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日々のあれこれ

日々のさまざまな思いや出来事を、つれづれなるままに綴っていきます。

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2014年8月5日 火曜日

初めての外食
 昨日は知人と会うために梅田に出ました。久し振りの外出です。会うなり、「すごくやせたね」と言われま した。それもそのはず、入院前と比べると4kgほどやせました。ここ10年来の平均的な体重は64kg前後な のですが、今年に入ってから風邪やインフルエンザ、下痢など、いろんな病気に見舞われたせいか、入 院前には61kgまで落ちていました。そこから4kg落ちなので、現在の体重は57kgちょっと。退院してからも なかなか体重が戻りません。これはやはり食事制限が影響しているのかもしれません。
 出っ張っていたお腹がへっこんだのはいいけれど、ジーパンがぶかぶかになり、ちょっと不格好。でも まあ、食事制限がなくなり、お酒も飲めるようになったら、すぐに元に戻るような気がします。
 昨日は退院後初めての外食です。お酒も飲まず、注文する料理にも気をつけつつ、2時間ほど会食し ました。辛いものや油ものがダメとなると、選択の幅がかなり狭くなってきます。お刺身を食べたいと思っ たけれど、ワサビがダメと気がつき、断念しました。ワサビのない刺身というのは気の抜けたビールを飲 むようで、それならいっそ食べない方がマシだと思えたのでした。
 何はともあれ、後2週間ほどじっとガマンです。

 ここ数日、涼しい日が続いています。雨や曇り空が続き、何だか梅雨に逆戻りしたようです。こんな夏も 珍しい。8月に入ったと思ったら、もう後2日ほどで立秋です。病み上がりの身に涼しいのはありがたいけ れど、もう秋かと思うと、ちょっと淋しい気もしてきます。


2014年8月1日 金曜日

J.ブレル「孤独への道」
 ガーネットの「詩集から」において、詩集が出るたびに感嘆しつつ紹介している赤木三郎さんから先日、 1枚のCDをいただいた。タイトルは「J.ブレル その愛と死 孤独への道」。歌手は藤田順弘さんで、副 題には「赤木三郎訳詞による」と記されている。つまり赤木さんが訳したJ.ブレルの歌を収めたCDという わけである。
 J.ブレルってどんな歌手だろうと思って調べると、次のように記されていた。
「(1929年4月8日−1978年10月9日)ベルギーで生まれフランスで成功したシャンソン歌手、作詞作曲家。 その作詞の素晴らしさから詩人とも評された人物。」(ウィキペディアより)。シャンソン歌手といえば、越 路吹雪とエディット・ピアフぐらいしか頭に浮かばない自分だけれど、知ってる人からすれば超有名なシャ ンソン歌手なんでしょうね。
 藤田順弘という方も今回初めて知ったけれど、とても歌詞を大切に歌っている歌手という感じがしまし た。ひとつひとつの言葉が胸に強く伝わってきます。
 冒頭の「孤独への道」の歌詞を少しだけ引用します。

  シャリーブ
  待ってくれ いつ明日が今日になってゆき
  どこで今日が消えて わからなくなってゆくのか 教えてくれ
  シャリーブ
  待ってくれ なにがわたしをこんなところにしばりつけているのか
  シャリーブ
  ちょっと待ってくれ あの自由はどこできらめく?

 退院からちょうど1週間が経ちました。胸の痛みもだいぶんマシになってきました。お酒やタバコはもち ろん、うっとうしい食事制限にも何とか耐えています。明日で手術から2週間。もうそろそろコーヒーぐらい はいいかなと思っています。あまりがんじがらめに抑えつけるのも精神的に良くないかなと(勝手な解釈 かもしれないけれど)思えるので…。


2014年7月27日 日曜日

「びーぐる」24号刊行
  入院中に「びーぐる」24号ができあがってきました。今号の特集はこの1月に
亡くなった三井葉子さんを追悼する「三井葉子の世界」。論考、エッセイ、追悼
詩から成っています。もうひとつ、「第4回萩原朔太郎記念とをるもう賞」の発
表も行っています。今回の受賞者は『鹿ヶ谷かぼちゃ』の林美佐子さん。僕も
推していた詩集だけにうれしい限りです。
 今号の拙作は、三井さんへの追悼エッセイと「詩歌の植物」の2つ。
 「詩歌の植物」のタイトルは、「種はなくてもタネはある」。種なしスイカや種な
しブドウの作り方について記しています。御一読を。
 「びーぐる」の入手方法は「情報」欄に記しています。
 目次の詳細は山田兼士さんのホームページ(24号の目次)をご覧ください。

