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日々のあれこれ

日々のさまざまな思いや出来事を、つれづれなるままに綴っていきます。

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2011年7月22日 金曜日

「びーぐる」12号、刊行!
 「びーぐる」12号が出ました。今号の特集は「1300年の時間の中の日本語詩」。
万葉集以来の日本の詩の流れの中で現代詩を捉え直そうという壮大な試みで
す。論考は藤井貞和、倉橋健一、野村喜和夫各氏のほか、私も書いています。タ
イトルは「植物から見た詩歌の1300年」。現代につながる日本人の美意識がどの
ように形成され、また変遷していったのかを植物との関わりから論じようとしたも
のですが、うまくいったかどうか、はなはだ心許ないところです。
 連載のフォトポエム(写真・四元康祐)、今回のタイトルは「産卵」。13行ほどの短いものですが、今回は かなり苦しみました。教会で人々が壁の高いところに向かって指さしている写真なのですが、それを見て 最初に浮かんできたのが「スーパーマン」。例の「あれはなんだ? 鳥だ! 飛行機だ! いや、スーパ ーマンだ!」というテレビの出だしのセリフです。これが頭にこびりついて離れず、新しい発想に切り替え るのに苦労しました。
 松下育男さんとの共詩の9作目は「トマトの女」。夜の樹にトマトの女がいっぱいぶらさがっているとい う、ちょっと奇妙な詩です。
 今号はこれらの他に、岸田衿子さんの追悼文も書きました。御一読いただければ幸いです。
 
 「びーぐる」の入手方法は「情報」欄をご覧下さい。
 目次の詳細は山田兼士さんのホームページ(12号の目次)でご覧頂けます。


2011年7月17日 日曜日

第13回柳波賞 作品募集
 童謡詩を対象にした柳波賞の作品募集が始まっています。締切は9月5日(月)で、小中学生の部と一 般の部があります。子供から大人まで、我こそはと思わん方はどしどし応募してください。応募要項は群 馬県沼田市の「第13回柳波賞 作品募集」をご覧ください。送り先は 〒378-8501 群馬県沼田市西倉内 町780番地 沼田市教育委員会社会教育課内「柳波賞」係 です。
 私は選考委員になっていますが、応募者の氏名等は分からないようになっていますので、安心して (?)応募してください。


2011年7月15日 金曜日

終わった!
 最後まで残っていた原稿(詩)を先ほど書き終えて送りました。これで5月末から続いていた締切の山 からやっと解放されました。1ヶ月半ほどで、詩が6つ、散文が8つ。我ながらよく書いたものだと感心しま す。いくらたくさん書いても質が悪ければ徒労に過ぎませんが、それは読者の判断に任せるしかありませ ん。
 何はともあれ、これで半月ほどはゆっくりとできそうです。机の周りには頂いた詩誌や詩集が山積みに なっています。まずはこれらに目を通し、それから夏の旅行の予定でも立てようかと。大学の授業もあと 1回。もうすぐ夏休みです。


2011年7月9日 土曜日

岩崎淳志詩集『だんご虫のゆめ』刊行!
 空とぶキリン社から9冊目となる詩集を刊行しました。岩崎淳志(いわさき・あつし)詩集『だんご虫のゆ め』。今回は著者が小学校6年生という異色の詩集です。今年の3月初めからかかり始め、4ヶ月。製作 期間は通常通りですが、大人の詩集と違い、作品選びからその校訂、表紙や挿し絵のレイアウトなどか なり苦戦しました。でも、苦労した分、できあがってきた喜びもひとしおです。なかなかいい詩集に仕上が ったのではないかと自賛しています。
 表紙や挿し絵は著者のあつし君が描いています。とてもユニークな絵で、詩とともに絵を眺めているだ けでも楽しい気分になってくるのではないかと思います。詳細は後日お知らせします。本体価格1,200円。 ぜひご購読を!


         ちょう
                  岩崎淳志
    
    ちょうは成虫になるとき
     いちど
    とろけてしまうという
    そのとき
    記憶もなくなってしまうのだろうか
    楽しかったことも辛かったことも
    怖かったこともおもしろかったことも……
    
