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日々のあれこれ

日々のさまざまな思いや出来事を、つれづれなるままに綴っていきます。

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2003年4月30日 水曜日

 今日は雨。まわりの新緑が濡れてとても美しい。雨だけど、ちょっとうれしい気分。
 このページ、「日記になってきましたね」というお便りがあった。日記を書くのがこのページの目的では な いので、少し軌道修正した方がいいのかな、と思ったりもして。でも、毎日そんなに大きな事件もない し …。というわけで、今日はここ最近気になることをいくつか。
●白装束の謎の集団。福井から岐阜の山中を車で移動している集団。自分たちの持ち物はもちろん、 周囲の樹木や橋まで白い布で覆っている。その目的はともかくとして、大変な労力だなあと思う。資金は どこから出ているのだろう。もう6年ほど前から出没しているらしいが、新聞やテレビは何故これまで報 道 してこなかったのだろう。そんなあれこれが気にかかる。
●アフガン、イラク、パレスチナ…。アメリカ1国による世界支配が進む。これに対抗するすべがないの で、せめてもアメリカ製品は買わないようにしようと思う。と言いながら、ビデオレンタル店に行くと、アメリ カ映画を借りてしまう。文化的なものは別、と自分に言い聞かせつつ。
●明日から早5月。ガーネットを含め、月末までに締切が3本。早い目に書いていこうと思うのだけれ ど、 締切が近付かないとなかなか書く気が起こらない習癖なので、ちょっと不安。


2003年4月25日 金曜日

 また、ここ数日の「あれこれ」をまとめて。
4月23日(水)
 JR伊丹駅前にできた大型ショッピングセンターへ行き、シネコンでアカデミー賞を受賞した「シカゴ」を 観る。平日なのに満席に近く驚き。映画はとても良くできていて、楽しめました。特に音響がすごくて、こ れはビデオではなく映画館で観る映画だと思えました。内容的にはライザ・ミネリーの「キャバレー」とビ ヨ ークの「ダンサー イン ザ ダーク」を足して2で割ったような感じ。エンターテイメントとしては面白い け れど、ドラマ性という点では物足りなさが残ります。ちなみに「キャバレー」は僕の好きな映画のベスト 5に 入る作品です。
4月24日(木) 
 前にインタビューを受けていた雑誌「活字倶楽部 春号」が届く。写真も載っていて少々恥ずかしいけ れ ど、興味のある方は御一読を。
4月25日(金)
 新しい詩集の「あとがき」を書き終えて出版社に送付。秋には出る予定。近付いたらまた詳細をお知ら せします。
 歯の痛みが治らないので、歯医者へ。またしばらく通うことになりそうで、こちらは憂鬱。


2003年4月22日 火曜日

 イラク戦争に反対する「反戦詩集」参加への呼びかけに応じて作った詩を載せました。詳しくはこちら を ご覧ください。
 バグダッド陥落後、今回の戦争が正当化されるような論評に危惧を覚えます。
 この「日々のあれこれ」を見て、今回のイラク戦争に対して多くの意見が寄せられました。その一部を 遅 ればせながらご紹介します。

●「バグダッド陥落のニュースを聞いたときも、支配者が変わるに過ぎない、としか思えなかったです。ア メリカがした事が許されるなら、許されない行為はもう地上に存在しないだろうし、それを批判することに 対してまで、一定の「たしなみ」が要求されるなら、なんだかこの世界はほとんど生きる甲斐もないんじゃ ないかとすら。」(北海道・Oさん)
●「戦争についてのご感想でブッシュがヒットラーみたいだって本当にそうですね。アメリカは一体どうし て しまったのでしょう?」(神奈川・Sさん)
●「今、アメリカの戦車がフセインの銅像を引き倒しています。象徴的なシーンになるでしょうね。 ベトナ ムから撤退するときの米軍のニュースフィルムを思い出します。あのときと違ってひどく象徴的な映像で す。アメリカの力を見せつけているような。アメリカ人は感激してみているのでしょうか。でも、多くの人が 殺された、犠牲になったのだということを忘れたくないです。イラク人もアメリカ人もその他の国の人たち も。バグダッドが陥落することによって、戦争は形式的に終結しても政治的な混乱はまだまだ続くでしょ う。それに人々の心に残った傷が……癒されるのは……。力を信仰するものたちがいる限り戦争は繰 り 返されます。21世紀も戦争の時代になってしまうのでしょうか。」(大阪・Sさん)
●「アメリカがやったことで世界秩序は変わるのですが……アメリカ的価値観は崩壊する、と思っていま す。旨くいえませんが、民主主義という理念の空洞化を招いたと。すごくショックでした。アメリカ的価値 観 を見直さないと、と思っています。アメリカ的なものに嫌悪を覚える毎日です。」(大阪・Sさん)
●「イラク戦争、同感です。何かできることはないのかなと毎日考えています。一般市民はもとより、米兵 士たちだってベトナムの二の舞いです。国連が何のつっぱりにもならず、力づくでひっぱたくような政治 (=暴力)がまかりとおるのでは、21世紀も戦争の世紀になるでしょう。宮澤賢治の言う通り「他人の幸 せなくして自我の幸せなし」なのに。」(東京・Oさん)


