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日々のあれこれ

日々のさまざまな思いや出来事を、つれづれなるままに綴っていきます。

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2005年12月18日 日曜日

初雪
 昨日と今日、2日連続で雪が降った。朝起きるといちめんの銀世界。積雪量は15ミリほどで、去年の大 晦日の大雪(140ミリ)と比べるとわずかだが、それでも雪に包まれた町は美しい。ホッピーも1年ぶりの 雪に庭で大はしゃぎ。寒がりのくせに、足の裏は冷たくないんだろうか?
 仕事の方は詩の締切が後一つ。中高年向けの雑誌から、「中高年世代への励ましとなるような」という依 頼。もう1週間ほど考えているが、まるで何も浮かばない。雪のように詩がどこか遠くから降ってきて、僕の 中に積もってくれたらいいんだけれど。

 ─ 言っておくれ、聞かせておくれ、僕は治るだろうか
    僕の心のこの病(やまい)から?

 ─ 恋人よ、恋人よ
    雪はその白さから治らない。
         (F・ジャム、倉田清訳「エレジー 7」より)



2005年12月11日 日曜日

書評
 先日「現代詩手帖」12月号が届いた。毎年この年末号は1年間の総括としてさまざまな書評が載せられ ている。それを読んでいて、毎度のことながら思うのは、どうしてこんな詩集をこんなにも絶賛しているのだ ろう、ということである。「現代詩手帖」は言語派を支持する雑誌だから、評者の選択もそれに沿ってなされ ているのだろうけれど、それにしても、読みながら、「本当に、心からこの詩集をいいと思っているの?」と 問いたくなる書評が少なからずあった。
 人の好みはさまざまだから、自分がいいと思えないものを他者がいいと言っていてもそれは別におかしく ない。ただ偏った評ばかり載せるのは思想統制のようで好ましくない。さまざまな考え方が混在し、それを それぞれが自由に発言できる場こそ健全な場であると思うのだが、どうだろう。
 こうした中、本号における池井昌樹の次のような記述は共感できるものだった。
「(習熟を経た)それらの作品が、同時代同世代からの理解は得られても、たとえばかつての私たちのよう な詩を知らぬ少年少女たちの心を捉え得るのだろうか、という疑念もまた一方にある。いかなる習熟とも 関わりなく、詩はいつの時代もそのようなものたちの心を瞬時に鷲掴む或る糺問ではなかったか、と。(中 略)ところがいつしか真偽相俟り曖昧模糊たる業界のような混濁の中、声高に野心や戦略を標榜する詩 屋の横行する昨今、『詩って、こんなにおもしろくないものだったのかしら』という石垣りんさんの嘆息を私 はやはり思い出す」
 いろんな詩、いろんな考え方はあるけれど、自分はやっぱり自分でいいなと思える詩を書いていきたいと 思う。その評価は後の人に託すことにして。


2005年12月2日 金曜日

師走
 秋から年末にかけて、我が家に届く詩集の数が増えてくる。特にこの半月ほどは多く、1日に4、5冊届く 日もある。すぐに読み、すぐに礼状を書ければいいのだが、これだけ多いとなかなかそういうわけにはい かない。しばらく机の上に積んでおき、仕事が一段落した時点でまとめて礼状をしたためる。目下、積み上 げた本が崩れそうになってきている。そろそろ限界のような…。
 某有名詩人のA氏が、寄贈本の処理について、玄関で封筒の差出人を見、要るものと要らないものとを 分け、要らない方は封筒も開けず廃品回収に出す、というようなことを何かに書いていた。送られてくる量 が半端ではないんだろうけど、それにしてもこれはちょっとひどすぎるように思われる。僕みたいな気の弱 い人間にはとても真似できない。著者の怨念でタタリでも起きそうに思われて…(考えすぎ?)。

 月の暦も最後の1枚となった。今年もあっという間に過ぎたような…。
 年内の締切は後3つ。大学の授業は特別講義も含めて後3回。これらが済めば今年の仕事も終わり。 忙しいとはいえ、サラリーマン時代と比べたら、師走ではなく、師歩(しあるく?)程度かも。


2005年11月24日 木曜日

フリーAr<ケッ>ト 2005
 前回この欄で書いた「フリーAr<ケッ>ト 2005」に行って来た。2部屋ほどの小スペースだが、イラスト からオブジェまで、さまざまな作品があり、興味深く鑑賞することができた。拙作から想を得た新谷さんのイ ラストは「てこの原理」「扉」「夕焼け」「聖夜/天使が/空で」の4点。いずれもパステルで描かれたファンタ ジックな作品。その内の2点をご紹介します。
4作品。絵の下には詩が添えられている。 「てこの原理」 「聖夜/天使が/空で」

