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日々のあれこれ

日々のさまざまな思いや出来事を、つれづれなるままに綴っていきます。

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2008年1月3日 木曜日

謹賀新年
 あけましておめでとうございます。今年は年末の天気予報がウソのような、よく晴れたお正月になりました。 皆様方にはよい新年を迎えられたことと思います。
 こちらも例年通り、お節を食べてお酒を飲んで、テレビを見ながらゴロゴロしつつ、といった穏やかな新年を 迎えることができました。
 元旦と2日は実家で過ごし、今日は近くの塩田八幡宮(三田市)へ初詣に行って来ま した。今年はホッピー とコッコも一緒に参拝。でもホッピーたちは、参拝よりも近くの河原が気に入ったようです。誰もいない河原で 放してやったら、大喜びで走り回っていました。

塩田八幡宮 参拝風景 塩田八幡宮にて
ホッピー(右)とコッコ
「みんな何をしてるのかな?」
広い河原で遊ぶホッピーとコッコ


2007年12月31日 月曜日

大晦日
 今日で今年も終わり。世間では、偽装の「偽」が今年の漢字に選ばれたことに象徴されるように、さまざま な良からぬ事件があった。新聞やテレビのニュースを見ては、「情けない」と呟くことが多かった。
 我が家のニュースでは、トップは何といってもホッピーの出産。5匹の子犬たちが産まれてからの数ヶ月は 大変だったけど、今から思うと、とても楽しい時間でもありました。我が家に残ったコッコも、すくすくと成長し、 今ではかわいらしい少女になっています(親の欲目かもしれませんが)。

 今日は昼から大晦日恒例の日帰り温泉に行く予定。
 その後はお酒を飲みながら、紅白や格闘技を見て、毎年のようにだ
らだらと…。

 来年が皆様にとっていい年でありますように。
 そして、「今年の漢字」に、いい字が選ばれる1年になりますように。
来年も、よろしく〜!


2007年12月28日 金曜日

詩集、ベスト16
 前々回、映画のベスト10を発表したので、今回は今年読んだ中で、特に印象に残った詩集を発表したいと 思います。映画と違って、こちらは順位を付けると差し障りがあるので、順不同で列挙します。

 池田順子『耳のなかの銀河』(ジャプラン)/大川晃『地平線へ』(ビレッジプレス)
 新川和江『記憶する水』(思潮社)/長谷部奈美江『まほら動物通信』(文芸社)
 松元泰介『NEW WORK』(書肆山田)/米川征『腑』(ジャンクション・ハーベスト)
 やまもとあつこ『まじめなひび』(空とぶキリン社)/廿楽順治『たかくおよぐや』(思潮社)
 五月女素夫『月は金星を釣り』(ミッドナイト・プレス)/川上明日夫『雨師』(思潮社)
 岩佐なを『しましまの』(思潮社)/後藤美和子『大地の黄身』(書肆山田)
 杉本真維子『袖口の動物』(思潮社)/最果タヒ『グッドモーニング』(思潮社)
 谷川俊太郎『私』(思潮社)/藤富保男『逆説祭』(あざみ書房)

 以上。
 来年は僕も詩集を出せたらと思っています。


2007年12月25日 火曜日

クリスマス
 クリスマスには毎年鶏の丸焼きを買ってきて食べ、映画を観に行くのが恒例になっている。今年も昨日丸 焼きを買ってきて食べ、今日は映画に行ってきた。観てきたのは、「アイ・アム・レジェンド」という作品。ウィ ル・スミス主演の近未来映画。ウイルスの蔓延で人類が滅び、地球上にたったひとり残された男の物語。設 定はおもしろいけど、ドラマの展開が、うーん、という感じだった。でも、主人公の飼っている犬(セパード?) はかわいかった。ふとした仕種や表情がホッピーにそっくりで、あ、似てる、と思いながら映画を観てました。

 明日は大学のスクーリング。朝の6時に起床。早起きが苦手な僕にはこれがつらい。でもこれが今年最後 の仕事(まだ原稿は一つ残っているけれど)。ガンバッテ行ってきまーす。


2007年12月22日 土曜日

映画 ベスト10
 毎年年末になると、今年の映画ベスト10が発表される。映画好きの僕には興味深い。ほとんど映画館に は足を運ばないので、翌年、レンタルするときの参考にする。
 今年もレンタルやケーブルテレビでたくさんの映画を観た。100本近くは観たかと思う。そこで僕も独断と 偏見で、今年のベスト10を発表したい。こちらはあくまで「今年観た」映画なので、かなり古い作品も含まれ ています。何か映画でも、と思われたときのご参考までに。