    今 僕は大人になっている
    
    子どものころの思い出はきりのなかだ
    
    人ごみのなかで僕は考える
    あのときの思い出はどこへいったのだろう
    あのときの僕は
    どれだけかがやいていただろう
    
    僕は大空にまうちょう
     思い出はりんぷんにしまいこんで
     どこまでもつづくあの大きな空を
    はなばなしくまっている


2011年7月7日 木曜日

誰かに似ている
 昨夜は「びーぐる」12号の校正と次号に向けての編集会議がありました。編集同人3人に、全体のレイ アウトをしてもらっているYさんの息子さんも参加。初めて会いましたが、かなりの男前、というか、かわい らしい感じの青年でびっくり。誰かに似ているなあと思ったのですが、思い出せません。本人に尋ねると、 「アンガールズの田中に似ていると言われます」と笑っていましたが、それはちょっとかわいそう。帰宅し てからやっと思い出しました。物真似の青木隆治でした。ハンサムで、しかもすごく物真似がうまくて、今 とても人気のある人です。思い出してすっきりしました。28歳で独身。彼女はいないとのこと(ほんとか な?)。我こそはと思わん方はYさんまでご連絡を(笑)。
 それはともかく次号の特集も決まり、後は楽しい飲み会になりました。いつものように日本酒をかなり飲 み、またまた電車を乗り過ごし、快速で1駅先の三田まで行ってしまいました。嗚呼。

 ガーネット64号の詳細(目次)を作成しました。「ガーネット最新号」の欄に記しています。まだお手元に ない方はご覧下さい。


2011年7月2日 土曜日

ガーネット64号、発刊!
 昨日、ガーネット64号ができあがってきました。発行予定日どおりの仕上がり
です。早速封筒に詰めて発送しました。全部で157部。購読会員等の皆様には
7月4日(月) までにはお手元に届くかと思います。
 詳細については後日お知らせします。何はともあれ御一読を! 購読ご希望
の方は、「ガーネットの入手方法」の欄をご覧ください。

 先月末締切の原稿2つは、ついに締切をオーバーしてしまいました。何とか
後4、5日で仕上げたいと思っていますが…。


2011年6月30日 木曜日

夕焼け
 先日、雨上がりの空にすごくきれいな夕焼けが見えたので、思わず写真に撮りました。雨雲の底が赤く 染まって、荘厳な気配さえ感じられました。
 夕焼けというと秋のイメージですが、我が家の窓から見る夕焼けは6月が一番美しく見えます。ここだけ でしょうか?
 その6月も今日で終わり。今年は梅雨明けも早いような……

 昔書いた夕焼けの詩を記します。


  夕焼け

日が沈んでいく前に
神さまは
一本のマッチで火をつける

さあ、もうすぐ夜がきますよ
という合図の代わりに

火は
あらゆる場所をまんべんなく包み
燃え上がらせる
その一瞬
世界は
とても静かになる
何か荘厳なものにふれて

でも
空を行く鳥と
木々と
悲しみをかかえたものにしか
神さまは見えない
            (『空への質問』所収)


2011年6月24日 金曜日

ガーネット 編集完了!
 ガーネット次号(64号)の編集作業が完了しました。発行日の7月1日(金)にはできあがってくる予定で す。購読会員等の皆さまには、7月5日までにはお手元に届くと思います。お楽しみに!

 これで残りの原稿はあと2つ。詩と散文が1つずつ。散文の方は原稿用紙で20枚ほどの長いものです が、前から少しずつ考えているので、何とかなると思います。
 この2つが終わったら、やっと締切に追われる日々から解放されます。後もう少し。


2011年6月18日 土曜日

ユスラウメのジャム
 先日、ユスラウメのジャムを作りました。といっても、作ったのは僕ではなく妻ですが。赤い実がいっぱ いなっていたので食べられるかどうか調べ、ジャムにできると知って作ったそうです。実の色そのままに きれいな赤い色をしたジャムができました。パンにつけて食べましたが、味もなかなかでした。
 春の花の季節は終わり、庭は今、実の季節です。半月ほど前に収穫した梅の実も今、梅干しにしてい ます。後どれくらいで食べられるようになるんだろう。こちらも楽しみです。

 原稿の方は、この1週間で詩1つと散文3つを仕上げました。残りは詩3つと散文2つ。やっと先が見え てきた感じです。

ユスラウメの花(4月上旬) ユスラウメの実(収穫前) できあがったジャム


2011年6月11日 土曜日

森の講演
 明日は講演があります。といっても詩の講演ではなく、森についての講演です。30年近く勤めた某大規 模公園の森をどのように育成管理してきたかという話を、まあ苦労話もまじえつつ1時間ほど話す予定で す。
 詩関係の原稿の方は、締切原稿11編の内、何とか詩1つと散文2つを仕上げました。残りの原稿を書 きつつ、ガーネット次号の編集も進めています。今月末まで、まだまだ厳しい状況が続きそうです。

 ワンコたちの散歩コースでは、今、ウツギ(卯の花)やヤマボウシ、プリペット(セイヨウイボタノキ)といっ た初夏の白い花が咲きほこっています。雨に濡れた若葉の中、白い小さな洗濯物を干したように見えて きます。そして、古い和歌が浮かんできます。

  春すぎて夏来たるらし白たへの衣ほしたり天の香具山




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