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日々のあれこれ

日々のさまざまな思いや出来事を、つれづれなるままに綴っていきます。

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2013年11月3日 日曜日

萩原朔太郎記念「小学生の詩」表彰式&取材
 昨日は第2回萩原朔太郎記念「小学生の詩」表彰式が大阪・八尾市でありました。選考委員であるび ーぐるの山田さん、細見さんと共に参列し、講評のスピーチをしました。受賞したこどもたちが登壇するた び、へえ、この子があの詩を書いたのかと、意外に思ったりしながら子供たちのちょっとはにかんだよう な顔を見ていました。
 低学年の部でグランプリとなった岡本惺成(おかもと・せな)君(1年生)の詩を紹介します。

       いのち

   がっこうに ともだちいっぱいで
   いえに きんぎょとめだかがいるよ
   どうろでかえるがしんでたよ
   
   おかあさんの おなかにおんなのこのあかちゃんがいるよ

 たった5行の詩ですが、生と死を対比してとらえた素晴らしい詩だと思います。

 式は1時間ほどで終わり、その後、梅田に移動して、某新聞社の取材を受けました。取材内容は今月 17日に行われる篠山市でのイベントについて。主催者でもある細見さんも加わって、1時間ほどあれこれ 話をしました。
 その後、まだ日は明るいけれど、近くの居酒屋へ記者(女性)の方も含めて3人で飲みに行きました。3 人とも酒豪なので、食べるよりほとんど飲んでばかり。地酒が1杯300円で、細見さんは安い安いと感激し きり。安さにつられて(?)3人ともかなり飲みました。3時間ほどでお開きにして、帰ろうと思ったら、記者 の某女子がカラオケに行きたいと言い出したので、近くのカラオケ店へ。ここでまた1時間ほど。某女子 はもうかなり壊れかけていたので、細見さんとふたりで両側から支えつつ、駅へと向かいました。途中の 駅で女子とは別れたけれど、彼女、ちゃんと家まで帰れたかな?
 あれこれとあったけれど、なかなか楽しい1日でした。


2013年11月1日 金曜日

空とぶキリン社の新詩集―やまもとあつこ『ぐーらん ぐー』刊行!
  8月から手がけていた空とぶキリン社13冊目の詩集『ぐーらん ぐー』が出来上
がってきました。作者はガーネットの同人でもあるやまもとあつこさん。
  6年ぶりとなる第3詩集です。前作『まじめなひび』からさらに進化&深化した世
界が展開されています。
  表紙画は前作と同じ吉田尚令さん。
  詩集の詳細は後日お知らせします。とりあえず表題作を御一読ください。
   (右の表紙画像をクリックすると拡大してご覧いただけます)


      ぐーらん ぐー
                  やまもとあつこ

昼間の電車は
座席がゆったりとうまる密度で
出発した

はじめは
みんな起きていたはず

頭が 一人 二人 と
ゆらゆらしてきた
三人 四人
となりの人も揺れだして
その頭をよけるため
体をよじらせてみるが
目を閉じてしまったほうが
らくな気がして
まぶたをおろす

日差し ぽかぽか
ほどよい 揺れが

 ぐーらん ぐーらん
 ぐーらん ぐー

降りる駅の一つまえで
きっちり目が覚め
頭をあげる

車内は誰も起きていない
みんなの頭が
ならんでつながれ
同じ揺れ方で

 ぐーらん ぐーらん
 ぐーらん ぐー

どこか知らないところへ
連れていかれる日が
きたようでした


  ガーネットの方は、表紙の印刷時にトラブルが発生したとのことで、納期が1日遅れ、3日(日)に届くこ とになりました。読者の皆様には6日(水)までにお手元に届くかと思います。今しばらくお待ちいただけ れば幸いです。


2013年10月30日 水曜日

柳波賞から帰ってきました
 28日(月)は柳波賞選考会のため早朝に家を出て、12時過ぎに上越新幹線の上毛高原駅に着きまし た。台風一過の晴天。駅から沼田市内に向かう車の中から雪をかぶった谷川岳がきれいに見えました。 こんなにいい天気はほんとうに久し振り。まさに秋晴れと言うにふさわしいお天気でした。
 選考会はいつものように中川李枝子さん、岡田芳保さんと3人で行いました。1時間半ほどかけて無事 に終了。柳波賞のほか、優秀賞、佳作など、1次選考を通過した約100篇の中から合計16篇を決定しま した。
 終了後、中川李枝子さんと東京へ向かう新幹線の中で話をあれこれ。中川さんはつい先日、菊池寛賞 を受賞。サザンオールスターズと一緒の受賞でしたね、と言ったのですが、中川さんはサザンオールスタ ーズをよくご存じないようでした。今年数えで80になるとおっしゃる方には無理もないかもと。
 夜は新宿でいつもの飲み会。参加者は7名。常連組は今回都合の悪い人が多くて2名。ほぼ新規参加 の人が4名。それでも作曲家、出版編集者、歌人、詩の伝道者(?)、詩人など多彩な顔ぶれで、大いに 盛り上がりました。7時から始まり、気がつくと11時。名残を惜しみつつ散会しました。
 今回も慌ただしいけれど、楽しい旅になりました。


