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日々のあれこれ

日々のさまざまな思いや出来事を、つれづれなるままに綴っていきます。

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2005年5月11日 水曜日

事故、その後
 JR尼崎の脱線事故から2週間以上が経つが、まだ復旧の見通しが立っていない。福知山線の三田方面 から大阪(梅田)に出ようとすれば、宝塚で阪急電車に乗り換えていくしか方法がない。これだと今までより 30分は余計に時間がかかる。大学まで片道2時間かかっていたのが2時間半になる。この30分の差は 大きい。それで事故後は車で通っている。車だと1時間半ほどで着く。電車を使うより早いが、やっぱり車 は気を使う。本を読んだり、居眠りをしたりしながら行くというわけにはいかない。僕の場合など週に一度の ことであるけれど、毎日通勤している人は大変だろうなと、その苦労が察せられる。また、犠牲になられた たくさんの方々のことを思うと、文句も言ってはいられない。亡くなられた方のご遺族にはお悔やみを、負傷 された方にはお見舞いを改めて申し上げます。
 「既刊著書・その他の仕事」のページで、著書の画像をクリックすると実物大で見られるようにしました。さ まざまなイラストレーターの絵を実物大でお楽しみください。


2005年5月1日 日曜日

BOROさん
 去年の3月2日のこの欄で、ご近所にポップス系の歌手の方が引っ越してこられたと書き、プライバシー に関わることなので名前を明かさずにいましたが、昨日ご本人の了解を得たのでその名前を明かします。 正解(?)はBOROさんです。ヒット曲「大阪で生まれた女」は大好きで、カラオケなどでよく歌っていたの で、引っ越してこられたときは驚きでした。BOROさんは歌のイメージや外見とは違って(?)、庭いじりが 好きな気さくなおじさんです(僕の方がもっとおじさんですが)。
 BOROさんが自分のホームページ「BOROの音符工房」(らくがき帳)に僕のことを紹介してくださいまし た。一度覗いてみてください。ちょっと過大評価のような気がして面映ゆいですが…。
 連休が始まり、僕も世間並みの連休ということで最近ビデオ(DVD)で映画ばかり観ています。最近観て 心に強く刻まれたのは、「マグノリア」と「ベリー・バッド・ウエディング」の2本。「マグノリア」(トム・クルーズ 他)はシリアスな展開なのにラストが、えーっ何?って感じ。「ベリー・バッド・ウエディング」(キャメロン・ディ アス他)は人が次々と殺されていき、途中には残酷なシーンもあるのになぜかコメディータッチ。どちらも不 思議でヘンな映画でした。


2005年4月25日 月曜日

大事故
 今朝起きて、テレビをつけて、びっくり。JR福知山線尼崎のあたりで列車脱線のニュース。我が家の最寄 り駅はこの路線上にあり、大阪市内に出る時は必ずこの路線を使う。週に一度、大学へ講義に出る火曜 日は、今回事故を起こした電車より一つ前の快速に乗る。もしこれが明日で、駅に着くのが遅れ、1本遅い 快速に乗っていたら、事故に遭っていたことになる。そう思うとゾッとする。
 事故現場の映像では電車が折れ曲がり、マンションに貼りついている。今現在(午後1時)死者は37人、 負傷者は270人以上。まだまだ死傷者は増えていきそうな状況だ。車より電車の方が安心だと日頃思っ ているけれど、これだけ電車の事故が続くと、安心して乗ってもいられない。


