ハードボイルド・ワンダーランド
先週から今週にかけてはかなりハードな1週間だった。
週の初めには群馬県へ童謡の賞の選考のために行き、1泊もすることなく、東京から夜行バスに乗っ
て神戸まで戻り、その日の夜には某新聞社の「阪神優勝」企画(?)の打ち上げに参加して…。翌々日に
は大阪・茨木市にある実家まで車を飛ばし、いくつかの用事をこなし、昨日は一日某大学での講義。この
間にも、締切が過ぎつつあるのに一向にできない詩に頭を悩ませて…、と何だかハードで落ち着かない
日々だった。
詩の方は、発行元の都合で締切が延びると聞かされ、ほっと一息。しかし、それじゃあ頭を悩ませたこ
の1週間は何だったのかと、ちょっと釈然としない気持も残る。でも、まあいいか。こんなことも時にはあ
る。
ガーネット最新号では、拙作の2編ともそれなりに好評で気を良くしている。「山にのぼって」と「さよな
ら」、両方ともいいと言う人より、どちらか一方を指して、「いい」と言う人が多く、読む人の好みが二通り
に分かれるのが不思議。自分としては、「山にのぼって」の方が自信作ではあるのだけれど。
今週も某公民館での講演と、某専門学校での講義が2日連続である。仕事があるのはいいけれど、ヒ
マな時の方が多いので、たまに忙しいとかなりハードに感じてしまう。
ハードといえば、村上春樹の「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」という小説が好きです。関
係ないけども…。
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ガーネット41号
ガーネット最新号(41号)が出来上がりました。予定より1週間ほど早い仕上がりでした。「ガーネット最
新号」のページに内容(目次)を紹介していますのでご覧下さい。今号は、9月13日(土)に開催した「第3
回ガーネット祭」の結果を特集しています。写真もたくさん掲載しています。
ガーネットの購読会員は現在61名。100名突破を目指して大募集中! 同人の著書が1割引になる
等の特典もありますので、よろしくお願いします。
明日はある童謡の賞の選考会のため、群馬県の沼田市へ行きます。四方を山に囲まれたとても静か
できれいな町なので、毎年行くのを楽しみにしています。
今月は後、詩の締め切りがひとつ。 もう4日ほどしかない。書けるかなあ…。
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フリーダ・カーロ
10月15日(木)、大阪市・天保山(てんぽうざん)のサントリー・ミュージアムで開催されていた「フリー
ダ・カーロとその時代展」に行ってきた。前から興味を抱いていた画家であったし、「ガーネット」の詩がで
きないので、観に行けば何か刺激を得ることができるかもしれないと思ったからでもあった。この展覧会
は、フリーダ・カーロを中心に、同時代に活躍したメキシコの女性シュールレアリストの作品を展示したも
の。フリーダ・カーロの絵は強烈な個性にあふれたもので、人によって好き嫌いが分かれるかもしれない
が、僕には強く引きつけられるものがあった。現在、彼女を描いた映画「フリーダ」も公開されている。今
年度のアカデミー賞を2部門で受賞したとのこと。こちらもぜひ観に行きたいと思っている。
「ガーネット」の編集がやっと終わった。できなかった詩が展覧会を観に行った次の日にできたのは、や
っぱり「フリーダ効果」があったのかも。本の仕上がりは今月末の予定。発行後また、このホームページ
でも目次等のご紹介をします。
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神戸新聞「阪神の詩」
10月12日(日)、京都で行われた「ポエザル」という詩のマーケットに行って来た。行った途端に、前に
一度会ったことのある人から、「神戸新聞の阪神の詩、見ました」と言われた。その人の住まいは滋賀だ
という。どうして見ることができたのか不思議に思い、聞くと、神戸新聞のサイトで見たという。ネットでも
配信しているとは知らなかった。それはともかく、もし興味のある方がおられたら、上記のタイトルをクリッ
クしてご覧下さい。顔も写っているので、食事前は避けられた方がいいかもしれませんが…。
今日は朝から雨。前にとって置いた明石家さんま主役のドラマ「さとうきび畑の中で」を見る。脚本は今
ひとつだったけど、ラストではちょっと泣いてしまった。戦争は笑顔も消してしまう。ドラマの中のセリフで
はないけれど、人はやはり笑っている時の顔が一番いい。そう思う。
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揺れ
昨夜、地震があった。かなり強い揺れのように感じたが、テレビで確認するとマグニチュード4.3、震度
は2だった。ここ数ヶ月、こうした小さな地震が続いている。今住んでいる所は山の上の強固な岩盤の上
にあるので、よほどの地震でない限り大丈夫だとは思うが、あの阪神大震災が思い起こされて、ちょっと
怖い。
目下、ガーネット次号の編集の真っ最中。同人の作品は揃っているが、肝心の自分の詩がまだできて
いない。大地の揺れは困るが、詩を書く時は心の揺れが多少あった方がいい、ようだ。
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秋の訪れ