2003年4月19日 土曜日

ここ何日かご無沙汰だったので、まとめて日々のあれこれを。
 16日(水曜日)。以前から頼まれていた書評のため、送られてきた詩集を読む。窓の外では桜が満 開。  17日(木曜日)。家の近くの温泉に行く。5周年記念でこの日だけ半額になるというチラシが入っ ていたので、行ってみることにした。温泉といっても町中の銭湯を少し大きくした程度の規模でどうという こともないが、露天風呂があり、これはなかなかよかった。風呂から出た後、マッサージをしてもらう(こ れ も通常より安い)。40分間、男性の大きな手でもみほぐしてもらう。かなり痛い。終わってしばらくして から 歯が急に痛み出してきた。ツボへの刺激が歯に来たのだろうか。
 18日(金曜日)。暑い。春から一気に夏が来たような暑さ。所用で大阪の茨木市の実家へ。その足で 子供のお墓にも詣る。平日なので他には誰も来ていない。この前、お彼岸に来た時の花はほとんど枯 れ かかっていた。汗がぽたぽた落ちる。歯がまだ時折激しく痛む。ゆううつ。
 19日(土曜日)。週に1度しかやっていない肉の直売店へ妻の付き添いで行く。帰って3時頃からお酒 を飲み出す。しばらくすると急に眠たくなってきて、1時間半ほど熟睡。
 明日は武田尾温泉で花見の予定だが、雨でどうやら中止になりそう。桜も、ここ2日間の暑さで一気に 散ってしまった。
 イラク戦争のニュースがめっきり減ってきたのが気にかかる。


2003年4月15日 火曜日

ガーネット同人の阿瀧康から意外なニュースが飛びこんできた。東京の古書店で僕の第2詩集『さよな ら』を発見し、購入したとのこと。この『さよなら』は、既刊著書のページでも書いているが、限定300部 で、古書店のサイトにも出てこない。入手はほぼ絶望的と思っていたが、さすがは阿瀧康! 彼は古書 フ リークで、休みごとに古本屋街を歩き回っているようです。みなさんも古書で分からないことがあれば 彼 に聞いてみられてはいかがでしょう。
 それにしても20年も前の拙著が捨てられもせず、えんえんと古本屋を流れていたとは。ゴミとして捨て ずに、古本屋に流してくれた人には感謝しなければ。
 ぼくも寄贈された本はできるだけ残しておきたいと思うのだが、年間200冊以上ともなるとそうもいか な い。たちまち本で部屋が埋もれてしまう。そこで時折処分する。詩集など古書店ではとってくれないの で、 最近は近くの図書館に持っていくようにしている。年に一度、無料配布するそうだが、貰い手のなか った 本は廃品回収に出されるのかもしれない。それを思うと、持っていく時、ちょっと後ろめたい気がした りす る。
 ところで、『さよなら』は***円均一コーナーで売られていたとのこと。ここのオヤジは本の値打ちが 分からないらしい…と、僕は思う。


2003年4月13日 日曜日

  この「日々のあれこれ」について、詩人のYさんから、「ときには、へなちょこなことも書いてください」と いう感想が届いた。これは、特に大したことがない日でもこまめに何か書いてくださいというメッセージだ と思うので、これからは「へなちょこなこと」も交えつつこまめに書いていけたらと思う。
 へなちょこのひとつめ。
 明日(といってももう今日だけど。今、午前2時)は久しぶりにテニスに行きます。1ヶ月ほど前に、ほぼ 1年振りにテニスをしたら、フォームがガタガタになっていて、ショックを受けた。元々自己流なのでフォ ー ムがどうのこうのと言うほどのこともないのだが、前には簡単に返せた球がまともに返せない。日々の 継 続が大切だということを改めて思ったことでした。
 へなちょこのふたつめ。
 今、家の周辺の桜は満開近しといったところです。ここは山の上の方なので、下界より1週間ほど開化 が遅いようです。4月20日に予定している花見の時までもってくれればいいんだけれど…。

