスおススメのこの一冊(アンケート)」など、かなり力をいれた特集となった。
  詩作品     
   高階「星に唄おう2」 神尾「林に森に」 嵯峨「すれすれ」「なみなみ」 大橋「秋」「日録」 
  神尾の「詩を読む」第2回は、福間健二の三冊の詩集について。
  「今、私の関心事」執筆者:國峰照子 鈴木ユリイカ 鈴木東海子 天野忠  
   
91年4月1日 第3号 
 特集「いい詩が読みたいッ!」を組む。同人による論考と、推薦詩。ここで高階は宮尾節子「くじらの日」を推薦
した。 
  現在も「詩集から」として続いている高階の「詩誌・詩集から」始まる。 
  詩作品 
  高階「星に唄おう3」 神尾「チョコレート日誌」 嵯峨「すらす ら」「ゆらゆら」 大橋「洗濯」「五月」  
  神尾「詩を読む」第3回は、萩原健次郎の三冊の詩集について。
  「今、私の関心事」執筆者:安西均 荒川洋治 田代田 中上哲夫 
  ワープロ入力作業に、南風桃子の協力をあおぐこととなった。 
   
91年8月1日 第4号 
  創刊一周年。 
  ひるむことなく? 特集を組む。タイトルは「詩の体重」
   論考 福間健二「みんな軽くなっている」/國峰照子「落語・手前味噌」/安水稔和「星は星形ですか」 
       高階 「詩の体重の計り方」/嵯峨 「虚数の重み」/神尾 「魂は50円」/大橋 「中上哲夫の場合」 
  詩作品     
   高階「星に唄おう4」 神尾「ふたつの夢U」 嵯峨「チリチリ」「私について」
   大橋「5(眼の離せない子猫たち)」 
  神尾「詩を読む」第4回は、奥野祐子の二冊の詩集について。
  「今、私の関心事」執筆者:武田隆子 奈良暎子 高橋順子 中島悦子 
  なお第3号の特集の中で高階が〈ある高等盲学校の生徒の作品〉 として引用した詩「地球の用事」が、まど・
みちお作品からの盗用であることが判明し、お詫びと訂正文を本号に掲載する。 
  高階のお詫びの手紙に対し、まど氏からは「こういうことはもうしょっちゅうあって、老人の私はその子からラブ
レター貰ったみたいに喜んでいるのです」との鄭重なご返事があった。                         
      
91年12月20日 第5号 
 宮尾節子を同人に迎える。特集なし。        
 詩作品     
  高階「星に唄おう5」 神尾「ふたつの夢X」 嵯峨「バイバイ」「さわさわ」 大橋「ハイゼンベルグの子猫たち」
  ほか四篇 宮尾「ガガンの碑」「かぐや姫の開封」ほか五篇 
 神尾「詩を読む」第5回は、甲田四郎の二冊の詩集について。
 「今、私の関心事」執筆者:河津聖恵 中村不二夫 宗近真一郎 由木しげる 
       
92年4月1日 第6号
 特集なし。              
 詩作品     
  高階「星に唄おう6」 神尾「ふたつの夢[」 嵯峨「花束」「髪の桜」ほか二篇 大橋「桜について」 
  宮尾「よい質問」「聖チョッコレート」「よかっぺ」 
 「今、私の関心事」執筆者:江嶋みおう 瀧克則 一色真理 舟山逸子
  
92年8月15日 第7号
 創刊二周年。 
 特集「現代詩の再生」。80頁近い厚さとなる。 
  アンケート「外から見た〈現代詩〉」 回答者16名 
  論考 〈現代詩〉の問題点 :金原瑞人 中上哲夫 辻征夫 
      〈現代詩〉の現在 :ガーネット同人    
      〈現代詩〉の未来 :中川千春 樋口えみこ 
  作品 星野洋輝(俳句) まど・みちお(詩「チョウチョウ」) 高岸昇(絵) 森雅之(絵) 津吉ゆうこ(絵) 
 詩作品     
  高階「星に唄おう7」 神尾「ふたつの夢\」 嵯峨「おいしいお茶の時間」「砂漠のバラ」 大橋「バンザイ、バ 
  ンザイ」 宮尾「それでも君の前に立ち」「旅支度」ほか三篇 
 神尾「詩を読む」第6回は、河津聖恵の二冊の詩集について。 
 「今、私の関心事」執筆者:辻本洋子(新聞記者) 西田佐和子(児童書編集者) 山本暎士(作曲家) 
                 梅田みか(脚本家・エッセイスト) 
   