1.善き人のためのソナタ(2006年製作)
 アカデミー賞外国語映画賞を受賞したドイツ映画。ドイツ映画と言えば、ずいぶん前に観た「ノッキング・オ ン・ヘブンズ・ドア」も強く印象に残っている。こちらも名作。
2.ミス・ポター(2007年日本公開)
 感想については、この欄の10月20日に書きましたので、そちらをご覧下さい。
3.鉄塔武蔵野線(1997年公開)
4.かもめ食堂(2006年公開)
 3と4についても、感想をこの欄の10月5日に書きましたので、そちらをご覧下さい。
5.花田少年史(2006年公開)
 自動車事故で亡くなった少年が、天へ昇っていく途中で奇跡的に生還し、巻き起こす騒動を描いた物語。 原作のマンガの味を巧みに出した演出が斬新。主役の男の子は、『ALWAYS 三丁目の夕日』でも子役とし て高い評価を受けている。
6.手紙(2006年公開)
 東野圭吾原作。ラストは少し泣けました。
7.ロッキー・ザ・ファイナル(2007年日本公開)
 ロッキーシリーズの最終作。パターンは毎回同じだが、最後はつい感動してしまう。水戸黄門の印籠のよう なもの? シリーズの中では1作目に次ぐ出来映えかも。
8.ジョゼと虎と魚たち(2003年公開)
 田辺聖子原作。足の不自由な女の子ジョゼと大学に通う青年とのほろ苦い出会と別れを描いた物語。池 脇千鶴(ジョゼ)の演技が良かった。
9.マイティ・ジョー(1998年製作)
 巨大なゴリラと、彼を悪者から守ろうとする女性の姿を描いた物語。「猿人ジョー・ヤング」(49)のリメイクだ が、キングコングの原型にもなっているように思われる。
10.Gガール−破壊的な彼女−(2007年日本公開)
 スーパーマンの女性版。「キル・ビル」のユマ・サーマンがGガールを演じている。副題どおり、恋人に対す る激しい嫉妬ぶりはムチャクチャ笑えます。こんなに笑った映画は、「殺したい女」以来かも。
番外.日本以外全部沈没(2006年公開)
 B級映画を作り続けている河崎実監督作品。ここまでB級に徹していることに、ある意味頭が下がる。原作 は、小松左京の「日本沈没」をパロディ化した筒井康隆の短編小説。タイトルも同じ「日本以外全部沈没」。 脇役で筒井康隆氏も出てきます。

 と、書き上げた後、家人の指摘で、見落としていた作品があることに気付きました。「ドリ−ムガールズ」(2 007年日本公開)「幸せのちから」(ウィル・スミス主演、2007年日本公開)「博士の愛した数式」(2006年 公開)の3つ。これらもベスト10に入れてもおかしくない映画でした。特に「ドリ−ムガールズ」は、久々にミュ ージカルを堪能した映画でした(この欄の3月24日に感想を書いています)。


2007年12月17日 月曜日

木枯し紋次郎
 先日、親しい人達と飲み会をした。6名参加のささやかな忘年会。平均年齢50代前半だから、浮いた話も なく、話題は映画や歌舞伎の話など。気のあった仲間と、気取ることなく話す時間は楽しい。あっという間に 予約した2時間が過ぎた。
 サラリーマンをしていた頃は、この時期、週に2、3度忘年会があった。これが苦痛でならなかった。酒を呑 むのは好きだけど、話題がいつも限定されていて、つまらない。義理で行かなければならない飲み会から解 放されただけでも、今はずいぶんと助かっている。
 久し振りに出る街中は、クリスマス一色にデコレーションされて、歩いているだけで何だか楽しくなってき た。

 今、「木枯し紋次郎」を読んでいる。1970年代前半、後に国会議員にもなった中村敦夫主演で一世風靡 したドラマの原作である。今年の初め、映画化された「帰ってきた木枯し紋次郎」を観て、原作を読みたくなっ て買ったものだった。
 この紋次郎の決めゼリフは、「あっしにはかかわりのねえことで…」だった。
 当時の時代状況と今の時代状況は似ているような気がする。安保闘争後の虚脱感、オイルショックと先行 きへの不安感。
 「あっしにはかかわりのねえことで…」と、義理も人情も斬り捨てて、颯爽と風の中を去って行けたら、さぞ 気持のいいことだろうと…。

 この原作者、笹沢左保のお父さんが詩人であったことは意外と知られていない。お父さんの名は笹沢美 明。高校生の頃に読んだアンソロジー集の中に次のような詩があった。

   蕎麦の花が
   真白に咲いている畑道で
   静かな熱に浮かされながら
   私は問われる、
   恋をした人は幸福でしょうかと。
   私は答える、
   晴天のあとで
   雨に慰められる樹のようにねと。
                                   (以下略 「愛」より)