2005年4月22日 金曜日

アンニュイ
 サクラも散って、ようやく葉桜。木々の花はさびしくなったけれど、それに代わって今さまざまな野草が野 原を美しく彩っています。ハナニラ、ムスカリ(これは野草ではないけれど)、タンポポ、オオイヌノフグリ、ヒ メオドリコソウ等。ホッピーとの散歩道にも毎日少しずつ変化があって、新しい野草と出会ったりするとうれ しくなります。ホッピーは花には全く興味はなさそうですが…。
 このホッピー、近頃ちょっとアンニュイな感じです。散歩に出るとすぐに自分の生まれた家の方に行こうと します。そこにはまだ御両親(どちらも野良犬)がいて、お父さんの方はホッピーが近付いてものんびりと構 えているけれど、お母さんの方は人間に恐怖心があるのか、すぐに逃げていってしまいます。つい最近、自 分が生まれたらしき小屋を発見し、いつまでもそこを離れようとしません。
 2回目の発情期が終わり、どういう理由でか、どうも今「母恋」の感情が募ってい
るようです。それがアンニュイの原因であるような…。食欲もなく、淋しげな表情で、
ちょっと心配。早く元気を取り戻してくれたらいいんだけれど。
 「別冊 詩の発見」という詩誌が創刊され、「高階杞一特集」を組んでくれていま
す。第1詩集の『漠』から『ティッシュの鉄人』までの書評と、詩人論・メールインタビ
ュー、それに僕の新作という構成になっています。近くの書店での注文(地方小出
版取扱)の他、発行元の「澪標(みおつくし)」へ直接メールで注文しても入手できる
とのことです。定価500円。興味のある方はぜひ御一読を。


2005年4月14日 木曜日

サクラ満開
 目前の締切原稿も書き終えてほっと一息。今日はポカポカと暖かな日和。
ホッピーと散歩に出ると、散歩道には今桜が満開。僕は桜を見上げてきれ
いだなあと思っているけれど、ホッピーは萌え出た草に鼻を突っ込んでクン
クンと匂いをかいでいる。花には興味がないみたい。今日は誰がここを通っ
たか、確認でもしているのかなあ…。
 全日本合唱連盟発行の「ハーモニー」という雑誌にエッセイを書きました。今号には今年度合唱コンクー ルの課題曲の解説等も載っています。僕の「象の鼻」(堀内貴晃作曲)も。興味のある方は御一読を。
 12日から大学の授業の方も始まって、年中区切りのない生活をしている僕にも、ちょっと新年度という区 切りが来たようで…。新しい学生たちとの出会い。この新鮮味が少しでも長く続けばいいんだけれど、僕に も学生たちにも。


2005年4月3日 日曜日

NHKラジオ講座
 寒い寒いと言っているうちにいつのまにか4月。でもまだ、春が来たというには少し肌寒いような…。桜の 開花も当初の予報より遅れているようで、我が家のあたりでは咲き始めるまでにまだ1週間くらいはかかり そうです。
 NHKラジオ講座のテキストに拙作(「食事」)が掲載されました。テキストの正式名
称はNHK高校講座「現代文」。作品の詳しい解説も3ページにわたって載っていま
す。自作ながら、こんな読み方もあったのかと妙に感心。英会話のテキストなどと違
い、大きな書店でもなかなか置いているところは少ないようですが、もし目にとまっ
たら中を覗いてみてください。放送日は11月3日(再放送は11月6日)。まだまだ
先です。
 京都新聞の新刊評で今回(3月26日付)取り上げた本は、次の4冊。藤原安紀子
「音づれる聲」(書肆山田)、河津聖恵「青の太陽」(思潮社)、現代詩人文庫「滝本
明詩集」(砂子屋書房)、たかとう匡子「神戸ノート」(編集工房ノア)。


2005年3月25日 金曜日

ホッピーとヌートリア
 先日、兵庫県伊丹市にある昆陽池(こやいけ)公園に行きました。ここ
は白鳥の他、たくさんの冬鳥が来るので有名な公園です。ぽかぽかと暖
かな日で、平日にも関わらず、たくさんの人が野鳥を見に来ていました。
 ホッピーは初めて見る白鳥に大興奮。池の端を行ったり来たりしてまし
た。そのうち、奇妙な生き物を発見。ネズミを大きくしたような(体長40c
mくらい)動物で、家人と「何だろう?」と話していると、近くにいた人がヌ
ートリアだと教えてくれました。昔、毛皮用に輸入された動物で、ネズミの
仲間だそうです。ネズミというより、リスのようなかわいい顔をしていま
す。
 ホッピーが柵から顔を出して見ていると、ヌートリアが近付いてきて、二人で(?)しばらく鼻をつき合わせ ていました。ホッピーはヌートリアが気に入ったようでした。
 ヌートリアに興味のある方は次のサイトをご覧ください。かわいい写真が載っています。
 1.ヌートリア
 2.ヌートリア写真室