92年12月15日 第8号 
 特集なし。現在までで唯一の黒い表紙。       
 詩作品     
  高階「星に唄おう8」 神尾「ふたつの夢]T」 嵯峨「記念写真」「Tシャツの夏」 
  大橋「冬の朝」「お昼の地震」 宮尾「ふじっ子の」「冬」ほか二篇 
 論考 
  嵯峨「未来の北を流れる川―秋野さち子論」 
  高階「古い船を今動かせるのは古い水夫じゃないだろう―現代詩手帖10月号〈詩誌月評〉に寄せて」 
 「今、私の関心事」執筆者:富沢智 麦朝夫 甲田四郎 川島完          
 嵯峨『クスクス』刊(12月 花神社) 
   
93年4月5日 第9号 
 特集なし。   
 詩作品     
  高階「タンスとダンス」「王様の午後」 神尾「ふたつの夢]V」 嵯峨「左側に気をつけろ」「鳥のもとにて春」
  大橋「南公園」「ムラサキハナナ」ほか一篇 宮尾「神様の失敗」「空地」ほか二篇 南風桃子「トワイライト」 
 この1冊 高階「まど・みちお詩集『ぼくがここに』」 
 神尾「詩を読む」第7回は、高階杞一の三冊の詩集について。 
 「今、私の関心事」執筆者:伊藤芳(現、芳博) 笠間由紀子 財部鳥子 山田今次    
 宮尾が「ラメール新人賞」を受賞する。 
 編集協力の南風桃子が第一回けやきの詩大賞に入賞する。 
   
93年8月20日 第10号
 創刊三周年。特集なし。 
 詩作品     
  高階「痛い8月」「長い会議」 神尾「ふたつの夢]W」 嵯峨「紹興の朝 七時」「頭にスがはいる」ほか一篇 
  大橋「ネコの声に呼ばれて」ほか六篇 宮尾「水鳥」「天使の証明」ほか二篇 
 この1冊 高階「松本恵子詩集『好き』」 
 エッセイ 
  大橋「世間知ラズでGOー―谷川俊太郎『世間知ラズ』を読む」 
  嵯峨「ジョン・カサヴェテスの世界」 
 神尾「詩を読む」第8回は、吉沢巴の三冊の詩集について。 
 「今、私の関心事」執筆者:中村ひろ美 野沢啓 中村えつこ 堀内統義       
   
93年12月6日 第11号 
 この号を最後に宮尾が同人から退くこととなる。特集なし。 
 詩作品     
  高階「挟まれて」「階段の理由」 神尾「ふたつの夢]Y」 嵯峨「お墓まで」「墓場とカラス」ほか一篇 
  大橋「なんとはなしに」「のけぞって」 宮尾「蜜の方位」「正午」ほか一篇 
 エッセイ  嵯峨「オリヴィエの帰還」           
 「今、私の関心事」執筆者:田村奈津子 園子温 駒田克衛 高塚かず子       
 高階『星に唄おう』刊(10月 思潮社)
   
94年4月20日 第12号 
 久し振りの特集は「今、政治をどうみるか」 アンケート 依頼15名、回答者8名。 
  阿賀隈/岩木誠一郎/大家正志/國中治/國峰照子/須永紀子/中川千春/平居謙 
  論考 ガーネット同人 
 詩作品     
  高階「ホースの日」「時折の死体」 神尾「ふたつの夢][」 嵯峨「葉桜」「熱烈歓迎」
  大橋「おばさんとお坊さん」「五万人」 
 神尾「詩を読む」第9回は、鈴木東海子の三冊の詩集について。
 「今、私の関心事」執筆者:藤富保男 村中秀雄 岬多可子 樋口えみこ       
 大橋『泣き田んぼ』刊(2月 紙鳶社) 
   
