高階杞一 ホームページ   TOP |自己紹介|日々のあれこれ|情報既刊著書・その他の仕事作曲
  教科書・アンソロジー等ガーネット空とぶキリン社自作への付曲一覧散文反戦詩リンクお便り| 


日々のあれこれ

日々のさまざまな思いや出来事を、つれづれなるままに綴っていきます。

INDEX(一覧表示)

TOP
TOP
INDEX
INDEX
現在へ
現在へ
過去へ
過去へ





2005年2月28日 月曜日

一段落
 ガーネットの編集が完了し、印刷に回しました。3月4日(金)にはできあがってくる予定です。当初の発 行予定より4日ほどの遅れで済み、ホッと一息。ご愛読いただいている方々のお手元には7日(月)まで に到着するかと思います。
 2月中の原稿も全て完了。キツかっただけに、やれやれといった感じです。来月の締切はそれほど多く はないけれど、確定申告やら新詩集のまとめなどもあり、それなりに忙しくなりそうな気配です。
・先ほど「詩学」から、一時休刊のメールが届き、びっくり。1日も早い復刊を祈っています。
・京都新聞「詩歌の本棚」(2月12日付)で取り上げた新刊詩集は次の4冊。遠藤志野『オリツバメ』、高 澤静香『眺める人、光る人』、藤井雅人『無限遠点』、下村和子『風の声』。

 先日、ホッピーと散歩している途中の草むらで、フキノトウを見つけました。もう花が開いて、食べられる 状態を過ぎていたのがちょっと残念。それでも、枯れ草の中に何だか春を見つけたようで、少しうれしくな りました。
 明日から3月。カレンダーをめくって、やっと4月まで見通せるようになりました。


2005年2月22日 火曜日

春間近
 ここのところ、雨が降ったり雪がちらついたりの曇天が続いていたけれど、今日は久し振りの快晴。昼 間はポカポカと暖かく、春がもう、すぐ近くにまで来ていると思えるような一日でした。
 春は着実に近付いてきているのに、僕の仕事の歩みはのろい。今日は大学(通信教育学部)の添削を 仕上げて、送付。17編(散文が大半)もあったので、読むだけでも大変。みんな最後の追い込みで書き 上げて送ってきたんだろうな。読むのは大変だけど、いい作品に出会うとうれしい。1回目より2回目の提 出作品が良くなっていると、自分の添削が役立ったように思えて、それもうれしくなってくる。
 話は変わるけれど、最近、テレビの「朝日放送」だけ突然映りが悪くなることがある。家にあるどのテレ ビでも同じなので、テレビ本体のせいではない。考えられるのはアンテナだけど、これも去年の秋の台風 で倒れ、新しいのに換えたばかり。それに、アンテナが原因だとしたら、ずっと映りが悪いはずだし…。原 因が分からない。朝日を恨む人が周辺にいて、電波を妨害する電波(?)を発信してでもいるんだろう か? 皆さんのところではどうですか、ちゃんと映っていますか?
 3月1日発行予定のガーネットは、僕の原稿遅れで1週間ほど遅れる気配が濃厚になってきました。発 行を楽しみにしてくださっている方々、特に購読会員の方々には、この場を借りてお詫び申し上げます。


2005年2月14日 月曜日

バレンタイン
 今日はバレンタイン・デイ。もうこの歳になると、バレンタインもくそもないが、それでもやっぱり届けばそ れなりにうれしい。年賀状と同じで、儀礼とは分かっていても、ひとつも来ないとなると、ちと淋しい。今年 もいくつか頂いた。僕は甘いものが苦手なので、頂いても一口味見だけして、後は家人の口に入る。
 チョコレートを贈るというのは日本だけの習慣で、欧米では女性から男性へということではなく、互いに いろいろなものを贈り合うという話を聞いたことがある。 たぶん日本では、チョコレート業界が考え出し たことだろう。
 最初に考え出したのが、日本酒業界だったらなあと思う。「バレンタイン・デイには好きな男性に日本酒 を贈ろう!」。キャッチコピーは、「あなたのお酒で恋に酔う!」なんて具合にして。…ダメか。ダメだろう な、やっぱり。若い子に浸透しないだろうな。
 アホなことを考えていないで、仕事をしよう。ガーネットの編集、通信講座の添削、詩を三つ…、いくつも の締切を前にして、そろそろお尻に火がついてきた。


