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日々のあれこれ

日々のさまざまな思いや出来事を、つれづれなるままに綴っていきます。

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2012年2月7日 火曜日

「ピッチャーどん」で盛り上がり
 昨日の夕方、柳波賞授賞式の旅から帰ってきました。授賞式前日の4日には、東京で恒例の飲み会。 秋の上京時はいろんな分野の人が集まる飲み会ですが、この2月の飲み会はここ数年、詩人を中心に した飲み会になっています。この日は神田の居酒屋で男性3人、女性2人が集まりました。7時から始ま り、気がつくと11時。詩の話はもちろん、ボクシングやダンスの話などで盛り上がりました。中でも盛り上 がったのが「ピッチャーどん」の話。と言ってもピッチャーという名の丼のことではありません。ガーネット 同人神尾和寿のエッセイの話です。Iさんがガーネットに掲載された「ピッチャーどん」はおもしろかったと 話したのが始まりでした。これは清音、濁音、半濁音(「ぱ」の類)、撥音(「ん」)、促音(「っ」)、拗音(「ゃ」 の類)、長音符号(「ー」)をそれぞれ1回ずつ使った単語を探すというエッセイで、単語は見つけられなか ったけれど、セリフならいくつか考えられると言うことで例示したのが「ピッチャーどん」。鹿児島出身のバ ッテリーがいて、ピンチに陥ったとき、キャッチャーが「おーい、ピッチャーどん」と呼びかける背景が記さ れています。ガーネット20号に掲載されていますので、興味のある方はバックナンバーを探してお読みく ださい。
 何はともあれ、こんなことを夢中になって話していたから、あっという間に4時間も過ぎてしまったのかも しれません。

 翌日は群馬県沼田市まで行き、授賞式も無事終了。豪雪を予想していたけれど、市内はほとんど雪も なく、予想外でした。でも晴れた空の遠くに、雪をかぶった谷川岳が見えて、とてもきれいでした。


2012年2月4日 土曜日

新詩集の準備
 先日書いた新詩集の準備を進めています。
 まずこの4年ほどの間に書いた中から収録作品を選び、目下、その改稿を行っています。改稿などせ ず、発表した作品をそのまま載せる人もいるかと思いますが、僕の場合、結構手直しをします。年月が 経つと、どうしてもまずいところが露わになって、直したくなってきます。少々の手直しならいいのですが、 後半部分を完全に書き換えたりするようなときもあり、そうなるともう新しい作品を作るのと変わらないほ ど苦労します。いくら直しても納得がいかない場合は、諦めて掲載を見送ります。今回もそうした作品が 数編ありました。
 出版社と詩集名も決まり、10日までには原稿を送る予定にしています。発行は7月上旬の予定。乞う ご期待。

 明日は群馬県沼田市で柳波賞授賞式があり、審査員長として出席します。このところの豪雪で新幹線 がちゃんと動いてくれるかどうか、ちょっと心配です。


2012年1月29日 日曜日

安部壽子詩集『春のいちにん』詳細
 安部壽子詩集『春のいちにん』の詳細を「空とぶキリン社」のページ内「春のいちにん」に作成しました。 作品も3編掲載しています。ご覧の上、ご購読いただければ幸いです。

 目下、自分の詩集の作成にもかかり始めました。7月ぐらいには出せればと思っているのですが、さて どうなるか。

 ガーネット次号の締切も迫ってきました。2月に入るとまたあれこれと忙しくなってきそうです。


2012年1月26日 木曜日

空とぶキリン社の新詩集―『春のいちにん』刊行!
 昨年の秋から手がけていた空とぶキリン社の新詩集『春のいちにん』が出来
上がってきました。作者は、2年前に同じく空とぶキリン社から『古典の時間』
を出した安部壽子さん。今回の詩集では、東日本大震災で被災した人々の苦
しみや悲しみを、自身の過去の記憶と重ねつつ、再生への祈りを込めて歌わ
れています。
 詳細は後日お知らせします。本体価格1,500円。 ぜひご購読を!

   春先に摘んだ
   野蒜は 仙石線の
   野蒜駅で
   こなごなの光景のなか
   
   警笛もなく
   脱線の列車は
   列車ごと持ち上がり
   野蒜の地を踏みつぶす
   野ざらしを
   残骸を
   そのままに暮らす駅です
   
   鉢に植えた
   野蒜は野蒜の真っすぐを生き
   ベランダで
   東を向き むかごをつくる
   
   なにごともなくいちにちは
   春先を過ぎてはいない
                   (「野蒜」より)


2012年1月21日 土曜日

「びーぐる」14号、刊行!
 「びーぐる」14号が出ました。今号の特集は「人と自然を愛した詩人 今こそ、岸
田衿子」です。去年の四月に亡くなった岸田衿子さんへの愛惜の思いを込めて編
みました。編集部からの依頼に応じ、さまざまな分野の方が原稿を寄せて下さい
ました。スタジオジブリの高畑勲監督、絵本作家の片山健さん、スズキコージさ
ん、童話作家の中川李枝子さん、詩人の山口洋子さん、高橋順子さん、小池昌
代さん、それに出版社の編集者、文学館の学芸員の方など、生前の衿子さんの
幅広い交遊が窺われます。
 今号の特集のメインは谷川俊太郎さんへのインタビュー。谷川さんのご自宅に伺って、衿子さんにまつ わるさまざまな話を伺いました。幼少の頃から結婚後のことまで、どの話もおもしろく、全部載せたいとこ ろでしたが、ページ数の都合で半分ほどカットせざるを得ませんでした。中には公にしにくい話もあり、こ れがまたおもしろいのですが、これもまた泣く泣くカット。でも残った部分からでも十分に衿子さんの意外 な一面が窺えることと思います。
 ほかに長男未知さんの「母のこと」や、衿子さんの風景スケッチ、思い出のアルバム、作品抄など盛り だくさんの内容となっています。衿子さんのファンの方はもちろん、そうでない方もこの機会に岸田衿子ワ ールドを知っていただければ幸いです。