2007年12月12日 水曜日

もうすぐクリスマス
 昨日は大学での年内最後の授業。クリスマスも近いということで、詩や戯曲、小説などから、贈り物にまつ わる様々な作品を学生たちに紹介しました。日頃は興味なさそうな学生たちも、それなりに熱心に聞いてくれ ていたような…。
 紹介した作品の中から1編だけ次に記します。漫画家・森雅之さんの作品「もろびとこぞりて」の中の一部 です。

    小児科の病院で
  「クリスマスにはみんないいことあるだろう? ねえ ぼくにもあるかなあ?」
  「そりゃあもちろんあるさ」
  「じゃ 何がある?」
  「ええっ 何ってそのー……」
  (答につまった子に代わって、隣の少年が答える)
  「あのね いいことは何年もあとになったら わかるんだよ!」
                                         (『夜と薔薇』より)

 連載している毎日新聞のエッセイにもクリスマスのことを書きました。「散文」の欄に載せましたので、こちら もご覧下さい。

 年内の締切は後一つ。

 クリスマスには、いいこと、あるかなあ…?


2007年12月7日 金曜日

イカチュー
 最近イカチューになっている。セカチューではありません、念のために。
 イカチューとは家人の命名で、いかり豆中毒のこと。一月ほど前に食べてから、すっかりやみつきになり、 ここ半月ほどは毎晩のように食べている。塩分が強いし、高血圧気味でもあるので、こんなに食べて大丈夫 かなと我ながら心配しつつ、でも一度食べ出すとなかなか止まらない。うーん、イカチューから抜け出すには どうしたらいいんだろう…?

 ガーネット同人の廿楽順治が新しい詩集を出した。タイトルは『たかくおよぐや』(思潮社)。第1詩集(『すみ だがわ』)同様、ひらがなのタイトルです。彼のブログ(改行道中)で掲載作品もごらんいただけます。ぜひ御 一読を。


2007年12月3日 月曜日

悲しい出来事
 詩学社代表の寺西幹仁君が亡くなった。先月30日夜、一報を受けたとき、強い衝撃を受けた。彼は、僕 が大阪文学学校で講師をしていたときの生徒だった。今から10年以上も前の話であるけれど、僕が講師を 辞した後も交遊は続いた。
 彼だけではなく、クラスの仲間はみんな仲がよく、授業後は毎回近くのお好み屋さんで飲み、季節毎にイベ ントを企画しては、いろいろな所に行った。お花見、クリスマス、そして、年次の終わりの3月には卒業旅行と 称して1泊旅行もした。季節毎のイベントの後には、みんなが我が家に泊まることが恒例のようになってい た。そして彼は必ずそこにいた。
 さまざまな思い出がよみがえってくる。カラオケで十八番の「ガッチャマン」を熱唱していたことなども……。

 詩学社倒産と彼の死が直近であるためにさまざまな憶測をよんでいるようだけれど、彼の死は自殺ではな い。脳内出血による病死である。死亡した日は11月27日から28日未明にかけてと推測される。彼は僕 に、「鳥取(実家)に帰ってやりなおします」と言っていた。その再生を願っていただけに、無念としか言いよう がない。

 彼の生前出した唯一の詩集『副題 太陽の花』の最後は次のように締めくくられている。

  明け方
  勝田さんの夢枕から足を外すと
  自分の床にかえった
  
  困っていることに変わりはないけど
  少し眠れた
                (「勝田さん」より)

 ガーネットの次号で彼を追悼するページを設けたいと思っています。

 寺西君、ゆっくりと寝て、少しは疲れがとれた? 


2007年11月30日 金曜日

リニューアル
 子犬たちが生まれて以来ボロボロになっていた障子や畳をやっとリニューアルしました。あばら屋状態だっ た部屋もすっきりとして、これで何とかいい気分でお正月を迎えられそうです。畳も障子も今後のことを考え て、通常より強度の高いものにしたので、費用の方も通常よりかなり高め。犬を飼うということはお金のかか るものだなあ、ときれいになった部屋を眺めては、溜息が出たりもしています。ホッピーとコッコは、「でもそん なの関係ねえ」とばかりに、相変わらず庭と部屋を出たり入ったりしています。
 今年も残すところ後1ヶ月。世間では師走で忙しい時期ですが、こちらはヒマ。何か大金の入ってくるよう な、原稿依頼が来ないかなあ…。フウー…(溜息)。




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