長嶋南子詩集『海馬に乗って』

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空とぶキリン社の本

長嶋南子詩集『海馬に乗って』

海馬は息子を乗せたまま
戻って来ない　　　　　

　　　　　退職してヒマになったはずなのに、

　　　　　　あれやこれやが次々起こり、今日も「わたし」は忙しい。

　　　　　　悲しみや苦しみさえも笑いに変換させる著者の、新境地を示す新詩集。

[DATA]

発行日：２０２０年９月１日

収録編数：３０編

表紙及び扉絵：長嶋五郎

総ページ：８０

定価：１５００円（税別）

「　こんなはずではなかった日々を過ごしている。どんな日々を過ごしていても、

こんなはずではなかったと思うのだろう。

　出来上がった詩を見ると、いつもこんなはずではなかったという思いにかられ
る。そうして日が暮れていく。」　（あとがきより）

■収録作品抄

１．菜種つゆ

２．干し柿

３．わたしは忙しい（前半）