94年8月20日 第13号            
 創刊四周年。特集なし。 
 阿瀧康が参加。神尾詩集『神聖である』を読んでいた阿瀧が、ワープロ打ち詩集『ネクタイ』を、それまで面識の
なかった神尾に贈ったことが縁となる。 
 詩作品        
  高階「指」 神尾「ふたつの夢]\」 嵯峨「男というものは」「男を殺す方法」ほか一篇 
  大橋「人生のお客」「天然クーラー」 阿瀧「乾く」「犬・準備」 
 この1編  高階「吉秋説子『春辺』」 
 エッセイ  嵯峨「母と娘の物語―『ジョイ・ラック・クラブ』」     
 「今、私の関心事」執筆者:木坂涼 辻征夫 愛敬浩一 野村喜和夫         
   
94年12月1日 第14号                    
 小特集「追悼 鳥居昌三」。
  鳥居の作品と藤富保男の論考「器としての本に命を捧げた男(鳥居昌三の思い出)」。   
 詩作品  
  高階「早く家へ帰りたい」 神尾「ふたつの夢]]T」 嵯峨「新人」「事件」ほか一篇 
  大橋「用がある」「新隠居論」 阿瀧「クリス マス」「時間割」 
 この1編  高階「小山清『風の便り』」 
 BOOK  阿瀧「阿部恭久詩集『恋よりふるい』」 
 エッセイ  嵯峨「哀しみのフローレンス」          
 「今、私の関心事」執筆者:新藤涼子 高橋英司 朝倉勇 相沢正一郎        
 宮尾『かぐや姫の開封』刊(10月 思潮社) 
   
95年4月1日 第15号 
 特集なし。                        
 詩作品  
  高階「信号機の前で」 神尾「ふたつの夢]]V」 嵯峨「眠れる鉱脈」「通り過ぎてゆく人々」ほか一篇 
  大橋「ネコの詩を三篇」  阿瀧「春」      
 この1冊  高階「おーなり由子『てのひら童話』」 
        大橋「谷川俊太郎詩集『モーツァルトを聴く人』」 
 エッセイ  嵯峨「阪神大震災東京あたふた日記」          
 「今、私の関心事」執筆者:細見和之 薦田愛 尾崎与里子 松岡祥夫        
 大橋『バンザイ、バンザイ』刊(3月 詩学社) 
   
95年8月1日 第16号
 創刊五周年。特集なし。                  
 詩作品  
  高階「川の字」「出口へ」 神尾「ふたつの夢]]W」 嵯峨「馬鹿になる権利」「他人のふんどし」ほか一篇  
  大橋「あたり前のこと」「死ぬときに」 阿瀧「快晴」「恋人」 
 この1編  高階「柚木汀花『アルバム』」 
 海外便り 高階「ワイルドな朝の国」(韓国)  
        神尾「まいった、まいった日記」(ドイツ) 
  エッセイ  大橋「大江健三郎の断筆宣言をめぐって」 
        嵯峨「まじめなヨガの話」 
 「今、私の関心事」執筆者:森雅之 阿賀猥 谷川俊太郎 八木幹夫     
 編集協力が、南風桃子から柚木汀花に交替する。 
 阿瀧『ネクタイ』刊(9月 紫陽社)
 高階『早く家(うち)へ帰りたい』刊(11月 偕成社)
    
95年12月20日 第17号         
 特集なし。        
 詩作品     
  高階「クリスマス」 神尾「ふたつの夢25」 嵯峨「夢では」「それなりのこと」他一篇 大橋「自失」「いま見た夢」
  阿瀧「歳末」「新年」                   
 海外便り  神尾「まいった、まいった日記(その2)」(ドイツ)  
   高階「ヘンなコロンボ」(イタリア・スイス) 
 エッセイ   嵯峨「ヴィヴィアンの復権|闇のミューズ」 
 「今、私の関心事」執筆者:持田鋼一郎 倉阪鬼一郎 藤井貞和 黒田維理   
  