 退院2日目。体調はまずまずです。まだ飲み物や食べ物をいっきに喉に流し込んだりすると、胸に痛み が走ったりします。これも少しずつよくなっていくと思います。それにしても実際に痛みを感じているのは 食道のはずなのに、それが胸の痛みとなって感じられるのはおもしろいことだと思えます。内臓の痛みと いうのは、直接脳では感知できないのかもしれません。今日は膵臓が痛いとか胆嚢が痛いとか言うこと は、日常ありませんものね。


2014年7月25日 金曜日

退院しました
 今日の午後、退院しました。
 5年前より食道癌の範囲が広く、おまけに胃にまで癌が見つかったので、今回は10日以上の入院にな るかもと覚悟していたのですが、当初に渡されたスケジュール表どおり退院できることになり、ホッとしま した。
 入院中の様子については、笹野店長がブログで随時書いてくれていたのでご存じの方も多いかもしれ ません。まあ、だいたいあんな感じでした。手術もうまくいき、体調も良かったのですが、術後3日間の絶 食はこたえました。また、夜、眠れないのもつらいことでした。お酒を飲めればなあと、悶々と寝返りを打 ちつつ何度も思ったことでした。
 無事に退院できましたが、まだしばらく食事制限が続きます。お酒はもちろん、カレーやコーヒーなど刺 激の強いものはダメ。酢の物もダメ。油ものもダメ。その他もろもろ細かい規制があります。まあ、食に はこだわりのない方なのであまり苦になりませんが(作る方は大変だと思いますが)、コーヒーまでダメと いうのはちょっとつらいところです。でもこれも2週間から1ヶ月間のこと。
 ほかにも2週間に1度ぐらいの割で、内視鏡による食道患部への注射をしに病院へ行かなければなり ません。これは手術によって食道が細くなるのを防ぐための注射のようです。こちらは2ヶ月ほど続きま す。病院は今回入院した岸和田ではなく、近場の神戸大学病院でやってもらえることになり、助かりまし た。
 5年前と比べると、術後の治療もいろいろと大変ですが、それだけ今回の手術の規模が大きかったと 言うことでしょう(手術に3時間ほどかかりました)。
 約1ヶ月、お酒が飲めるようになるまでひたすらガマンすることにします。ちなみに、タバコの方は入院 以後吸っていません。このまま禁煙できればいいのですが…。

術後4日目の朝ご飯 持って行ったノートパソコン 部屋の様子
ピアノ仲間の二人が今回も
お見舞いに来てくれました。
病院の窓から見た風景
(海側)
病院の窓から見た風景
(山側)前の緑は中央公園


2014年7月17日 木曜日

明日は入院
 いよいよ入院が明日になりました。今日はいろいろと持っていくものの準備をしています。カメラに携 帯、ヘッドフォーンにCD、歯ブラシに着替え…などと詰めていると、何だか旅行にでも行く感じです。ちょ っと長めの旅行と思えば、退屈な入院生活も何とか耐えられそうに思えます。お酒もおいしい料理も出な い宿ではありますが。
 手術は明後日の19日(土)。5年前の経験からすると、1時間ぐらいで終わると思います。病院は大阪 府の南部、岸和田徳州会病院です。
 ノートパソコン用にモバイルルータをレンタルしたので、メールを送受信したり、ネットを見られたりもし ます。もし何か用事があるときはメールを下さい。用事がなくても、メールをもらったらうれしいかも。
 ホームページの更新もしようと思えばできるのですが、面倒なので、退院までしないかもしれません。入 院中の様子については、空とぶキリン・ネット書店の笹野店長が随時、サイト内のブログ「とぶりん店長 日記」で書いてくれると思うので、よかったらそちらをご覧下さい。
 入院は1週間から10日の予定。それでは退院まで、みなさん、ごきげんよう。


2014年7月15日 火曜日

ドイツ優勝!
 昨日は予定通り早く起き、W杯優勝決定戦をテレビで観戦しました。試合は優勝決定戦にふさわしい白 熱したゲームになりました。どちらかと言うとアルゼンチンの方が押し気味だったけれど、延長戦後半、ド イツの一発が試合を決める貴重なゴールになりました。入った瞬間、早朝にもかかわらず、ヤッターッ! と思わず叫んでしまいました。優勝予想通りの結果になり、大満足。早く起きて観戦した甲斐がありまし た。でも、その後は寝不足で一日何だかボーッとしてましたが。

 今日は大学の前期最後の授業。通常ならあと2回ありますが、入院のため今日でおしまい。授業の最 後は、「みなさん、よい夏休みを」と言って締めくくりました。女子学生からちょっとうれしくなるような言葉 をもらって、にやけながら帰ってきました。