2005年2月7日 月曜日

落ち着かない日々の落ち着くひととき
 昨日、群馬県の沼田市まで日帰りで行ってきた。毎年この時期、選考委員をしている林柳波賞(童謡 の賞)の授賞式がこの地であり、例年は少なくとも1泊2日で行っているのだが、今回は諸事情があり、 日帰りになった。最寄りの上毛高原駅(上越新幹線)に11時過ぎに着くためには家を5時半頃に出なけ ればならない。としたら、起床は1時間前の4時半になる。普段だったら、そろそろ寝ようかという時間で ある。まさか酒の匂いをぷんぷんさせて、寝ないまま行くわけにも行かず、その三日ほど前から早寝早 起き作戦を採った。夕食をとった後、いつも眠くなってきて1時間から2時間ほど仮眠をするのだが、その 仮眠を本眠(?)にする作戦だった。夕食後、すぐにフトンに入り、本格的に眠ってしまう。1日目は成功 し、4時頃に目が覚めた。2日目は失敗。2時頃に目が覚め、それから眠れなくなり、起きてお酒を飲ん でしまった。本番の3日目は何とか成功。途中で一度目が覚めたが、起きずにそのまま寝ていて、無事4 時頃に目が覚めた。それにしても、一度身についた癖を直すのは大変だ。このまま早寝早起きを続けよ うと思っていたが、今朝起きたらもう11時前だった。

 今月に入ってから、かなり忙しくなってきた。想定していた仕事だけでも少々キツイと覚悟はしていた が、想定外の仕事がいくつか入ってきたから、車でいえば過積載状態にある。目前の仕事から片付けよ うとしているが、それができないままどんどん後ろへ延びていき、焦る気持ばかりが募ってくる。そんな 中、眠る前のひととき、藤沢周平の時代小説を読んだりしている。これを読んでいる時は、締切のことな ど忘れて、気持が落ち着いてくる。


2005年1月31日 月曜日

ペースメーカー
 今日で1月も終わり。何だかあっという間に過ぎた気がする。そろそろ仕事に本腰を入れないといけな いのだが、なかなか正月気分が抜けない。明け方の4時、5時くらいまで起きていて、昼前に起きるという 癖がつき、直らない。何とかまっとうな生活リズムに戻そうと、あれこれ策を練ってはいるのだが…。

 昨日、テレビで大阪女子マラソンを観た。3つある国内の女子マラソンの中で、この大阪のが一番おも しろい。タイムが出るし、思わぬ新人が出てきたりもする。大坂城内を走る時、アルフィーの曲が流れてく るのも、憎らしい演出となっている。今回はオリンピック明けということもあり、有力選手がそろわなかっ たが、大南(姉)の前半からの独走がレースを盛り上げてくれた。ペースメーカーを追い越してスパートし た時には、エライ!と心の中で拍手を送った。
 去年のオリンピック後のレースから日本陸連はペースメーカーをつけ始めた。しかし、これは観ている 方にとって邪魔でしかない。マラソンは一見単調なようだけど、走っている選手一人一人の駆け引きがレ ース中にはあり、そこがおもしろい。ペースメーカーが単純に5キロごとの設定タイムを刻み、その後ろを 選手が淡々と走るというのでは、そのおもしろさが半減する。陸連は好記録が出ることを期待してこうし た仕組みを取り入れたのであろうが、マラソンはタイムだけではなく、生きた人間のドラマを感じさせると ころに魅力がある。42.195キロという距離は、ランナーにとっても観ている方にとっても、ある意味、人 生の縮図となっている。ペースメーカーがいて、その後ろを淡々と走っている姿は、何だか決められた仕 事を決められた時間の中で淡々とこなしている公務員のようでおもしろくない。現実の人生にはペースメ ーカーなどいない。だからおもしろくもあり、悲喜こもごもあるんだと思う。


2005年1月22日 土曜日

春休み
 大学での1年間の講義も先日終わった。後は4月の半ばまで春休み。何とも長い休みである。自分の 学生の頃、こんなに長かったかなあ、と思う。思い返してみるけれど、何しろ30年以上も前のことなの で、どうも判然としない。
 普通、学校では夏休みが一番長いように思うが、大学では春休みが一番長い。そう云えば、春休みを 利用してよくひとり旅をしていたことを思い出す。頭の奥の扉が開き、古い記憶がゆっくりと甦ってくる。
 学生時代最後の春休み、伊豆に旅をした。ちょうど好きだった女の子にふられ、詩を書き始めた頃でも あった。半島最南端にある石廊崎(いろうざき)の灯台に行った時、ひとりの女の子と出会った。その子も ひとり旅だった。どういうきっかけからか話を交わし、その子が僕の泊まっている宿に来た。部屋で二人 きりで話をし、やがてその子は帰っていった。何事があったわけでもなく、連絡先を交換し合うこともなく、 宿の前で別れた。
 半島の南から西へそれからバスで巡った。車窓から見える沿道にはスイセンの花が咲いていた。明る い色を宿して風にゆれていた。たくさんの思いを乗せて、バスは春には少し早い季節の中を走っていっ た。