96年4月1日 第18号
 特集なし。   
 詩作品     
  高階「御下世話役の祈り」 神尾「ふたつの夢26」 嵯峨「飛行訓練コース」「忘れ去られる者」
  大橋「雨の日と晴れの日」 阿瀧「十一月」                     
 海外便り  神尾「まいった、まいった日記(その3)」(ドイツ) 
 エッセイ   嵯峨「デカローグ|変奏するテーマ」 
         大橋「吉本隆明は宗教オンチなのか」 
 BOOK  阿瀧「阿部恭久の新詩集『極東の仕事』」 
 「今、私の関心事」執筆者:支倉隆子 岩佐なを 小長谷清実 金井雄二      
   
96年8月10日 第19号 
 創刊六周年。特集なし。                  
 詩作品     
  高階「雨の中」「夜中」 神尾「その婦人との会話」「ヴェンツェル氏との会話」他一篇 嵯峨「警察に火事を通 
  報する」「誤算」他一篇 大橋「言葉というものの面白さについて」「反対」 阿瀧「手紙」「休日」 
 論考 大橋「〈客観的時間〉と私の考える宗教|吉本隆明は宗教オン   チなのかU」 
      嵯峨「映像の波に漂う舟|映画に登場する詩、詩人」 
 「今、私の関心事」執筆者:西原康子 柴田恭子 渋沢孝輔 瀬沼孝彰      
   
96年12月1日 第20号 
 二年ぶりの特集は「私の処女詩集」 
 22人の詩人へのアンケートと、ガーネット同人の推薦する物故詩人の処女詩集からの一篇。    
 「アンケート」回答者 
  秋野さち子・阿部恭久・新井豊美・荒川洋治・入沢康夫・粕谷  栄市・木坂涼・小長谷清実・正津勉・
  杉山平一・辻征夫・中本  道代・藤井貞和・藤富保男・森原智子・八木忠栄・八木幹夫・ガーネット同人 
 詩作品               
  高階「夜にいっぱいやってくる」 神尾「ロータス(蓮)」「シュヴェーベン(漂う)」 嵯峨「冬の朝顔」「日々はしづ
  かに発酵し…」他一篇 大橋「横行」「垂直」 阿瀧「日録」 
 この一篇   高階「よしだみち〈ひとりおもい〉」 
 「今、私の関心事」執筆者:田中勲 柴田千晶 貞久秀紀 みもとけいこ      
 この特集号は発行部数を通常より多くしたが、見事に在庫がゼロ となった。 
               
97年4月10日 第21号 
 特集なし。 
 詩作品 
  高階「何かが道をやってくる」 神尾「日曜日」「ボウボウ」 嵯峨「衣食足りて」「コロネ」他一篇 
  大橋「五月」「一人足りない」 阿瀧「恐竜のワッペン」「栽培」 
 エッセイ  大橋「〈心〉はどこにあるのか|吉本隆明は宗教オンチなのかV」 
        嵯峨「アディエマスU|蒼い地球の歌声」 
 この一冊  大橋「木坂涼詩集『金色の網』」 
 「今、私の関心事」執筆者:小柳玲子 望月通陽 村岡真澄 橡木弘   
 現在も続く「詩片」欄はじまる。 
 神尾「モンローな夜」刊(2月 思潮社) 
   
97年8月1日 第22号  
 創刊七周年。特集なし。  
 詩作品  
  高階「頭の根っこのどこか小さな広場」 神尾「歴史上の人物A」 嵯峨「お茶の入れ方」「山吹のなぎなた一 
  本」他一篇 大橋「お盆が過ぎた頃」「犬だけの理由」 阿瀧「仕事」「青空」 
 エッセイ   嵯峨  CINEMA「子供たちの顔」  MUSIC「デイヴ・グルーシン トゥ・フォー・ザ・ロード」 
 「今、私の関心事」執筆者:衣更着信 鈴木漠 城戸朱理 八木忠栄        
 高階「春'ing」刊(6月 思潮社)
   
97年12月1日 第23号
 特集なし。   
 詩作品   
  高階「遠くからまたあの音がする」 神尾「歴史上の人物 D」 嵯峨「お別れ会」「エレベーターの乗り方」他一
  篇 大橋「戻りそうで戻らない」「名詞と動詞」 阿瀧「朝」「秋天」他一篇  
 エッセイ  嵯峨 MUSIC「ピアソラに愛をこめて」           
  「今、私の関心事」執筆者:須永紀子 宮野一世 片岡直子 阿蘇豊         
 大橋「新隠居論」刊(9月 詩学社)
 高階(共編著)「スポーツ詩集」刊(10月 花神社)
   