2014年7月13日 日曜日

ナンパ禁止マスク
 癌で入院・手術することを発表して以来、たくさんの方からお見舞い状をいただいています。中には金 品を送って下さる方もあり、恐縮しています。
 有名神社の厄除けのお守りや「健康回復新茶」、フクロウの飛び出す立体グリーティングカードや絵葉 書(フクロウって病気快癒に効くのかな?)、漢方医学の資料などのほか、変わったところでは、「煙水 晶」というものを送ってくださった方もいます。これは何だろうと調べたら、「手術後の回復、精神の安定」 などの効用があると書かれていました。
 手作りのかわいいマスクを送ってくださった方もいます。入院するのになぜマスクなんだろう? 病院で ほかの人から病気をうつされないようにということかな? と考えていたら、送り状の隅の方に小さく、「か んごふさん なんぱ きんしマスク」と書かれていました。僕が病院で看護婦さんをナンパしないようにと の意味だったようです。これには笑えました。そんな元気があればいいんですけどねえ(笑)。
 何はともあれ、皆さん、お気遣いありがとうございます。

 明日の早朝(4時から)、W杯の優勝決定戦があります。優勝すると予想していたドイツが順調にここま で勝ち上がってきました。これは見なくてはなりません。今夜は早く寝て、観戦するつもりです。でも、4時 前に起きられるかなあ。


2014年7月10日 木曜日

声のスケッチ
 1月17日にこの欄で「びっくり砂絵」として紹介した中ムラサトコさんと田村祐子さんの歌と砂絵のコラボ がDVDになりました。タイトルは「声のスケッチ」。全6作収録されていて、幻想的なもの、シュールなも の、郷愁を誘うものなど、それぞれに異なった味わいがあります。中でも「ツーレロ節」は浮世絵の世界 が描かれていて、ちょっと意表を突かれました。「今年のはじめもあんたと一緒 さしつさされつほがらか に ほがらかに 四十路女とお寺の鐘は つけばつくほどよく響く よく響く」というような歌詞です。
 ぜひ入手して聴いてみてください。
 前回も紹介しましたが、1曲だけ公開されている作品を再度リンクします。「Long winds ago (遠い風)」


2014年7月7日 月曜日

バナナボートから九月になれば
 後2、3日考えてできなければパスするかも、と言っていた詩ができました。一昨日(5日)編集部に送 り、何とか間に合いました。
 最初書いていた詩はバナナの出てくる詩なのですが、どうしても途中から先が進まずに苦戦。そんな時 ふっと昔流行った「バナナボート」という歌が頭に浮かび、何かヒントにならないかとユーチューブでその 歌を聴いていました。「レーオ イテテ イテテ」と始まる歌で、こどもの頃よく「レーオ 痛てて 痛てて」と 日本語に置き換えて歌っていました。
 この歌を聴いていたら、ほかにも懐かしい歌が聴きたくなってきて、PPMの「パフ」や「悲惨な戦争」など を聴いていると、その横の一覧にブラザース・フォーの歌が何曲か出てきました。
 その中に「Try to Remember」というあまり聞き慣れない曲があり、これをクリックして聴いていたらバナ ナとは違う詩が浮かんできたのでした。歌の出だしは「Try to remember the kind of September…」とい う歌詞。「9月にあったいろんなことを思い出して…」と、別れた恋人に切々と訴えかける歌です。
 ここから「九月になれば」というタイトルの詩ができました。歌同様、ちょっとセンチメンタルな詩になった きらいはありますが、とりあえずできてホッとしました。
 ギリギリ切羽詰まると、やさしいミューズはいまだ見捨てずに下りてきてくれるようです。


2014年7月3日 木曜日

ガーネット73号、詳細 
 ガーネット73号の詳細(目次)を作成しました。「ガーネット最新号」の欄に記していますのでご覧下さ い。
 表紙の配色は失敗したと書きましたが、地の水色自体は「さわやかで素敵」と言ったような感想が多く 返ってきています。選んだ愚妻に聞かせたら、「ほらね」という自慢げな声が返ってきそうです。ところで、 今回の絵は皆さんにはどんなふうに見えたでしょうか? 僕には「頭巾をかぶった少女がラッパを吹く姿」 に見えるのですが、どうでしょう?

 入院が昨日か今日ぐらいかと想定して、いろいろ前倒しで準備をしてきたのですが、18日に延び、今は 何だか気が抜けたような感じです。
 締め切りに間に合わないからパスしようと思っていた詩を今は考えています。締め切りはもう過ぎてい ますが、1週間ぐらいなら大丈夫かなと思って。後2、3日でできなければ結局パスすることになりますが …。




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