選考会とプライベートな話
毎年恒例の柳波賞の選考会から今日の夕方帰ってきました。選考会は25日に群馬県沼田市で行わ
れました。雨の予報だったのですが、よく晴れていて、遠くの山並みもきれいに見えました。
選考は1時間半ほどかけて無事に終了。選考委員は僕と中川李枝子さんと今年から岸田衿子さんに
代わって委員になった岡田芳保さん(土屋文明記念文学館館長)の3人。選考の始まる前には中川さん
から岸田さんの近況をあれこれと伺いました。とてもおもしろい話だったのですが、プライベートなことも
あってここには書けないのが残念。いつか本にしてくださいとお願いしてきました。
その夜は東京まで戻り、新宿でいつものように旧知の仲間と飲み会。この飲み会は雑誌の編集者や翻
訳家、作曲家や歌人など、詩とは違うジャンルの人が集まるのが特徴で、毎年少なくても7,8人は集ま
るのですが、今年は直前に欠席者が多く出て(体調不良など)、今までで最低の4人だけの飲み会になり
ました。でも、その分じっくりと話ができました。
今回が初参加の谷川賢作さんからはお父さんである俊太郎さんのことをあれこれと伺うことができまし
た。例えば、最近はカラオケでよく森進一(だったような。記憶違いかも)の歌を歌っているとか。ずいぶ
ん前にカラオケをご一緒したときは、ご自分の作詞した歌を歌っておられたので意外に思ったりしまし
た。
何はともあれ、作曲家が二人いたので、ほとんど音楽の話で盛り上がった一夜でした。
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ガーネット、編集完了!
ガーネット次号の編集作業が完了しました。ほぼ予定通り。10月30日(土)の到着予定です。 購読会
員等の皆様には11月2日までにお手元に届くかと思います。
今号では通常の原稿の他、西脇順三郎の「Ambarvalia」(アムバルワリア)について少し書きました。か
なり多くの資料に当たらなければならず、大変でしたが、その分いろいろな発見もあり、ためになりまし
た。ちなみにこの原稿は、「ためになる、講義」という題で不定期に連載しているものの3回目です。いき
なりこの題を見た人は、なんて傲慢なタイトルだと思われるかもしれませんが、1回目のときに断り書きを
したように、これは「自分のためになる、講義」という意味です。学生たちへの講義の中で疑問に思ったこ
とを自分なりに調べる。そしてそれが自分のためになるという意味で付けました。それはともかく、そこそ
こおもしろい内容になったと思いますので、お楽しみに!
「びーぐる」の最新号(9号)も昨日できてきました。この詳細についてはまた後日お知らせします。
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13のスープのライブ
昨日は大阪・梅田で行われた中ムラサトコさんのライブに行って来ました。鳥籠をもって、何やら奇妙な
声を発しながら舞台に現れた中ムラさん。オルガンの前に坐ると、その今発していた声がバックコーラス
のように響き始め(どんな機械仕掛けなのか分かりませんが)、のっけから不思議な空気を漂わせる演
出でした。
ひとりの女性の生い立ちをドラマ仕立てにし、その間に歌を織り込んでいくという趣向もおもしろく、後半
に歌われた「リリーマルレーン」では会場がシーンとなり、しみじみと聴かせられました。オルガンと太鼓と
バックコーラスと、さらに小さな弦楽器を一人でこなし、不思議なサウンドを作り上げていることに感心し
つつ、同じものを作る身として、いろいろと刺激を受けました。
ガーネットは最後の仕上げの段階まで来ました。後、もう一息です。
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13のスープの話
この欄で何度か紹介したことのあるボイスパフォーマー、中ムラサトコさんの新しいアルバムが出まし
た。タイトルは「13のスープの話」。冊子仕立てになっていて、1曲毎にその曲のタイトルを冠したスープ
の写真とレシピが添えられています。例えば、「空中庭園のスープ」「マッチ売りの男のスープ」といった具
合。歌を聴きながらそのスープの写真を見ていると、何だか食べたくなってきます(僕は作れないけれ
ど)。
中ムラさんの歌は、以前、巫女のようと書いたことがありますが、歌声もメロディーも本当に不思議な感
じがします。日常から遠く離れた、どこか神話の世界にでも連れて行かれたような…。ライブではよりいっ
そうその感が強くなります。
今回のアルバム発売記念ツアーが現在行われています。10月11日(月・祝)横浜(ちょうど今日、これ
から始まるところ)、10月15日(金)大阪・梅田、10月17日(日)三重・亀山、10月19日(火)名古屋、
以下11月の終わりまで各地で行われます。お近くの方はぜひ足を運んでください。
ライブの詳細は中ムラさんのホームページの「live」の欄をご覧ください。
私の心は貝のよう
はまぐりくらいの大きさの
気持ちが一つ転がって
あぶくをプクプク吐きながら
閉じたり開いたり開いたり閉じたり
(中ムラサトコ作詞作曲「はまぐり」より)
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十三人の刺客
今日は久し振りに映画を観てきました。今話題の時代劇「十三人の刺客」。期待していた以上におもし
ろい映画でした。特にラスト50分間の戦闘シーンは圧巻。13人対300人というのはかなり無茶な設定
ですが、観ている間はそんなことなど忘れるほど引きこまれて観ていました。
13人の寄せ集めの侍達が、残酷な藩主を誅殺するために300人の敵に立ち向かうという設定は、黒
澤明の名作「七人の侍」と同様であり、戦闘シーンもかなりこれを意識して作られているようでした。映画
