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空とぶキリン社の本

樋口和博詩集『りかこのように水を切れ』


          ぼくが思い出すたびに
          君はよみがえる

           悲しみの淵に今にも沈みそうなとき
           りかこは水を切ってやってくる。大丈夫、
           わたしがいるからと。
           深い祈りと思索に満ちた第1詩集。




[DATA]

発行日:2024年10月15日
収録編数:18編
表紙絵:西田彩乃 シルクスクリーン「無題」
表紙装幀:滝口 衛
総ページ:76
定価:1500円(税別)

  三年前、親しい友人が白血病で亡くなりました。病室から彼が電話をくれるた
び「(闘病から競技に復帰した)池江璃花子を目指せ」と励まし続けましたが、余
命宣告通り半年後の死でした。それが〈りかこ〉の名の出どころになります。
 作品「りかこ」は二作品あります。最初の作品と後の作品2の間に、友人の死が
あります。その死に直面し、その死から抜け出すことに足掻いていた私を、おそ
らくかなりの精神力で岸まで連れて行ってくれたのは、〈りかこ〉=妻です。
                                   (あとがきより)



■収録作品抄

1.春のダム湖
2.りかこのように水を切れ 2
3.沈まないボート


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樋口和博詩集『りかこのように水を切れ』作品抄
樋口和博詩集『りかこのように水を切れ』作品抄