2005年1月12日 水曜日

仕事始め
 宮仕えをしていた頃は毎年4日が仕事始めだったが、職を辞してからはそういう区切りがないのでなか なか正月気分も抜けない。今年は七草粥の終わる頃までだらだらとテレビを見たりしながら過ごしてしま った。僕のような自由業(?)は自分でオン・オフのスイッチを切り替えるしかない。
 今年の仕事始めは大学の講義から。新年早々だから出席も少ないだろうと思っていたら、いつもより 多かった。去年の暮れに、最後の授業はテストをすると言ったのが効いたのかもしれない。まだ始まった ばかりなのに、来週が最後の授業。テストのヒントを期待して久し振りに出席した現金な学生が多くいた ようだ。テストに通りさえしたらいいのかなあ…? 要領よく世の中を渡っていくだけの人生って、虚しいよ うな気がするけれど…。
 この後、ガーネットを始めとしてまたいくつかの締切が続く。今月はそれほどではないけれど、来月から は少し忙しくなりそう。
 京都新聞(2004.12.25付け)「詩歌の本棚」で取り上げた新刊詩集は次の通り。橋村悠紀枝『馬車に乗っ て』、井口幻太郎『旧街道の通過する町』、真栄田義巧『方言札』、島田陽子『帯に恨みは』、山本万里 『詩の旅 心の旅』。
 「ホッピーカレンダー」には多数のお申し込みを頂きありがとうございました。当選者には今日発送しま したので、届くのをお楽しみに!


2005年1月4日 火曜日

●初詣
 あけましておめでとうございます。皆様にはよい年を迎えられたことと思います。こちらものんびりとした お正月三が日を迎えることができました。元旦と二日は実家と自宅で過ごし、昨日は初詣にも行って来ま した。宝塚にある中山観音清荒神(きよしこうじん)。中山観音は安産に御利益のある寺として、清荒神 は火災を防ぐ火の神、台所の神として崇められているお寺。どちらもすごい人出でしたが、清荒神の方 が人出が激しく、参道は帰路の一方通行になり、向かう方は迂回路に回す措置がとられていました。普 通なら駅から15分ほどで着くところが、30分以上もえんえん一般道を歩かされ、へとへとになりながら 山腹の寺にたどり着きました。こんなに歩かせるならシャトルバスでも出すべきだ、などとブツブツ言って いると、隣で家人が「これも仏の御心」などと悟りきったようなことを呟いていました。呟きながら、僕より へとへとになって坂道を上っていました。

●ホッピーカレンダー
 ホッピーの写真を入れた、手作りのカレンダーを作りました。
 日頃ホッピーの写真を楽しみにしてくださっている方々にもさしあげたい と思っています(無料です)。A4用紙に印刷しただけの簡易なものです が、ご希望の方は、住所・氏名を記入の上、こちらまでメールでお知らせ 下さい。限定5名。申込期間1月11日まで。希望者多数の場合は抽選と させていただきます。
 僕はこれをコンビニの複写機でA3に拡大して使っています。


2004年12月31日 金曜日

雪の大晦日
 朝起きたら、いちめんの銀世界。2日前が初雪だったけど、その時はうっすらと積もった程度で、昼過 ぎにはもう消えていた。でも今日の雪はすごい。この高原に住むようになってから一番の大雪。庭に出て 物差しで測ってみると14cm。今(午後1時)も降っているので、もっと積もるかもしれない。
 雪が降ると、高原が水墨画のように美しくなる。ホッピーも10ヶ月ぶりの雪に大はしゃぎ。雪を蹴散らし ながら庭を走り回っている。寒さが苦手なくせに、雪を見てはしゃぐのは、まだまだ子供だからだろうか。

 雪に包まれて1年が終わる。この1年もさまざまな出来事があった。台風、地震、津波と、まさに自然災 害の1年だった。インド洋の津波による死者数は日々増していく。12万人を突破したという。とても正月 どころではないだろう。新潟の地震で被災した地域では、雪がきれいだなどと呑気に言っている場合では ないだろう。
 来年は穏やかな年になりますように。
 そして皆様にとっても、良い年になりますように。

雪の庭 雪ふりしきる中のホッピー
いちめん銀世界の高原 物差しで雪の深さを測る


2004年12月26日 日曜日

プリンターとクリスマス
 いろいろとやってみたけれど、結局直らず、新しいプリンターを買った。さすが新しいだけにスイスイと 印刷できる。年賀状もあっという間に出来上がり。今度買った機種は、テレビでも宣伝したりしている箱 形のもので、外観からはとてもプリンターとは思えない。うーん、これは新発想のデザインだ、とまずは感 心。機能面でも、上下の給紙口から交互に印刷できたり、デジカメからのダイレクト印刷やCDへのダイ レクト印刷など、今まで持っていたプリンターよりずいぶん進化している。家電好きの僕は、新しい玩具を 買ってもらった子供のように何だかうれしくなってくる。
 昨日はクリスマス。朝起きたら、欲しかったものが枕元に置いてあって、うれしかった子供の頃のことを 思い出す。サンタクロースはどこで聞いているんだろう…。あれからずいぶんと経つけれど、願っていれ ばいつか願い事が叶いそうな、そんなふうに思える夜。昨日も今日も満天に星。
 「(少年は)長いこと、宇宙の底知れぬ夜を見つめて佇んでいた。そこには何億何兆という可憐な白い 蝋燭が点々と燃え盛っていた」(レイ・ブラッドベリ「贈り物」より)




TOP
TOP
INDEX
INDEX
現在へ
現在へ
過去へ
過去へ