「嫌な予感」の結果
昨日は町内会から頼まれていた「詩についてのお話」を1時間ほどしました。ガーネット59号のタイム
に書いた嫌な予感は半ば的中しました。「それはないやろ!」というようなことがあったのですが、残念な
がらここには書くことができません(まあ、ちょっと非常識だなあと思うようなことがあったのです)。でも、
講演自体は参加者が10人ぐらいながら皆さん熱心に聞いてくださり、気持ちよく話を終えることができま
した。参考までに「散文」の欄にガーネットタイムに書いた文章(「わびしい話」)を載せましたので、興味
のある方はそちらをご覧下さい。
今日は食道癌手術後6ヶ月目の検査(胃カメラ)がありました。手術の痕は順調に快復しているとのこと
でホッと安心。それにしても検査は苦しい。次は6ヶ月後です。
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後ろ髪を引かれつつ
先日、某女子大より講師(非常勤)へのお誘いがありました。今行っている大学と同じ曜日にできれば
行ってもいいかなと思っていたのですが、時間的な調整がつかず、せっかくのお誘いながらお断りしまし
た。別の曜日なら可能なのですが、1コマ(1時間半)の授業のために往復3時間近くもかけて行くという
のはどうにも気乗りがしません。それだけで一日が潰れてしまいます。花の女子大へ後ろ髪を引かれつ
つ、またの機会(あるかなあ?)を願っています。
「びーぐる」次号の特集「詩への航海 異境の海へ」の依頼原稿がポツポツ届き始めています(今月末
締切)。どれもおもしろい内容で、企画したこちらもワクワクしながら読んでいます。自分の原稿(論考)も
目下奮闘中です。発行は来年1月下旬。お楽しみに!
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フォトポエム、共詩、完成
「びーぐる」次号用のフォトポエムが完成しました。今回も(?)奇妙な写真で、かなり苦労しました。詩も
それにつられて奇妙なものになったような…。写真担当の四元康祐さんは、こんな写真で詩が作れるか
い? とわざと挑発し、こちらを困らせるのを楽しんでいるようです。彼はサド?(笑) こちらも、オレ様に
挑戦しようなんて上等じゃねえか、逆にぎゃふんと言わせてやるぜ、と発奮して作ります。何だかサドとサ
ドのぶつかり合いのようですが(笑)。
松下育男さんとの共詩も完成しました。出来映えの善し悪しは読者の判断に任せるとして、出来上がっ
た作品はとてもひとりでは作れないようなものになりました。今回で終わらず、もうしばらくは続けていく予
定です。
フォトポエムといい共詩といい、どちらも共同作業による創作です。詩作という孤独な作業も、こんなふ
うに他者を入れることによって自分の違った一面が引き出され、たまにやってみるのもいいことだなあと
思えてきます。
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女性からのメール
このところ女性からメールがたくさん来ます。斉藤晃子さん、宮村美保子さん、松下曜子さん、近藤さと
みさん、竹内雪絵さん…。全部で10人以上。どれも知らない人達ばかりです。それもそのはず、これら
は全てスパムメール(迷惑メール)。男女交際勧誘のメールです。以前にもたまに送信者が女性名のメ
ールはありましたが、このところ急激に増えてきました。中には知人とよく似た名前もあって、そんな時は
思わず開いてしまったりします。それが手口なんでしょうが、送る方もあれこれと知恵を絞っているんだな
あと変に感心したりもします。
こうした悪質メールに混じってたまにうれしいメールも届きます。先日は遠くイタリアから長文のメール
が来ました。日本人の方ですが、久しぶりに拙作を読み返していて、「涙があふれてきてしかたがなかっ
た」というような内容のメールでした。遠い地でも拙作を読んでくれている人がいるというだけでありがた
く、また書き続けていく励ましにもなりました。
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共詩の試み
9月の終わりから詩人の松下育男さんと共詩を作っています。2ヶ月近くかかってやっと最後の段階に
来ました。
共詩とはなんぞや? と思われる方が多いかと思います。僕の造語ですから当然のことですが。一言
で言うと、二人で詩を作る、ということです。二人で共に作る、共同で作るという意から「共詩」と名付けま
した。
連詩というのがありますが、あれは連歌や連句をそのまま詩に移し換えたもので、言わば連想の積み
重ねによって成り立っています。前の句を受けて、いかに飛躍したおもしろい句を付けるかに重点が置
かれています。連歌も連句も元々座興として始まったものですから、全体としてひとつのまとまった作品
を作るという意識はありません。ここが共詩と違うところです。共詩では二人で一篇の詩を作ろうという意
識を強く働かせています。
作り方としては、連詩同様、二人で交互に詩句を積み重ねていきます。何行ずつ書くかは今回の場合
特に決めていません。これはその都度ルールを決めればいいかと思います。今回は暗黙の了解の元、
ひとり2行から3行で積み重ねていきました。メールの往復で全16回。ちゃんとした作品に仕上がったか
どうかは読み手の審判を仰ぐしかありませんが、やっていてそれなりに楽しい作業でした。いずれどこか
の詩誌に発表できればと思っています。お楽しみに。
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インタビューのまとめ
先月末に行った「びーぐる」次号のインタビューのまとめを今やっています。インタビュー時間は2時間
ちょっと。そのテープ起こしをそのままレイアウトに流し込んだら27ページにもなりました。予定のページ
数は10ページなので、3分の2近くを削らなければなりません。これはつらい作業です。どこも興味深い
内容なので、なかなか削れずにいます。
取り敢えず削るのは最小限にして、今は言葉を整える作業をしています。自分の喋っている部分を見
ていると、もう支離滅裂で、自分は普段こんなふうに喋っているのかと思うと情けなくなってきます。相手
の方は話し言葉を文字に置き換えてもそれほど乱れはありません。この差は何だろう? インタビュー慣
れの違いだろうか? それとも単に普段から理路整然と喋っているかどうかの違いだろうか?
