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  空とぶキリン社の本

笹野裕子詩集『今年の夏』

月のかけらは言葉となって、笹野の影を映し出す─
ワタシという生き物はどんな形?
                             (神尾和寿・帯文より)




[DATA]

発行日:1999年9月20日。 第1詩集。
収録編数:21編
装幀:カマノデザイン事務所
挿絵:シノハラガク
定価:1500円(税別)
    
「空とぶキリン社」の記念すべき出版第1号。
自分にこだわり、自分と他者との関係にこだわり、そこから見えてくる自らの空洞に思いをはせた
著者の第1詩集。大阪弁の会話体で書かれたあとがきも秀逸。
「書いているうちにわたしの中のいろんなことがほぐれてきて、失くしたんは何もかもやなかったなあって、
わかってきてん。」(あとがきにかえて より)



■収録作品抄

1.破る 
2.なまえ 
3.夕まぐれ 


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笹野裕子詩集『今年の夏』収録作品抄
笹野裕子詩集『今年の夏』収録作品抄