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日々のあれこれ

日々のさまざまな思いや出来事を、つれづれなるままに綴っていきます。

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2007年11月26日 月曜日

コンサート
 昨日、クラシックのコンサートへ行って来ました。空とぶキリン社から詩集(「パッキン」)を出された久野裕 康さんが地元の合唱団に所属されていて、昨日はその発表会。発表会と言っても、子供のピアノ発表会のよ うなものではなく、本格的なもの。指揮は北原幸男氏、オーケストラは関西フィルハーモニー。曲目は、シュー ベルトの「未完成」と「ミサ曲第6番」。「未完成」はよく聴き知っている曲ですが、「ミサ曲第6番」は今回初め て聴きました。とても荘厳で、胸の奥に深く響いてくる名曲だと思いました。250名からなる合唱も迫力があ り、すばらしいものでした。
 今年話題になったテレビドラマ「のだめカンタービレ」をビデオで一気に観て以来、久し振りにクラシックを聴 き直しています。最近のお気に入りはラフマニノフのピアノ協奏曲第2番とブラームスの交響曲第1番。どちら も映画などでよく使われている(特に前者は)ので、クラシックに興味のない方でも、聴けば、知っているという 方が多いのではないでしょうか。


2007年11月22日 木曜日

皇帝ダリア
 先日、いつものように犬の散歩をしていたら、珍しい植物を見つけました。高さ3m以上の枝に淡いピンク の花。何だろうと調べたら、皇帝ダリアという名の園芸植物。近年、外国から入ってきて、人気があるようで す。
 こんなに背が高いのに、木本(もくほん)ではなく草本(そうほん)。つまり、木ではなく草だというから驚きで す。
 園芸店で簡単に手に入るようですから、興味のある方は育てられてはいかがでしょう。



2007年11月18日 日曜日

女子マラソン
 今日は東京女子マラソン。朝からワクワクしながらテレビで観戦した。結果は試合前の予想通り、圧倒的な 走りで野口みずきが優勝。30kmを過ぎてからの走りは力強く、見ていて、すごいなあと感嘆させられた。こ れで北京オリンピックへの出場はほぼ間違いないだろう。となると、残りの出場枠は後一つ。
 Qちゃん(高橋尚子)は大丈夫だろうか。ファンとしてはこれが気になる。選考大会は後2つ。1月の大阪女 子マラソンと3月の名古屋女子マラソン。試合を見るのが楽しみなような、ちょっと怖いような…。


2007年11月16日 金曜日

どっさりのぼく
 拙作を収録した新しいアンソロジー集が出ました。小池昌代さん編による『どっさりのぼく』というアンソロジ ー集。詩と絵が共鳴し合うように企画された本で、絵本のように、絵を見ているだけでも楽しめる作りになって います。
 まど・みちおさん、岸田衿子さん、谷川俊太郎さんなどの詩人以外に、さくらももこさんや江國香織さんなど の作品も収録。一つ一つの作品に対する小池さんの解説もぬくもりに満ちていて好感が持てました。
 拙作は「準備」(『空への質問』)が収録されています。御一読を。


2007年11月12日 月曜日

淡河のお蕎麦
 今年もまた淡河(おうご)へお蕎麦を食べに行ってきました。淡河は、神戸市北部と三木市との境界辺りに 位置する町。家から車で30分ほど走ったところにあります。
 毎年5月の連休辺りに行くのですが、今年は子犬が生まれたために延び延びになり、やっと先日行くことが できました。「道の駅 淡河」の中の、地元の人がやっているセルフサービスの店ですが、ここのお蕎麦は本 当においしい。関西ではなかなかおいしいお蕎麦が食べられないので、近場にこんな店があるのは、蕎麦好 きの僕にはありがたいことです。それともう一つ、お店の人達のアットホームな応対が、お蕎麦の味をいっそ う引き立ててくれているような気がします。
 道の駅の裏手に淡河城址の小高い丘があります。今は城郭の影もなく、蔵のようなものが3つほどあるだ けですが、そのさびれた様子に、戦国の世の栄枯盛衰が偲ばれてきたりもします。
 秋晴れの一日、お蕎麦は食べられないけれど、ホッピーもコッコもたっぷりと散歩ができてうれしそうでし た。

天ぷら蕎麦
これで800円とは安い!
小高い丘の上に立つ
淡河城址の蔵
丘の上(淡河城址)
丘の上にある淡河城址の碑 城址のまわりに広がる田園 うれしそうに散歩する
ホッピーとコッコ


2007年11月7日 水曜日

赤とんぼの町
 前回のこの欄で、ひらがな表記にする市町村が増えたという話の一例に、兵庫県龍野市のことを挙げた。 この龍野市は、2005年の市町村合併で「たつの市」と名称が変更になっている。
 先月、毎日新聞の連載エッセイで、この龍野のことを書こうと思って、ネットで調べものをしていたとき初め てこの名称変更を知り、驚いた。龍野は歴史的に由緒ある名前なのに、それをひらがなにするのは何ともも ったいないことだと思った。
 市の名前は龍野であるが、JRの駅名は「竜野」という表記で、元々ややこしいところはあった。JRを使って この町を旅した僕などは「竜野」の方が馴染みが深い。
 それはともかく、龍野は醤油と「赤とんぼ」の町として知られ、城下町の面影が残るとても美しいところです。 毎日新聞のエッセイを「散文」の欄に掲載しましたので、ぜひご覧下さい。なお、この文章の中に出てくる映画 「男はつらいよ」のシリーズ名は「寅次郎 夕焼け小焼け」です。とてもいい作品なので、こちらも鑑賞をお薦 めします。