作業はやっと3分の2近くまで来ました。明日中に完了できればと思っていますが。
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今年最後の…
今年最後の草刈りをしました。夏場に比べたらずいぶんと楽でしたが、植木の剪定や刈り込みまでして
いたら結局4時間ほどかかってしまいました。風呂上がりに体重を量ったら2キロ減。けっこう体力を使っ
たようです。
今年も残り2ヶ月を切りました。これから今年最後の○○というのがあれこれと出てくるんだろうなあ。
今年最後の授業、今年最後の忘年会、今年最後の締め切り、今年最後の電話…。そんなふうに考えて
いたら、ふいに「人生最後の」という言葉が浮かんできました。人生最後の日、僕はどこで何をしているん
だろう。たぶん草刈りではないと思うけど。
これが人生最後のクリスマス、なんてちょっとロマンチックでいいかもしれません。ちなみにチャップリン
が亡くなったのは1977年、今から32年前のクリスマスの日でした。
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JASRACに加入
先月13日付でJASRAC(日本音楽著作権協会)に加入するかどうか迷っているという話を書きました
が、結局加入することに決め、本日、契約締結を承認する通知が来ました。数年来の懸案が片付き、や
っと肩の荷が下りた気がします。
今後、拙作に曲を付けコンサートで演奏したり、CD化したりする場合にはJASRACへの申請が必要
になってきます。面倒ですが、作曲家や演奏家の皆様には手続きの程よろしくお願いします。
仕事の方は目下、「びーぐる」と「ガーネット」それぞれ次号の特集作業を同時に進めています。「ガー
ネット」の方は締め切りがまだだいぶん先ですが(1月末)、「びーぐる」の方は今月末に迫ってきました。
少しずつ忙しくなってきそうです。
今日はとてもいいお天気でした。久しぶりに暖かな秋晴れ。ホッピーとコッコの散歩をしながら、このま
まどこか旅にでも出られたらな、と思えてきました。2匹を連れてはとても無理ですが。
窓の外はもうマジックアワーです。先日三谷幸喜の同名映画を観たばかりなので、ちょっと使ってみま
した。
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ガーネット59号、詳細
ガーネット59号の詳細を作成しました。「ガーネット最新号」の欄に記していますのでご覧下さ い。
「びーぐる」編集同人・山田兼士さんの詩集が出ました。タイトルは『微光と煙』(思潮社)。ユニークな詩
論詩の試みです。50代半ばにしての第1詩集。初恋をした少女のように(?)ご本人はドキドキされてい
るようです。御一読を。
昨日から急に寒くなってきました。早くも冬に突入?
早いといえば、昨日、郵便局に注文していた年賀状が届きました。今年も後2ヶ月。あっという間の1年
だったなあと、何だか気分は年末モードになってきました。
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初め悪くても終わり良し?
柳波賞の選考会から今日の夕方帰ってきました。今回は「びーぐる」のインタビューもあり、ちょっとハ
ードなスケジュールでした。
出かけた日の朝、JRの在来線で人身事故があり、電車が大幅に遅れ、もう少しで新幹線に乗り遅れ
そうになりました。新大阪の在来線から新幹線のホームまで必死で走り、飛び乗ったとたんに扉が閉ま
るという、まさに滑り込みセーフといった案配。もし乗り遅れていたら、インタビューの時間に遅れるところ
でした。
その夜は在京の友人たちとお酒を飲み、ホテルに帰ってお風呂に入ったら(ビジネスホテルには珍しい
大浴場)、風呂場で転倒。久しぶりにお酒を多目に飲んだせいか、湯から上がったとき立ちくらみがし
て、そのまま倒れてしまったようです。誰かの「大丈夫ですか?」という声で目を覚まし、何とか正気を取
り戻しましたが、その時誰もいなかったらしばらく風呂場の冷たいタイルの上に大の字で転がっていたか
も知れません。倒れたとき尾てい骨をかなり打ったようで、2日ほど痛みが続いていました。
そんなわけで出だしは最悪でしたが、「びーぐる」のインタビューも柳波賞の選考も無事に終えることが
でき、今はホッとしています。出かけていた間は天気もとてもよかったし(昼間は暑いくらい!)、初め悪く
ても終わり良し?で、まあそれなりに思い出に残る旅になりました。
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