「阪神の詩」を書いた新聞(神戸新聞)が今日出ました。早速見た人からメールで感想を頂き、それなり
に好評だったので、ほっと胸をなでおろしています。
インターネットの詩のサイト「ポエトリージャパン」で、今月から来月末まで新詩集『ティッシュの鉄人』の
特集が組まれています。ぜひご覧ください。
庭のキンモクセイに黄色い花が付き始めました。青い空に秋の匂いが流れ、時の過ぎていく速さにちょ
っとたじろいだりしています。
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土砂降り
今朝はすごい雨だった。テレビの音もかき消されるくらいの土砂降りで、梅雨時にもこんな激しい雨は
なかったなあ、と思いながら、水に浸かっていく庭を見ていた。
3日前にやっと「阪神タイガースの詩」を書き終えた。特定の団体や個人をテーマに詩を書くというの
は、現代詩という領域にはちょっとそぐわない。でも、富岡多恵子さんがある対談で話していた、「詩人も
言葉の職人であるのなら、どんなテーマを与えられてもそれなりにおもしろいものを書けなければダメだ」
という言葉を思い出し、挑戦してみることにした。しかし、やっぱり難しかった。何10枚もの紙がゴミ箱へ
と消えた。何度も諦めかけてはまた机に向かうという繰り返し。その時の僕の頭の中は、「阪神」や「甲子
園」といった言葉で土砂降りだった。
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16年振りの甲子園
今日、このページの9月10日の欄にも書いた某新聞社の取材を受けるため、甲子園球場まで行った。
16年振りのことだった。今日は試合のない日で、球場の周辺はひっそりとしていた。優勝の余韻でまだ
かなりのファンがたむろしているかもと思いつつ行ったから、ちょっと拍子抜けの感がした。でも球場の中
は報道陣や、何やら忙しげに作業をしているスタッフの姿が大勢見られ、裏方の、「これからが本番」と
いう熱気が伝わってきた。
球場内のあちらこちらで写真を撮られ、一般の人が普通は入れないベンチにも入れてもらい、この辺り
にいつも星野監督が座っているんですよと言われ、その席に座った時は、ちょっとうれしかったりもした。
広い客席から誰もいないグラウンドを見ていたら、昔のいろいろなことが甦ってきた。
16年前に観た試合のことはほとんど何も覚えていない。女の子と2人で観に来たことしか覚えていな
い。それから阪神と同じように、僕にもいろいろなことがあった。負けたり勝ったり、しながら、僕の長い夏
も過ぎ去った。
天気は快晴。球場のあちらこちらを移動しているうちに汗が額から吹き出してきた。暑い日だったけれ
ど、高い照明ポールの向こうの空は、もう秋の色だった。
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阪神優勝!
ついさっき、阪神の18年ぶりの優勝が決定。甲子園や全国各地のファンの喜ぶ様子をテレビで見てい
たら、ちょっと涙が出てきた。長かったなあ。でもたまにだからいいんだろうねきっと。人生、つらいことば
かりが多くても、耐えて待ち続けていれば、いつかきっといいことがある。阪神はそんなことを思わせてく
れる、それが魅力となっているのかも。
これを書いている途中で、兵庫県芦屋市生まれで、現在静岡県在住の親戚から電話がかかってきた。
熱烈な阪神ファンで、同時に荒木一郎のファンでもある人。僕にとってはお兄さんのような人。このホー
ムページの5000番目もゲットしたとかなり興奮していた。何はともあれ喜びを共に分かち合えるというの
はうれしいことだ。他の球団のファンの方や野球に興味のない方には申し訳ないけれど、今日だけはお
許しを願って、バンザーイ!
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ガーネット祭、終了!
9月13日(土)、ガーネット祭は無事に終了しました。恐れていた台風も逸れ、そのお陰で逆に、天気
予報では雨となっていたお天気が、台風一過の快晴となりました。午前中は風が強く、10時まではロー
プウェイも止まっていたそうで、これが後3時間も延びていたら、みんな暑い中、歩いて山の上まで登って
いかなければならないところでした。
参加者は51名。ミニ詩マケから懇親会まで盛況でした。会場となった森のホールは、天井の高い(12m)木造のホールで、
音の響きもよく、参加者や出演者から好評でした。そして、終わ
った後、多くの人から「楽しかった」という言葉を頂けたのは、主
催者としてうれしいことでした。ただ、自分自身のことで言えば、
会場の準備や機器の調整、司会や写真撮影といった細々とし
たことに追われ、参加してくださった方々とゆっくりとお話しでき
なかったのが少しばかり心残りなことでした。
本番終了後、2次会、3次会と続き、最後のカラオケではかなり盛り上がり(踊り出すものまで出て)、興
奮のるつぼの中、めでたく(?)幕を閉じました。今回の詳細については次号のガーネットに掲載する予
定です。楽しみにお待ちください。参加してくださった皆様、どうもありがとうございました。そして、嵐の後
の嵐のような1日、お疲れさまでした。
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