2013年10月25日 金曜日

ガーネット、編集完了!
 ガーネット次号(71号)の編集が完了し、版下を入稿しました。
 土・日をはさむためいつもより2日ほど遅れ、仕上がりは11月1日(金)、届くのは翌2日(土)になる予定 です。何とかぎりぎり発行日に間に合い、ホッとしています。読者の皆様には11月5日頃お手元に届くと 思います。お楽しみに!

 びーぐるの方は読者に届き始めたようで、その感想がちらほら返ってきています。フォトポエムも「詩歌 の植物」もそれなりに好評で、ホッと胸をなで下ろしています。
 先日書き忘れましたが、今号は表紙を一新しています。これは山田兼士さんの発案による変更で、こ ちらも新鮮な感じがすると好評です。

 この後、来月半ば締め切りのエッセイがひとつ、柳波賞の選考会、篠山のイベント、空とぶキリン社新 詩集の制作等が続き、まだもうしばらくは忙しい日々が続きそうです。


2013年10月21日 月曜日

「びーぐる」21号、刊行!
  「びーぐる」21号が出ました。今号の特集は「新鋭気鋭の詩人たち」。詩人のほか、短歌、俳句のこれか らを担っていく人たち38名の作品を掲載しています。最前線の作品を通して、刺激を受けることも多々あ るのではないでしょうか。
 びーぐる5周年を記念してアンケートも組んでいます。こちらはびーぐるのこれまでとこれからについて 13名の方から回答をいただきました。
 今号の拙作はフォトポエムと「詩歌の植物」の2つ。
 フォトポエムのタイトルは「悠久のほとり」。宇宙を舞台にしたものですが、今回はこのタイトルを決める のにずいぶんと悩みました。原稿を送った後に1回、そして入稿ギリギリになってからもう1回変更し、最 終的にこの「悠久のほとり」になりました。タイトルで悩むなんて滅多にないことです。最終回なので気負 いもあったのかもしれません。何はともあれ、掉尾を飾るものになったかどうか、読者の判断にゆだねた いと思います。
 「詩歌の植物」のタイトルは、「白いコウホネ?−『海潮音』の植物」。読者からの質問に答える形で書い たものです。ミステリー小説の謎解きのようなおもしろさがあるのではと自負しているのですが、さてどう でしょうか。

 「びーぐる」の入手方法は「情報」欄に記しています。
 目次の詳細は山田兼士さんのホームページ(21号の目次)をご覧ください。


2013年10月19日 土曜日

「小学生の詩」コンクール選考会
 昨日、大阪・八尾市内で「小学生の詩」コンクールの選考会がありました。これは「萩原朔太郎記念とを るもう賞」の一環として始まったコンクールで、対象は地元八尾市内の小学生。900点超の応募作品から 1次選考を終えた50点ほどを審査し、低学年の部・高学年の部、それぞれグランプリ1点と佳作5点を決 めました。
 終了後、近くの料理店で打ち上げをしました。選考委員3人と事務局の人ひとりの計4人。飛騨牛のす き焼きをいただきながら、ビールと熱燗を飲みながら、あれこれと話をして2時間ほどでお開き。授賞式 は11月2日(土)。この日のために講評を書く仕事がまたひとつ増えました。ふーっ。

 ガーネットの方は校正がみな戻り、編集の最後の追い込みに入っています。23日までに終われば何と か発行予定の11月1日に間に合うのですが…。「びーぐる」次号に向けての作業などもあって、ちょっと厳 しいような…。
 「びーぐる」と言えば、先ほど最新号(21号)が発行所から届きました。これについてはまた後日。