98年4月15日 第24号
 特集なし。    
 詩作品    
  高階「ひとりで遠くの方へ行く」 神尾「歴史上の人物 E」 嵯峨「青空」「置物」
  大橋「三月の空高く」「花学(U)」 阿瀧「新年」「二月」」                    
 小論  高階「朗読はひとつのオナニーである」 
 CINEMA  嵯峨「死をめぐる風景」                  
 「今、私の関心事」執筆者:三沢雅明 大園由美子 大家正志 岡田恵美子        
   
98年8月1日 第25号   
 創刊八周年。特集なし。     
 詩作品     
  高階「後わずかな距離だった」 神尾「歴史上の人物 F」 嵯峨「けらちょ狩り」「単純な世界」他一篇 
  大橋(小詩集)「ネコが行く」 阿瀧「今日」                 
 CINEMA 嵯峨「ありふれた暴力の果て」
 MUSIC   嵯峨「蜜の河の流れるところ」 
 エッセイ  大橋「吉本隆明は宗教オンチなのか(四)  親鸞なのか麻原彰晃なのか」 
 「今、私の関心事」執筆者:本田信次 森原智子 長谷部奈美江 冨上芳秀       
   
98年12月1日 第26号    
 特集は「ガーネット版 今年度の収穫」
  ガーネット同人による今年度の収穫特集。 
 詩作品      
  高階「身がぶよぶよとあふれだす」 神尾「歴史上の人物 G」 
  嵯峨「シネマのように」「おばあちゃんのところ」他一篇 大橋「ネコが行くU」 阿瀧「冬・エスキス」       
  エッセイ  嵯峨「死の完成 子供時代の終わり」 
  「今、私の関心事」執筆者:三井葉子 阿部恭久 水野るり子 花田英三        
 阿瀧「ボートの名前」刊(9月 詩学社)
 新詩誌「あにまる・ラヴ」創刊(9月)。創刊同人は片岡千春、笹野裕子、立野雅代、山村由紀、やまもとあつこ。
 5名ともガーネット講読会員であった。      
  
99年4月10日 第27号     
 特集なし。               
 詩作品       
  高階「バスが春の真ん中を過ぎていく」 神尾「歴史上の人物 J」 嵯峨「着物姿の母」「ウインター・ゲスト」他
  一篇 大橋(小詩集)「春・夏・秋・猫」 阿瀧「虫(春その1)」「桜(春その2)」他二篇   
 CINEMA  嵯峨「元気なイギリス映画」                
 「今、私の関心事」執筆者:佐藤篁之 上田鷲也 阿部日奈子 窪田般彌   
 高階「夜にいっぱいやってくる」刊(4月 思潮社)
  
99年8月20日 第28号      
 創刊九周年。特集なし。                
 詩作品        
  高階「タコをいっぱい食いたいな」 神尾「歴史上の人物 L」 嵯峨「サバイビング・ピカソ」「お茶の心得」他一
  篇 大橋「観察」「カリフォルニア・ポピー」 阿瀧「秋」 
 CINEMA  嵯峨「日本映画に光はあるか」               
 「今、私の関心事」執筆者:小池昌代 山田玲子 関富士子 宮地智子     
 大橋「春夏猫冬」刊(6月 思潮社)   
   
99年12月15日 第29号       
 特集なし。                 
 詩作品         
  高階「ティッシュの鉄人」 神尾「歴史上の人物 O」 嵯峨「鳥葬」 大橋「秋の授業」「ダイコーン!」
  阿瀧「塔」「クリスマス・サービス」                      
 嵯峨の「一篇の詩から」始まる。第一回は草野心平。 
 「今、私の関心事」執筆者:たなか柾等 伊藤美佐子 那珂太郎 田代芙美子   
 高階「空への質問」刊(11月 大日本図書) 
  
