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空とぶキリン社の本

古谷鏡子詩集『浜木綿』

どのような所縁(ゆかり) どのような筋道をたどって
  そのひとのもとに届いたか もうだれも知らない     

     一鉢の花をめぐって 生と死が織り合わされた表題作を含む23篇  
   著者11年振りの新詩集。




[DATA]

発行日:2020年6月10日
収録編数:23編
表紙絵及び装幀:星野美智子 版画「記憶する砂漠−本」
総ページ:92
定価:1500円(税別)

「 たぶんこの本は、私にとって最後の詩集、というか、「詩のようなもの」の集成
の最後の本になりましょう。且つて、詩は青年にとっての表現のひとつのかたち
であり、詩から小説へと移行してゆくものと考えられていました。しかし私自身の
在りようを、いまさらのように振り返ってみると、人生の半ばを過ぎたころ、小説
への道から「詩のようなもの」を書き綴るはめになり、最後の本に辿りついたとい
うべきかもしれません。」 (あとがきより)



■収録作品抄

1.あなたは だれ 夏の日
2.火のように
3.夏があんまりながいので



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古谷鏡子詩集『浜木綿』作品抄
古谷鏡子詩集『浜木綿』作品抄