の出来としては「七人の侍」には及びませんが、2時間21分という長時間、観客を引きこんで離さないと
いう点で上質の娯楽大作に仕上がっていると思いました。また、俳優ではスマップの稲垣吾郎が残酷で
狂気に満ちた藩主を見事に演じていて、ちょっと見直しました。
邦画界では今、時代劇ブーム。これは何もかもちゃらんぽらんな現在の政治への反発でしょうか。そう
言えば、学生運動が荒れ狂っていた60年代はヤクザ映画が流行っていましたが。
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びーぐる/ガーネット
昨日はびーぐるの編集会議(という名の飲み会)でした。山田、細見の編集同人3人が集まり、次号の
校正や、次々号の特集のことなどについて話し合いました。次号の校正は完了。次々号の特集もほぼ固
まりました。後は最近の詩の話でワイワイガヤガヤ。大いに盛り上がりました。そしてお酒(日本酒)もか
なり飲みました。帰ってきたらふらふらになっていて、ちょっと飲み過ぎたかなと反省。
びーぐると並行してガーネットの編集もしています。こちらは原稿もそろい、ほぼ順調に進行していま
す。前号のようなミス(落丁)がないように、今回は余裕を持って仕上げたいと思っています。
びーぐる9号は10月20日、ガーネット62号は11月1日発行予定です。お楽しみに。
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デジタル教科書
去年、民主党の事業仕分けで話題になったデジタル教科書。そのインタビューを今日、我が家で受け
ました。来年度から使われる小学校の教科書に拙作が掲載されているためですが、こういう取材は初め
てなのでかなり緊張しました。
最初は家庭用ビデオカメラ程度での撮影かと思っていたら、反射板等かなり大がかりな機材が持ち込
まれてびっくり。緊張はさらに増し、インタビューの受け答えも何だかしどろもどろになったように思えま
す。こういう時、撮影慣れしている作家の人たちはきちんと筋道だって話ができるんだろうなと思ったこと
でした。
何はともあれ、これが来年の春から全国の小学校で流れるのだと思うと、冷や汗が出てきます。子供
たちはどんな反応をするだろう。変なおじさん、なんて思われなければいいんだけれど。
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似た人
一昨日から大学の後期授業が始まりました。初日なので堅い話はせず、前期の最後に書いてもらった
諸々の質問に答える形で授業を進めました。最後に時間が余ったので、さらに質問がないかと尋ねる
と、一人の女子学生が意外な質問をしました。
「先生、一昨日(大学に)来てました?」という質問。
「来てないけど、どうして」って聞くと、僕によく似た人に会ったとのこと。
まあ、こういうのはよくある話ですが、その学生の場合、その人と実際に話をしたと言います。
「話をしても分からなかったの?」と驚きながら聞くと、「夏休み中会っていなかったから…」と言うのです
が、それにしても話しながら違和感がなかったのだろうか? 話の辻褄はあっていたのだろうか? そう
思うと何だか不思議な気がします。
他にも、「先生の夢を見た」という女子学生がいました。その夢は、火事で燃えさかる火の中から僕が
作品を入れた金庫をかかえて飛びだしてくるというものでした。
「僕」は僕の知らないところでいろいろと活躍(?)しているようです。
目下、ガーネット次号「詩集から」の執筆のために、頂いた詩集等を読んでいます。ざっと90冊ほど。
まだ3日ほどかかりそうです。
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第1次選考、終了
毎年のことですが、この時期になると、選考委員を務めている柳波賞(童謡詩の賞)の主催者から応募
作品がどっと束になって送られてきます。今年も一般の部と小中学生の部の合わせて千編ほどが送られ
てきました。この中からそれぞれ50編ずつほど選び主催者へ戻します。
千編を読むのはそれなりに大変な作業ですが、現代詩と違ってひねったものがほとんど無いので、一
度目を通しただけでほぼ優劣の見分けは付きます。ですから時間もそれほどかかりません。今回も丸2
日ほどで終了しました。
この選考でいつも思うのは、類型的な作品が多いと言うことです。自分の目を通して感じ取ったもので
なければ他者の心には響きません。「みんなちがって、みんないい」と書きながら、その本当の意味が分
かっていないのは残念なことです。
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若冲と同窓会
昨日、大丸ミュージアムで開催されていた「琳派 若冲と雅の世界」展を観に行ってきました。伊藤若冲
の絵がお目当てで行ったのですが、彩色画が少なく、水墨画が中心だったのが少々残念でした。でも、さ
すが若冲、水墨で描かれた鶏の絵などは迫力がありました。また、俳句でしか知らなかった酒井抱一(さ
かい・ほういつ)の絵も観られたのは収穫でした。
美術展の後は、そのまま大学のゼミの同窓会に参加しました。全部で5人。みんな初期高齢者です
が、それなりに元気で、仕事の話や近況などで大いに盛り上がりました。こちらは飲み過ぎて、帰宅後は
倒れるように寝てしまいました。食道癌の手術後、お酒を控えているので、かなり弱くなったようです。
記念に写真を撮りましたので掲載します(僕は写っていません)。
この歳になると、年齢と外見とのギャップがかなり出てくるようです。
真ん中の二人は親子ではありません(笑)。
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