 再来週には柳波賞の選考会があり、群馬県の沼田市まで出かけます。
 まだ当分、バタバタと仕事に追われる日々が続きそうです。


2013年10月17日 木曜日

里山でのイベント
 11月17日(日)、篠山市で行われるイベントに出演します。イベント名は「里山にひびく 歌から詩へ 詩 から歌へ」。会場は「篠山チルドレンズミュージアム」(通称チルミューと言うらしいです。なんかチェルシー みたいですね。と言っても知らない人が多いかな?)。廃校になった小学校を改装した施設とのことで、 最寄りの駅(JR篠山口)から車で30分ほどかかるとのこと。本物の里山ですね。
 篠山は「びーぐる」の編集同人・細見和之さんの地元で、今回のイベントは彼からお誘いを受けました。 細見さんとの対談や子供たちとのワークショップ、さらに最後はコンサートまであるという盛りだくさんの内 容です。コンサートは、最初、細見さんのバンドだけの予定だったのですが、僕の自作曲の紹介もしたい ということで、いつのまにか僕も子供たちと一緒に歌うことになりました。そこで久し振りにギターでその曲 を歌ったら、高い音が全く出ない。年のせい? 困ったな、子供たちに歌の指導をしなければならないの に、どうしよう、と目下頭を悩ませています。まあ、練習するほかないわけですが、1ヶ月で声が出るよう になるだろうか?
 子供たちと一緒に歌う曲は「草笛の唄」。26歳のときに作った歌です。「きいちの音楽室」にアップしてい ますので、よかったら聴いてみてください。

 歌はともかく、秋空の下、楽しい1日になればいいなと思っています。
 イベントの詳細は、こちらのサイトをご覧ください。


2013年10月13日 日曜日

ラースと、その彼女
 このところガーネットの編集をはじめ、細々とした仕事で時間に追われている状況ですが、そのわりに 映画をよく観ています。最近観たのは「しあわせのパン」「探偵はBARにいる」「海を飛ぶ夢」「ラースと、そ の彼女」の4本。どれもいい映画でしたが、特に「ラースと、その彼女」に惹かれました。対人関係、特に 女性が苦手な26歳の青年(には見えませんが)ラースがネットで買ったラブ・ドールに恋をするというお 話。「空気人形」と同じような設定ですが、こちらの人形は動きません。でもラースの目には彼女が生きた 人間として映っています。周囲の人たちも最初は驚きますが、ラースに合わせて彼女と接します。やがて 二人は町の人たちにとって大事な存在となっていきます。
 見終わった後、ジム・キャリーの「トゥルーマン・ショー」を思い出しました。どちらも主人公だけが真実に 気付いていないという点で同じなのですが、「トゥルーマン・ショー」が人工的に作られた虚構の世界で主 人公が孤立しているのに対し、「ラースと、その彼女」の方は、周囲が主人公の虚構の世界に同化してい くという点で、ある意味逆パターンの映画だとも言えます。
 興味を持たれた方はご覧ください。

 空とぶキリン社の新詩集が校了し、印刷にかかりました。今月下旬にはできあがってくる予定です。さ らに1冊、制作依頼が入っています。こちらは来年春頃の発行になりそうです。


2013年10月9日 水曜日

びーぐる編集会議
 昨日は山田兼士邸で「びーぐる」の編集会議を行いました。山田・細見・高階の3名で、まずは次号の 校正から。これは特に問題もなく30分ほどで終了。そのあとは次々号の編集会議。この号の特集は僕の 担当なのですが、なかなかテーマがまとまらず苦戦しました。それでも何とか前日の午前3時半頃までか かってまとめ上げ、それを二人に提案しました。特に異議もなく了承され、ホッと肩の荷が下りました。
 そのあとはおいしいお酒と食事をいただきながら今後の企画をあれこれ。かなり奇抜な案も出ました が、果たして実現できるかどうか。
 何はともあれ、新鮮なお刺身と、滅多に口にできない松茸までよばれ、日本酒のメータもどんどん上が り、かなり酔ったようです。前夜の寝不足も重なり、電車の中では熟睡。最寄り駅まで一緒の細見さんが いなければ、寝過ごしてとんでもないところまで行っていたかもしれません。
 これでびーぐるの方はひとまず完了。これからガーネットの編集に集中するつもりです。


2013年10月7日 月曜日

心の詩 40
 拙作を収めたアンソロジーが刊行されました。タイトルは「中学生に贈りたい 心の詩 40」(PHP研究 所)。谷川俊太郎、杉山平一、まど・みちお、新川和江など現代詩人の他、さくらももこ、みつはしちかこ などの漫画家、甲本ヒロト、坂井泉水など歌手の詩も収められています。拙作は「水ぬるむ」。御一読 を。

 台風が近づいているようですが、今日は穏やかな秋晴れの空が広がっています。ガーネットの仕事に 追われつつ、ときおり遠くを眺めたりしています。どこかに遊びに行きたいな。




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