00年4月15日 第30号        
 特集なし。                  
 詩作品              
  高階「春の洗濯」「青い花」他一篇 神尾「歴史上の人物 Q」 嵯峨「男は女は」「エリザベス」他一篇 
  大橋「揺れる」 阿瀧「春々」「ドライヴィング・ドッグの相談会」      
 高階「『現代詩手帖』への公開質問状−どうして届かないんだろう?」 
 阿瀧「辻征夫追悼 あれは/菜の花」 
 嵯峨「一篇の詩から」の第二回は中桐雅夫。  
 CINEMA  嵯峨「詩人の予兆『ロルカ、暗殺の丘』を見て」 
 「今、私の関心事」執筆者:粕谷栄市 荒川純子 栗原洋一 横木徳久   
 嵯峨「おかえり」刊(2月 アートランド)
    「愛すべき人々」刊(2月 思潮社)  
 大橋「十秒間の友だち」刊(2月 大日本図書)
 高階が「空への質問」で第四回三越左千夫少年詩賞を受賞する。 
   
00年8月15日 第31号        
 創刊十周年。特集「詩、この100年の再検証」         
 新世紀へむけてと銘打ち、27人の詩人へのアンケートと11人の詩人による論考で構成。十年間でもっとも厚い
一冊となった。
 「アンケート」回答者 
  金原瑞人 はたちよしこ 貞久秀紀 片岡直子 金井雄二 藤富保男 伊藤芳博 布村浩一 新井豊美 
  秋山基夫 杉山平一 中村不二夫 荒川洋治 富沢智 伊名康子 長尾高弘 浜江順子 高木秋尾 
  高橋昭行 大井康暢 山田兼士 坂輪綾子 ガーネット同人 
 「論考」執筆者 
  林浩平 宮野一世 阿賀猥 平居謙 森原智子 佐久間隆史 中原道夫 古賀博文 中島悦子 阿瀧 大橋 
 詩作品              
  高階「愛の場所」「背中」 神尾「歴史上の人物 R」 嵯峨「母に関するすべての出来事」「ほんとうのジャクリ
  ーヌ」他一篇 大橋「大きな花」 阿瀧「ア・ヴァイアダクト・イン・サマー(陸橋の人々)」              
 「今、私の関心事」執筆者:おーなり由子 多田道太郎 新川和江 中川千春 
 9月23日、第1回「ガーネット祭」を大阪で開催。参加者28名。 
  
00年12月10日 第32号
*特集なし。
*詩作品  高階「冬の器具」「はたはた」 神尾「歴史上の人物 S」 嵯峨「すべて世は事も無し」「静かなる退
場」他一篇 大橋「アースライズ」「K氏の性教育」 阿瀧「ア・ルーズ・ルーズ・ボックス(今日は出勤します)」
*阿瀧「第1回ガーネット祭」開催記
*嵯峨「一篇の詩から」の第三回は渋沢孝輔。
*「今、私の関心事」執筆者
  布村浩一 衣笠潔子 岡崎武志 林哲夫
  
01年4月15日 第33号
*特集なし。
*詩作品  高階「おたべの力」「パンツの日」 神尾「歴史上の人物 T」 嵯峨「帰らざる日々」「橋上の女」他一
篇 大橋「噛むようにして」「花という本」他二篇 阿瀧「ア・ボート・ソングス・イン・スプリング(今回は、童謡です)」
*エッセイ 阿瀧『貨物船句集』
*嵯峨「一篇の詩から」の第四回は木原孝一。
*「今、私の関心事」執筆者
  山本楡美子 長嶋南子 井川博年 小松弘愛
*7月7日 両国「江戸東京博物館」で開催された第4回「東京ポエケット」に、嵯峨と阿瀧が初参加する。
  