 連載のフォトポエム(写真・四元康祐)、今回のタイトルは「カーニバル」。かわいくて、ちょっと怖い(?) 詩になりました。

 「びーぐる」の入手方法は「情報」欄をご覧下さい。
 目次の詳細は山田兼士さんのホームページ(14号の目次)でご覧頂けます。


2012年1月16日 月曜日

退院
 元日から入院していた母が先週の土曜日に退院しました。今日は様子を見に実家へ行ってきました。 何分高齢なので、完全に快復というわけにはいきませんが、まずまず入院前に近い状態だったので安堵 しました。ただ血圧の下が28と聞いて、びっくり。心臓の病気とはいえ、ちょっと低すぎるような。僕の高い 血圧を分けることができたらなあと、思わず思ったことでした。
 何はともあれ、ご心配いただいた方々には、この場を借りて退院のご報告とさせていただきます。


2012年1月13日 金曜日

歌会始
 昨日の朝、テレビを付けたら、宮中の歌会始の模様が流れていました。今年のお題は「岸」。厳かな雰 囲気の中、一般入選者、選者、皇族方の歌が次々と詠み上げられていきます。今年はやはり震災にち なんだ歌が多くみられます。やがて皇后美智子さまの番になりました。詠み上げられた歌を聞き、やはり うまいなあと感心させらました。前から思っていたことですが、美智子さまは単に皇族の中でということで はなく、プロの歌人に引けを取らない一級の歌人であると思えます。まど・みちおさんの詩を英訳されたり しているだけあって、詩歌に造詣の深い方なのでしょう。
 今回の御歌は次のようなものでした。

   帰り来るを立ちて待てるに
   季(とき)のなく
   岸とふ文字を
   歳時記に見ず

 ここには詩に必要な「発見と飛躍」が見事に内包されていると思えます。

 他には次のような歌に惹かれました。

   海原をすすむ和船の遠き影
   岸に座りてしばし眺むる
          (高円宮家三女絢子さま)
 
   舫(もや)ひ解けて静かに岸を離れゆく
   舟あり人に恋ひつつあれば
          (選者・永田和宏氏)
 
   しほとんぼ追うて岸辺をかける子ら
   つういつういと空はさびしい
          (一般入選者・山地あい子氏)

 永田和宏さんの歌からは亡くなられた歌人で奥様である河野裕子さんへの思いが伝わってきます。召 人として辻井喬さんも出られていましたが、本名の堤清二の名で詠み上げられていたのでちょっとびっく り。歌会始は本名でなければならないという決まりでもあるのでしょうか?


2012年1月12日 木曜日

写真の差し替え
 以前に紹介した某新聞社の就活サイトですが、掲載された写真が老けて見えると嘆いていたところ、イ ンタビュアーの方が気を遣って写真を差し替えてくださいました。まあ、元が元ですから急に美男に変身 するわけでもないのですが、前の写真よりは幾分マシに映っています。どちらにしても自分の顔が公衆の 面前にさらされる恥ずかしさに変わりはなく、できればスルーしたいところですが、せっかく気を遣って差 し替えてくださったので、ここに改めてそのサイトを紹介したいと思います。朝日新聞の「就活のヒント」 いうサイトです。興味のある方はご覧ください。

 4日連続の外出が終わり、しばらくは家でのんびりとできそうです。


2012年1月11日 水曜日

750回大遠忌法要
 今日は京都の西本願寺へ行ってきました。今年は宗祖・親鸞聖人の750回忌ということで、9日から16 日まで盛大に大遠忌(だいおんき)の法要が行われています。大遠忌というのは50年毎に行われる特別 な年忌法要を指してそう呼ばれています。
 同寺の機関誌に詩を連載している縁でお招きを受け、参列させていただきました。4年前にも一度参列 し、これで二度目です。
 重要文化財となっている御影堂(ごえいどう)での法要は千人近く(?)の人が参列し、荘厳さを感じさせ るものでした。ただ、暖房設備などはないので、かなり冷え、一時間半ほどの法要は俗人のこちらには 少々つらいものがありました。
 法要の後、前回と同様、書院でお斎(おとき)を頂きました。一汁三菜の精進料理で、中でも白味噌の 汁は冷えた体にとても美味しく感じられました。
 帰りには国宝の飛雲閣の庭も見学することができ、貴重な時を過ごすことができました。

お斎 書院でお斎を頂く 門前町のキャラクター
「おりんちゃん」


2012年1月10日 火曜日

「びーぐる」編集会議と忘れ物
 昨日は「びーぐる」の編集会議がありました。大阪市内の居酒屋に編集同人3人が集まり、まずは次号 (14号)の校正を行い、その後は15号や16号の特集の予定まで話し合いました。これで16号までの特集 はほぼ決定。5年目に向けて順調な航海を続けています。
 ところで、昨日は居酒屋にマフラーを忘れてきてしまいました。飲み屋ではよく忘れ物をします。「びーぐ る」も時々は振り返って、何か忘れ物がないかチェックした方がいいかもしれません。

 今日は大学の講義があり、明日は早朝から京都まで出かける予定です。新年早々4日連続の外出。 今年は何だか忙しくなりそうな予感がします。




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