 このページに書いた「イラク戦争」のことに関しては、いろんな人から感想や意見を頂いています。近い うちにそれらの抜粋をご紹介できたらと思っています。
 


2003年4月10日 木曜日

 イラク戦争に反対する「反戦詩集」参加の呼びかけに応じて、詩を一篇作り上げた。
 居間に行き、テレビをつけると、「バグダッド陥落」のニュースが流れていた。午前3時頃。ちょうどフセ イン大統領の巨大な銅像が重機によって引き倒されるところだった。まわりの市民が歓声を上げてい る。ある者は像の上に乗り「バンザイ」と叫び、ある者は像を蹴っている。また、「アメリカありがとう、ブッ シュありがとう」と叫んでいる人もいる。
 この映像を見ながらちょっと複雑な気持になった。圧政に苦しんできた市民の自然な感情の吐露であ るんだろうけれど、全ての市民が同じ気持でこの結果を受け入れているんだろうか。テレビも新聞もほと んど米軍に反発する市民の声を流していない。これでは全ての市民がアメリカを解放者として喜び迎え 入れているかのように見える。だが実際はそうではないだろう。今回の戦争により犠牲になった人たちが そんなに単純に喜べるはずがない。昨日まで沈黙を余儀なくされていた人たちが声を挙げ、逆に昨日ま でアメリカ非難していた人たちが沈黙を余儀なくされている。そんな状況のように思われる。
 戦争が終わり、これ以上の犠牲者が出なくなることは喜ばしいことではあるけれど、だからといってアメ リカの犯した罪がこれによって帳消しになるわけではない。さらなる罪を犯させないためにも、厳しく批判 し続けていく必要があるだろう。


2003年4月9日 水曜日

 ホームページを公開してから3日目になりますが、見てくださった多くの方から感想を頂き嬉しく思って います。全体のデザインについては、落ち着いていていいという人もいれば、おシャレすぎて(あるいはか っこよすぎて)恥ずかしい(?)という人もいました。これは僕には似合わないということなんだろうな、たぶ ん…。ちょっとショック。
 また、トップページに今時、「well come to my home pege」なんて書いている人はいない、なつかしくて 涙が出ます、何ていう人もいた。そうか、これはダサイ(これも死語?)のか、と考えさせられたことでし た。
 デザインの変更は一朝一夕には行きませんが、少しずつ手を加えていければと思っています。これか らも歯に衣着せぬ厳しいご意見をお待ちしています。


2003年4月7日 月曜日

 イラク戦争のニュースを見ていると、怒りと悲しみと、そして無力感がわいてくる。アメリカという愚かな 国の愚かな行為をやめさせるにはどうしたらいいのだろう。と考えるけれども、なかなか妙案は浮かばな い。多くの国で戦争反対のデモが行われる。多くの文学者が戦争反対の声明を出す。人間の盾として戦 地に残る人もいる。それでも戦争は続行される。
 1国の、自国のことしか考えない帝国主義により、大量の殺戮が行われる。自国の兵士が捕虜になっ たり殺されたりした時は大騒ぎをするが、その何百倍ものイラクの兵士や市民が殺されても当然のこと のように言う。自国民だけが人間で、敵国の人間は虫けらのように彼らの目には見えているのだろうか。
 アメリカ国民の70%以上がこの戦争を支持しているという。彼らの考え方を変える以外にこの愚かな 行為を止める手だてはない。今目の前の戦争は止められないかもしれないが、今後繰り返されるだろう 同様の戦争を止めるためにも、彼らの意識を変えていく方策を探っていかなければと思う。ものを書く人 間は、ものを書くことで、それに応えていくよりほかにない。
 アメリカで40年近く映画を撮りながら、ついにアメリカ国籍をとらなかったチャップリンは、映画「独裁 者」の中で次のように訴えている。「人類はお互いに助け合うべきである。他人の幸福を念願として、お 互いに憎み合ったりしてはならない。世界には人類を養うだけの富がある。人生は自由で楽しいはずで あるのに、貪欲が人類を毒し、憎悪をもたらし、悲劇と流血を招いた。(中略)知識より思いやりが必要で ある。思いやりがないと暴力だけが残る」。また、「殺人狂時代」という映画の中では、「一人の人間を殺 せば殺人になる。だが数百万人の人間を殺せば英雄としてほめたたえられる。女や子供たちを虐殺す る爆弾を発明したやつは祝福される。この世界で成功するためには組織的にやりさえすればいいの だ」。
 こうしたチャップリンの言葉は今のイラク戦争にも当てはまる。ヒットラーを模した独裁者は、今のブッシ ュにだぶって見える。
 チャップリンはこうした発言によって非難を浴び、半ば追放される形でアメリカから去った。それから半 世紀が経っている。


2003年4月6日 日曜日

やっとホームページが完成。思えば長い道のりだった。作ろうと思い始めてから2年が過ぎた。最初に買 った作成ソフトは難しすぎて挫折。「かんたんNO.1」というキャッチコピーにつられて買った2本目の作 成ソフトは箱を開けないまま1年近くが経過。これでは永遠に作れないと意を決し、おもむろに箱を開け たのが今年の3月初め。1ヶ月かかって何とか完成。デザイン等既成のものを使っているのでいろいろと 不満もあるが、とりあえずスタート。これから少しずつオリジナリティのあるホームページを作っていけれ ばと思っています。ご意見等いただければ幸いです。




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