 仕事の方は一段落したけれど、忙しい間にたまっていた雑用があれこれとあって、まだしばらくは落ち着 かない日々が続きそうな状況です。


2005年11月14日 月曜日

お知らせ
 岡山での講演も無事に終了。懇親会ではさまざまな方とお話しができ、楽しい会でした。運営をなさった 方々は大変だったと思いますが。お疲れさまでした。
 今日はお知らせを二つほど。
@フリーAr<ケッ>ト 2005
 イラスト・オブジェ・写真・現代美術等何でもありの、フリーマーケットのようなアート展。ここにガーネットの 購読会員でもある新谷和子さんが、拙作(「てこの原理」他)に絵を付けて発表されます。
 会期:2005年11月20日(日)〜11月26日(土) 12:00〜19:00(土曜は17:00まで)
 場所:大阪市北区西天満4−8−3 千(せん)スペース TEL 06−6364−2011
 お近くの方は是非どうぞ。僕も観に行く予定にしています。
A「読売ウイークリー」
 2年ほど前にも掲載された週刊誌「読売ウイークリー」の「詩の薬箱」という欄に、再度拙作が掲載される ことになりました。作品は「いない いない」という『早く家(うち)へ帰りたい』の中の一篇。12月中旬発売の 号に掲載とのこと。書店でご覧ください。

 京都新聞・新刊詩集評(11月12日付)で取り上げた詩集は次の4冊。奥津ゆかり『玻璃蠑●(虫編に原 という漢字)(はりとかげ)』(白地社)/三井葉子『さるすべり』(深夜叢書社)/坂東里美『タイフーン』(あざ み書房)/吉田享子『空からの手紙』(てらいんく)。

 今月は後、詩の締切が一つだけ。やっと一段落といったところです。 


2005年11月7日 月曜日

講演
 11月1日、柳波賞の選考会のために群馬県沼田市へ行って来た。1年ぶりに岸田衿子さんと中川李枝 子さんに再会。お二人ともお元気そうで何より(中川さんは癌の摘出手術をされたとかで心配していたのだ が)。沼田では紅葉はまだ少し早め。今年は暖かい日が続き、例年より10日ほど遅れているとのこと。で も天気が良く、周りの山が青空に映えて、とても美しく見えた。選考会も無事に終了し、ほっと一息。
 
 今週末は岡山市で講演(「おかやま県民文化祭」)。概要は次の通り。
 日時:11月12日(土) 13:00から15:45
 会場:ピュアリティまきび  TEL 086−232−0511
 講師は僕の他、もう一人島根県松江市の田村のり子さん。
 入場は無料で、当日どなたでも入れるようです。ただし、終了後の懇親会は予約が必要。11月9日(水) までに事務局(井元霧彦方 TEL 086−943−4896)まで申し込みが必要とのこと。
 お近くの方はぜひご来場下さい。

 ガーネット47号の詳細をアップしました。ご覧下さい。


2005年10月30日 日曜日

NHKラジオ講座
 以前にご紹介したNHKラジオ講座(ラジオ第2放送)の放送日が近づいてきました。11月3日(木)午後 7時40分から8時まで。再放送は11月6日(日)午後4時40分から5時 まで。 番組では萩原朔太郎の作 品と共に拙作「食事」が解説される予定です。どうぞお聞き下さい。

 日本シリーズは阪神の4連敗で終了。うー、秋風が身にしみる…。


2005年10月28日 金曜日

ガーネット、出ました!
 ガーネットの最新号(47号)が本日出来上がってきました。今回は久しぶりに予定通りの発行で、編集者 としてはほっと一息といったところです。毎号、表紙の色を変えている本誌ですが、今回の色はちょっと意 外かも。お楽しみに!
 今号の詳細についてはまた後日、「ガーネット」の欄に掲載しますので、そちらをご覧下さい。


2005年10月23日 日曜日

ガーネットの編集完了!
 やっとガーネット次号の編集が完了しました。今月末には出る予定です。ふー、疲れた。
 この後まだ詩の締切が一つと書評の締切が一つ。さらに、群馬県沼田市での柳波賞の選考会やら岡山 市での講演会などが重なっていて、まだしばらくはバタバタした日々が続きそうです。

 昨日、ホッピーと散歩をしていてアケビを見つけました。見たことはあるけれ
ど、食べたのは初めて。種が多くて食べたという気はしないけれど、白い果肉
がほんのりと甘く、まさに野の味。皆さんは食べたことがありますか?


2005年10月12日 水曜日

新詩集『桃の花』発刊!
 遅れ気味になっていた新詩集『桃の花』がやっと出ました。今回の表紙は少しばかり中国風。新進気鋭 のイラストレーター、宇田川新聞さんの作品です。どうぞご購読を!




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