 僕の方は、今月末締切の詩ができず、目下、頭の中がヌートリアです(何のこっちゃ!)。


2005年3月21日 月曜日

春が来た(みたいな)
 今日はポカポカと暖かく、やっと春が来たという感じの一日でした。今日締切の原稿も出し終えて、気持も ほっこり。ドロドロになっていた車を3ヶ月ぶりに洗ったら、春の光を跳ね返して、何だか新車に戻ったよう でうれしくなった。今月の締切は後一つ。詩だから難産しそうだけれど…がんばろう(と、自分に鞭打って)。
●「合唱名曲シリーズ」
 今年度全日本合唱コンクール課題曲集「合唱名曲シリーズ 34」が出版されまし
た。拙作に曲を付け、組曲「キリンの洗濯」として昨年「朝日作曲賞」を受賞した堀
内貴晃さんの作品も収められています(組曲の中から「象の鼻」)。今年、各地の予
選でこの曲が歌われる(はず)。一度くらい会場で聴けたらいいんだけれど…。
●今年度H氏賞、山本純子さんに!
 今年度のH氏賞に山本純子さんの『あまのがわ』が選ばれた。山本さんは滋賀
県在住。2年前、第3回ガーネット祭を神戸で開催した時、初めてお会いした。ガー
ネットの購読会員でもあり、何だか身近な人が受賞したようでうれしい。山本さん、
おめでとう!
●現代詩文庫『高階杞一詩集』に誤植発見
 綿密に校正したはずなのに、誤植が見つかりました。今のところ、次の3箇所。
・P34 上段最後から2行目。
 「何よ、ずっと寝いていたくせに」→「何よ、ずっと寝ていたくせに」
・P51 「てこの原理」の1行目。
 「出かけていくたびに」→「朝/出かけていくたびに」
・P136 下段の「追記」4行目。
 「アイウエオ順」の「エ」が小文字になっている(これはたいしたことではないけれど…)。
 お手持ちの方は、申し訳ないですが、訂正していただければ幸いです。


2005年3月15日 火曜日

明るい人生
 先日、拙作を掲載した道徳の教科書が発行元から送られてきた。「愛知県教育
振興会」発行の本で、愛知県下の中学校では今年度からこれが使われるようだ。
本のタイトルは「明るい人生」。中学1年生用で、掲載作品は「水ぬるむ」(『空への
質問』所収)。
 教科書というのは、大手の出版社が全国に向けて発行するものだと思っていた
ので、去年掲載依頼があった時には、ちょっと驚いた。送られてきた本をパラパラ
とめくってみると、結構地元に触れた作品が取り上げられていて、この方が子供た
ちには親しみがわくかなと思えたりもした。都道府県ごとに、地元に応じた道徳の
教科書があったらいいかもしれない。ただ、それを編集発行する先生方の労力は
大変なものだろうと推察されるが。
 以前、同様に拙作(「準備」)が掲載された道徳の教科書(東京書籍、中学2年生用)のタイトルは、「明日 をひらく」。道徳の教科書のタイトルというのは、「明るく」「明日」を感じさせるような言葉が選ばれるようだ。 僕の子供の頃は、単に「道徳」だけであったような記憶があるけれど…。授業内容は全く覚えていないけれ ど、薪を背中に背負って、歩きながら本を読む二宮金次郎とかが載っていたような…。今なら、「交通事故 にあうからやめなさい」、と母親から叱られそうだ。


2005年3月6日 日曜日

ガーネット最新号、発刊
 ガーネット最新号(45号)が3月4日(金)に出ました。目次を「ガーネット」の欄に載せていますのでご覧く ださい。今号の表紙は春にあわせて桃色。ちょっと派手な感じがするけれど、まあ、たまにはいいかも。
 「桃色」というのは昔から不当な扱いを受けている。桃色遊技、ピンク映画等、男女の交わりを象徴する 色となっている。向田邦子さんのエッセイの中にも次のような一節がある。

 「嫌な色だねえ」
 「カフェの女給さんみたい」
  下品。ふしだら。二人の目顔はこう囁き合っていた。
 「桃色は敵だ」
  というところがあった。
  桃色を怖れ憎むことで、嫁姑は団結していた。
                      (『夜中の薔薇』講談社文庫「桃色」より)

 それにしても、桃色にはいつ頃から、どういう理由でこのようなイメージがついたのだろう? 桃源郷と言 えば、理想郷のはずなのに…。




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