01年8月1日 第34号
*特集なし。
*詩作品  高階「夜明け前」「蝿叩き」他一篇 神尾「歴史上の人物 U」 嵯峨「悠々といそげ」「恋は嵐の中で」
他一篇 大橋「明日が来ない」「チューリップ壊れた」 阿瀧「徒長枝・人事・喜雨」
*嵯峨「一篇の詩から」の第五回は田村隆一。
*「今、私の関心事」執筆者
  秋野さち子 岩田晴幸 井上夏樹 佐川亜紀
*ガーネット・クロニクル(創刊号〜第16号)
*本号より、本誌発行所名が「ガーネット・クラブ」から「空とぶキリン社」に変更となる。同社は、99年から高階が
始めた詩書出版活動の際に用いられる名称である。現在(06年夏)まで、6冊の詩集を刊行。「社」となっている
が、会社組織ではない。
*9月23日 東京千駄ヶ谷の津田ホールにて第2回「ガーネット祭」を開催する。ミニ詩マーケット、藤富保男氏の
朗読、交流会など。参加者53名。
*11月3日 第9回「詩マーケット」(於 大阪芸術大学)に高階、阿瀧が参加。
  
01年12月1日 第35号
*特集なし。
*詩作品  高階「遊山」 神尾「歴史上の人物 W」 嵯峨「それらしき人」「青ざめた男」他一篇 大橋「骸骨」
「体の中」 阿瀧「事件・嘘です・波」
*神尾「第2回ガーネット祭」開催記
*「第2回ガーネット祭」参加記/蟹澤奈穂 笹野裕子 海埜今日子 岩田晴幸 ヤリタミサコ やまもとあつこ 
松田有子 足立和夫
*嵯峨「一篇の詩から」の第六回は土橋治重。
*「今、私の関心事」執筆者
  神山睦美 池上博子 苗村吉昭 林嗣夫
*ガーネット・クロニクル(第17号〜第31号)
*大橋『先生のタバコ』刊(9月 紙鳶社)
*12月1日 両国「江戸東京博物館」で開催された第5回「東京ポエケット」に、嵯峨と阿瀧が参加。
  
02年3月1日 第36号
*特集なし。
*詩作品  高階「もしもの話」「春の足」他一篇 神尾「歴史上の人物 X」 嵯峨「和菓子の友」「大いなる誤算」
他一篇 大橋「月曜日の桜」「山之井 
むめさん語録」 阿瀧「亡春通信」
*嵯峨「一篇の詩から」の第七回は伊藤桂一。
*「今、私の関心事」執筆者
  辻井喬 日和聡子 蜂飼耳 金原瑞人
*この号より発行月が3月、7月、11月となる。
  
02年7月20日 第37号
*特集なし。
*詩作品  高階「頭をかきむしりながら思いついたいくつかのこと」「あるいは夏の恋人」 神尾「歴史上の人物
 Y」 嵯峨「みんなちがって」「酒の害について」他一篇 大橋「泣く」「食べる」 阿瀧「骨」
*エッセイ 嵯峨「おじさんの思い出  愛すべき酔っぱらい渋沢孝輔のこと」
*エッセイ 大橋「詩誌やら何やら読んだり読まなかったり」連載(不定期)開始。第一回は「まほろばポエトリース
テージ 清水哲男」「現代詩手帖五月号 谷川俊太郎」などについて。
*書評 阿瀧「おそらくそれらのために、突発的に襲ってくる人間の悲しみ  辻征夫『ゴーシュの肖像』」
*嵯峨「一篇の詩から」の第八回は黒田三郎。
*「今、私の関心事」執筆者
  海埜今日子 桐田真輔 山本テオ 竹内敏喜
*創刊時より本号まで製作を担当してきた印刷会社が、突然閉鎖となる。夏の間あらたな印刷所を探すべく、高
階が奔走。
  
02年11月1日 第38号
*特集なし。
*詩作品  高階「雲」「昼」他一篇 神尾「歴史上の人物 Z」 嵯峨「もういいの」「鬼門」他一篇 大橋「柿」「私
の書斎」他一篇 阿瀧「船・煙・大阪」
*大橋「詩誌やら何やら読んだり読まなかったり」 第二回は「第6回群馬詩人クラブ現代詩シンポジウム・内山
節(哲学者)」などについて。
*嵯峨「一篇の詩から」の第九回は吉野弘。
*「今、私の関心事」執筆者
  川島洋 久野裕康 近藤久也 福原恒雄
*今号から新印刷所の製作となる。雑誌のサイズがやや大きくなる。

 (39号以下は「ガーネット最新号」のページをご覧下さい)


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