2007年11月3日 土曜日

柳波賞、そして飲み会
 例年のように林柳波賞(童謡詩)の選考会のため、群馬県沼田市へ行って来ました。上越新幹線の上毛高 原駅で降り、ここで同じ選考委員の中川李枝子さん(絵本「グリとグラ」の作者)と合流。そこから車で選考会 場のある沼田市へ。沿道の木々はもう赤く色づき、快晴だったので上州の山並みもきれいに見えました。車 の中で、中川さんが道路沿いにあった月夜野という表示に目をとめ、「きれいな地名ね」とぽつりともらすと、 それを聞いた市役所の人が、「月夜野町(つきよのまち)は2年前の合併でなくなりました」という。それを聞い て二人ともびっくり。合併して、今は「みなかみ町」になったという。
 そこから中川さんと地名について話が盛り上がった。小泉政権時代、市町村の合併が大規模に行われ、そ の結果、多くの地名が失われた。なんという愚行かと思う。地名には歴史や文化が染みついている。それを なくすということは、歴史の貴重な資料を捨て去ることに等しい。なんとも愚かしい行為だと思う。
 合併に伴って、ひらがな表記にする市町村も増えた。前述の「みなかみ町(水上町)」もそうだし、他に「さい たま市」や「たつの市(兵庫県龍野市)」などが思いつく。ひらがなにすると、本来の地名の由来が分からなく なってしまう。どうしてこういう馬鹿げたことをするのだろう。市民は反対しなかったのだろうか? 不思議でな らない。
 とまあこんなことを話しながら、沼田市に着き、そこに岸田衿子さんも加わって選考会を開始。2時間ほど の話し合いの結果、無事に受賞作も決定しました。
 選考後、東京に戻り、夜はいつものように新宿で飲み会。メンバーはいつもほぼ決まっていて、雑誌の編集 者や作曲家、イラストレーターなど詩人以外の人の方が多い。このメンバーに今回はガーネットの新人(?) 廿楽順治も初参加。他に歌人の東直子さんと佐藤弓生さんも参加し、総員8名。11時頃までの3時間、話は 盛り上がり、楽しい飲み会になりました。


2007年10月28日 日曜日

ガーネット53号、完成!
 昨日、予定通りガーネット53号ができあがってきました。即日発送しましたので、購読会員等の方々には3 0日(火)までにお手元に届くと思います。
 詳細(目次)を「ガーネット最新号」の欄に記していますので、ご覧下さい。
 今号の表紙の色は紫と黄緑。ちょっと派手な感じになってしまいました。いつも色見本帳で色合わせをして いるのですが、小さな紙片で見比べている時と、実際に仕上がってきた時とではずいぶんと印象が違う時が あります。今号がまさにそうでした。


2007年10月25日 木曜日

秋の高原
 秋も少しずつ深まり、我が家の周辺では至る所でススキの穂が風になびき、木々も赤く色づいてきました。 毎日犬の散歩をしていると、道端の花や実の変化に季節の移ろいを感じます。
 今日はカメラを持って出かけました。たくさんの植物の写真が撮れました。ザクロ、アカマンマ、ブラシノキ (ブラシの木)、ヨウシュヤマゴボウ……。その内のいくつかをご紹介します。
 アカマンマは、赤ままという表記で中野重治の有名な「歌」という詩に出てきます。
 「お前は歌うな/お前は赤ままの花やとんぼの羽根を歌うな/風のさ
さやきや女の髪の毛の匂いを歌うな」という具合に、この詩はプロレタ
リア文学者たる中野の花鳥諷詠への反発、言い換えれば、時の権力
と安易に結びつきやすいひ弱な抒情(情緒)への反発が込められてい
ます。
 アカマンマ、赤まま、アカノママ等、いろいろな表記がされますが、正
式名はイヌタデ。アカマンマはその花が赤飯(赤いマンマ「ごはん」)に
似ているところから付けられた別称です。

柿の実と紅葉
右下にホッピーとコッコがいます。
熟したザクロの実 珍しいブラシノキの花
ブラシに似ているところから
付けられた日本名です。
イヌタデ(アカママ)の花 ヨウシュヤマゴボウの実
ブドウのような実なのに、
どうしてゴボウなんだろう?
コッコ(左)も大きくなって、
2匹を連れての散歩は大変です。


2007年10月20日 土曜日

ミス・ポター
 昨日は久し振りに映画館に足を運びました。観てきたのは「ミス・ポター」。ピーターラビットの作者、ビアトリ クス・ポターの生涯を描いた作品で、心の温まるとてもいい映画でした。イギリス湖水地方の風景も美しく、映 像的にも楽しむことができました。
 主人公ポターの、絵を愛し、動物たちを愛し、自然を愛するひたむきな姿を見ていたら、うん、僕もがんばろ う、という気持ちが湧いてきました。そして、童話を書いてみたくなりました。
 ポターはピーターラビットの作者として知られていますが、当時始まったばかりのナショナルトラスト運動(土 地の買い上げによる自然保護運動)に大きく貢献した人でもありました。




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